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計画中の道の駅 岐阜県 各市町村の対応状況

【2024年4月改定】岐阜県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。

(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。 各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、 本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)

記号の説明:
 ◎ : 建設中
 ○ : 具体的に計画中
 ▲ : 検討中
 △ : 調査・研究中
 - : 否定、又は具体的な検討なし

(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
安八町
0
2017年3月の町議会で名神高速道路安八スマートIC付近に道の駅設置を含めた市街地化計画を明らかにし、2018年度の予算にスマートインター周辺整備費として3984万円が計上された。その後、町議会で道の駅に関する議論は行われていないが、安八町の議会だよりには過去の一般質問に対するその後の状況をフォローするコーナーがあり、「道の駅は出来ていない。他の施設、機能と連携を図り町の産業振興など相乗効果を期待できる体制を築きたい」と道の駅断念を報告している。(2020年5月発行の議会だよりより)
池田町
1
既存の道の駅「池田温泉」は2022年2月にリニューアル。1996年に開業した温泉(道の駅登録は2011年)だが、開業27年目の2023年1月に総入浴者数1200万人を達成した。2021年度の道の駅利用者(温泉利用者は別集計)は27万6千人。温泉利用者はピーク時(2003年)の64万人から毎年減少を辿っており、補助金のおりる2028年以降に全面的な施設改修を検討している。(2022年3月町議会の議論より)
揖斐川町
3
2021年度の町内の3つの道の駅の来客者数は「星のふる里ふじはし」が21万1千人、「夜叉ヶ池の里さかうち」が3万5千人、「夢さんさん谷汲」が2万人。2023年度内に国道417号線冠山峠トンネルが開通予定で、福井県側からの集客が見込まれる。議員より「星のふる里ふじはし」のリニューアルが提案されているが、町側は明確な回答は行っていない。(2021年12月町議会の議論より)
恵那市
3
市西部の瑞浪バイパス(国道19号線バイパス)沿いの武並地区に道の駅設置を計画中。この構想は元々は2012年12月の市議会で明かされたものだが、その後、10年間は全く進捗無し。2022年度の予算に道の駅関連の予算が計上され、ようやく実現に向けて動き出した。2023年11月からは3ヵ月おきに道の駅検討委員会が開催されている。
大垣市
0
大垣西IC周辺に道の駅設置を検討中。2022年度予算に大垣西インターチェンジ周辺土地利用可能性調査事業が計上された。また、同年に民間事業者のニーズを把握するためのサウンディング型市場調査を実施。回答があった36社の内、16社がこの地域への進出に前向きな回答を得ている。市長は2022年9月の市議会で「選ばれるまち大垣を実現するための重要施策として取り組む」と答弁している。
大野町
1
2017年4月に登録された道の駅「パレットピアおおの」は2018年7月にオープン。場所は東海環状自動車道大野・神戸IC付近。2014年度重点道の駅に選定されている。2021年度の来客者数は38万4千人と好調。今後も更なる魅力向上と道の駅を中心とした地域振興を図っていく方針。(2022年6月町議会の議論より)
海津市
2
市内の2つの道の駅の2021年度の来客者数は「クレール平田」が44万2千人、「月見の里南濃」が40万8千人。過去、「クレール平田」に関してはオープン当時に積み上げた1億円の基金が2千万円を切る等、経営の危機に瀕したが、コロナ禍期間に入って堅調な数字を残している。「月見の里南濃」に関しては防災拠点化を目指す方針。(2021年12月市議会の議論より)
各務原市
0
以前より市南部の木曽川に面した前渡西町地内に一部の議員、住民から道の駅設置の要望があったが、2021年度に該当地域の公園整備が事業化され予算化された。ただ、2022年3月に開催された建設水道常任委員会の場で市側は「これは公園事業として行っているので道の駅は想定していない」と答弁している。
笠松町
0
笠松競馬場近くの三角駐車場とみなと公園に防災とにぎわい機能を持った中核施設整備を検討中。2019年度の国土交通省先導的官民連携支援事業に応募し、2020年度に調査結果が国土交通省のホームページに掲載されている。この調査結果には「道の駅にする」という文言は無いが、類似施設として道の駅を挙げており、施設利用者の見積もりにも道の駅の立寄率を用いている。町議会で町側は答弁の中で一度も「道の駅」という言葉を使っていない点は気になるが、道の駅に登録される可能性は十分にありそう。(2021年9月町議会の議論より)
可児市
1
既存の道の駅「可児ッテ」の2021年度の利用客は21万4千人。市議会では道の駅に関する議論は殆ど行われておらず、経営上における問題点は特に無なそう。
川辺町
0
2017年6月の議会で町長は「町南東部の比久見地区の工場跡地を買い取り、道の駅、交流センター、ボート関係者の宿泊施設等を建設したい」と発言していたが、2017年12月の議会でこの発言を撤回。「維持コストが高額なものは現時点では大変難しい。工場跡地は年に数回借りる形でイベント等を実施したい」と答弁している。その後、道の駅用としていた工場跡地は民間企業に売却され、道の駅計画は断念という形で終結している。
北方町
0
北方町では町東部の曲路2~4丁目を広域交流拠点と定めて防災施設を兼備した商業施設の設置を計画している。一見、防災道の駅設置計画に見えるが、町側は「今、計画しているものは道の駅というものは全く考えていない」と道の駅設置を否定している。(2019年12月町議会の議論より)
岐南町
0
2015年9月の町議会で議員より道の駅設置の提案があったが、町長は「道の駅は非常に魅力のある施設」としながらも、適地が無いことから「道の駅に拘らなくても良いと思う」と答弁。その後は町議会などで道の駅設置に関する議論は行われていない。
岐阜市
1
既存の道の駅「柳津」は市町村合併前の旧柳津町が設立した道の駅だが、経営不振により税金(指定管理料)が投入されていることに対して他地区の住民からの反発を招いている。2018年9月の市議会で議員からの廃止提案に対して、市側は「検討する」と回答したが、今のところ廃用にはならない見通し。また2017年9月の市議会で岐阜ファミリーパークの更なる活性化のために道の駅登録を検討する議論が行われたが、その後は特に道の駅登録に向けた動きは見られない。
郡上市
8
郡上市は2004年3月に7町村の合併より生まれた市だが、旧八幡町のみ道の駅が設置されていない。議員より旧八幡町の相生地区(国道156号線沿い)に市内9つ目の道の駅設置の提案あり。同一市内に複数の道の駅を設置する場合は差別化や機能分担が必要と言われているが、市長はそれを念頭に置いて「道の駅新設については市内の8つの道の駅と差別化をして地域創生、観光を加速する拠点としてどのような位置づけとするべきなのかについて調査・検討をしていきたい」と答弁している。(2020年9月市議会の議論より)
下呂市
3
既存の道の駅「飛騨金山ぬく森の里温泉」は敷地内に2つの温泉がある珍しい道の駅。2015年度の重点道の駅に選定されたが、温泉施設の一つの「ゆったり館」は休館となり再開が見通せない状況。また2016年4月に当選した当時の市長は市北部の萩原地区の国道41号線沿いに市内4つ目の道の駅を公約に掲げていたが、公約を果たせないまま2020年4月に退任している。(2022年9月市議会の議論より)
神戸町
0
神戸町の議会では少なくとも10年近くは道の駅設置に関する議論は行われていない。2021年3月策定の神戸町第5次総合計画後期基本計画にも道の駅や道の駅的施設設置の検討を示唆するような文言は含まれていない。
坂祝町
0
坂祝町の議会では過去、道の駅設置に関する議論が行われたことは無いが、2021年3月策定の第7次坂祝町総合計画には「主要道付近の賑わいの形成」という項目に「国道 248 号バイパスや国道 21 号バイパスが開通し、今後四車線化の実現に向けた整備促進を行うとともに、周辺地域の商業施設の立地や新たな工業施設を計画的に誘導し、賑わいづくりを推進する」と道の駅的施設の誘致を匂わす文言が記されている。
白川町
2
既存の道の駅「美濃白川」は1996年をピークに利用客が減少中。2021年度の利用客は9万9千人でついに10万人を割り込んでしまった。さらに2022年4月には道の駅内の温泉施設も採算が取れないために閉鎖されてしまった。町側は「道の駅美濃白川」を目的地になる道の駅にするための施策を検討中。民間人材登用のための補助金、施設改修のための予算を計上しているが、決め手となるような施策が打ち出せていない状況。なお、町内もう一つの道の駅「美濃白川クオーレの里」の2022年度の来客者数も5万人と少ない状態。ただ「美濃白川クオーレの里」の経営に関しては議会で取り上げられることは少ない。(2021年3月町議会の議論より)
白川村
2
世界遺産の白川郷合掌造り集落の近くにある道の駅「白川郷」は過去に年間43万人の客を集める県内屈指の人気の道の駅。コロナ禍の影響を受けた2021年度も28万4千人の客を集めている。もう一つの道の駅「飛騨白山」の2021年度の利用客は9万人。従業員不足で週末しか店舗を開けることができなかった2020年度の1万9千人から大幅に来客数を戻している。

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
関ケ原町
0
関ヶ原古戦場跡地に「岐阜関ケ原古戦場記念館」が2020年10月にオープンを予定。古戦場への観光誘客の拠点となる町内では一番道の駅に近い施設だが、現時点では道の駅登録する動きは見られない。
関市
3
既存の道の駅「ラステンほらど」と「むげ川」は共に大規模改修のため2022年3月から休止していたが、「ラステンほらど」は2023年3月1日に、「むげ川」は2023年3月4日にリニューアルオープンしている。リニューアル前の2021年度の数値にはなるが「ラステンほらど」の来客者数は6万9千人、「むげ川」の来客者数は14万8千人、もう一つの道の駅「平成」の来客者数は17万6千人。
高山市
8
JR高山本線の高山駅から2km程北側の問屋町地区に市内9つ目の道の駅を検討していたが、実現は難しい状況。市側は駐車場やトイレなどの基本施設は国が整備、直売所等の付帯施設は民間企業が整備する構想だったが、現時点では付帯施設を民間企業が整備する方式はNGという回答が国から示された。2023年2月に開催された産業建設委員会の場でも「道の駅の話は無くなってしまった」と明言している。また市内にはモンデウススキー場に隣接した道の駅「モンデウス飛騨位山」があるが、モンデウススキー場は高山市民スキー場に名称を変更する予定。もしかしたら道の駅の駅名も変更になるかも知れない。
多治見市
0
木曽路の主要道である国道19号線は南木曽町から名古屋市まで道の駅が一つも存在しないため、多治見市では2011年より国道19号線沿いへの道の駅設置を検討。立地検討を行ったのは東町などの市内2ヵ所と共同研究した愛知県春日井市の1ヵ所。しかし、2017年に断念することが決定した。以後は新しい候補地が出ない限りは当面、道の駅事業は中断することになっている。(2018年度経済建設常任委員会協議会の議論より)
垂井町
0
2005年に道の駅基本構想が完成して町内に6ヵ所の候補地を選定。しかし、その後市町村合併などがあり計画は遅々として進まず、20年近く経過した現在も計画は前進していない。2015年9月の町議会で町側は「道の駅計画は無くなった訳ではない」と答弁したが、その発言を最後に町議会では道の駅に関する議論は行われていない。2022年6月に旧庁舎跡地にぎわい創出施設整備事業が公表されたが、これも今のところ町側から道の駅計画という発信はされていない。
土岐市
2
既存の2つの道の駅の2021年度の利用客数は「志野・織部」が50万6千人、「どんぶり会館」が34万2千人。最近の市議会では道の駅新設やリニューアルに関しては議論されていない。
富加町
1
既存の道の駅「半布里の郷とみか」は国土交通省が主管する官民連携事業の補助金を利用した道の駅拡張を予定している。但し、2022年度までは毎年予算に盛り込んで事業を進めていたが、2023年度は予算化されなかった。町長はその理由について「実現可能性の担保やコストパフォーマンス、ポストコロナにおける町の各種事業の優先度等を考慮した」と説明している。同時に「もう少し時間が欲しい」と町民に説明している。なお「半布里の郷とみか」の2021年度の利用客数は7万6千人。(2023年施政方針より)
中津川市
5
道の駅「(仮称)リニアの見える丘公園」を計画中。この計画は2018年度の国土交通省が管轄する官民連携基盤整備推進支援事業に採択されている。計画書にはリニア新幹線開通の2年前の2025年にオープンを目指すと記載されているが、肝心のリニア新幹線開通が計画通り進むか不透明な状況のため、スケジュールに遅延が発生する可能性が大きい。立地候補地はリニア車両基地予定地の千旦林地区(市の西部)。留置線に留まる車両や回送車両の走る姿を見ることが出来ることになる。
羽島市
0
2017年までは市議会では年に一度の割合で議員より道の駅設置の提案が行われている。2016年6月の市議会では東名高速道路の岐阜羽島IC付近に道の駅を設置する提案提案があり、市長は「前向きに検討したい」と回答。2017年12月の市議会でも市内へ道の駅設置の提案があったが、市側は「具体的な内容について精査の上、慎重に判断したい」と回答。2018年以降はコロナ禍のため道の駅設置に関する議論は行われていないが、アフターコロナを見据えて再び道の駅設置の議論が活発化する可能性がある。
東白川村
1
既存の道の駅「茶の里東白川」の2021年度の利用客数は8万4千人。
飛騨市
3
飛騨市の南側の玄関口に立地している「アルプ飛騨古川」は道の駅としては珍しい民間が経営する施設。突如コンビニに転身したり、店舗を閉鎖したり道の駅に相応しくない営業形態に市側も苦慮していたが、2022年7月に「飛騨産直市そやな」が道の駅構内に移転。ようやく道の駅らしくなってきた。(2022年9月市議会の議論より)
七宗町
1
既存の道の駅「ロックガーデンひちそう」の2021年度の来客者数は12万人。経営に関する数値は不明だが、議員から「運営方法の見直しなど、抜本的な改革を行って頂きたい」との要望が出ており、経営はあまり順調とは言えない模様。町側は道の駅に関して「七宗町第三セクター等経営健全化方針を立て、原点にも立ち返りながら進めていく方針」と答弁している。(2021年9月町議会の議論より)
瑞浪市
0
市東部の釜戸町地区に道の駅設置を計画中。場所はリニア開通に合わせて連絡道路となる瑞浪恵那道路(国道19号線バイパス)沿い。2023年4月に道の駅基本計画が策定された。基本計画によるとオープンは2027年4月の予定。但し、リニア開業は当初予定より大幅に遅れる見通しで、道の駅の開業予定も遅れる可能性がある。
瑞穂市
0
議員より市内への道の駅設置計画の有無に関して質問あり。市側は「現在のところ道の駅設置の具体的な計画は無い」と答弁するも、続けて「国道21号線沿いや県道沿いの集客力がある、あとは観光地付近で計画することが現実的ではないか」と今後の道の駅設置に含みを持たせた答弁を行っている。(2022年6月市議会の議論より)
御嵩町
0
2017年3月の町議会で議員より道の駅設置の提案あり。町長は「道の駅は用地の確保、建設資金、経営、運転資金を考えると厳しい状況にある」と答弁。それ以後の町議会では道の駅設置に関す目議論は行われていない。
美濃加茂市
1
既存の道の駅「美濃にわか茶屋」の2021年度の来客数は41万7千人と好調をキープ。古民家ホテルの開業やインバウンドを意識したフェアフィールド・バイ・マリオネット(ホテル)を誘致し滞在型の道の駅に変貌した。
美濃市
1
既存の道の駅「美濃にわか茶屋」の2021年度の来客数は41万7千人と好調をキープ。古民家ホテルの開業やインバウンドを意識したフェアフィールド・バイ・マリオネット(ホテル)を誘致し滞在型の道の駅に変貌した。
本巣市
3
市内の既存の3つの道の駅は経営改善のため道の駅運営に実績のある民間企業に指定管理者を依頼することを模索中。このうち「織部の里もとす」と「うすずみ桜の里・ねお」に関してはH30年4月より「シダックス大新東ヒューマンサービス(株)が指定管理となった。また「富有柿の里いとぬき」は民間事業者の意見を聞くためにサウンディング型市場調査を実施した。(2018年9月、及び2020年11月市議会の議論より)
八百津町
0
2017年策定の第5次八百津町総合計画の中で観光施策として「杉原千畝記念館入館者数22,512人→40,000人」を指標として、主要施策の一つに「観光物産館などの施設整備の検討」が記されている。文言からは道の駅登録を目指す可能性もありそうだが、今のところ登録に向けた動きは見られない。
山県市
0
議員より東海環状自動車道の山形IC近くにある山県バスターミナルに道の駅機能を付加する提案あり。市長は山県バスターミナルに関しては「今後登録要件を調査したい」と答弁。また山県バスターミナル以外に県道79号線沿いにある農作物直売所「てんこもり伊自良」の近隣地に官民連携による大規模な農園を整備中であり、今後の状況や財政状況等も踏まえら、将来的に周辺施設を含めた道の駅の設置も考えられるのではないかと考えている」と答弁している。(2020年6月市議会の議論より)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
養老町
0
道の駅「(仮称)養老の郷」設置を計画中。2014年度の重点道の駅候補に選定されている。場所は町の中央部にある「養老温泉ゆせんの里」の南側の押越地区が有力。但し、道の駅設置に向けた動きは鈍く、2020年度に入っても道の駅設置検討委員会さえも立ち上がっていない状況。2020年3月の町議会で町長は道の駅設置に関して「交通需要や企業立地状況など、当町を取り巻く環境に変化が生じているので、より効果的で、より効率的な施設計画を立てる必要がある。改めて建設候補地や関係機関を交えた調査・研究を引き続き行っていきたい」と答弁しているが、その後は町議会における道の駅設置の議論も途絶えている。
輪之内町
0
2016年9月の町議会で町側はイオンタウン輪之内の中にある農作物直売所「ホッとステーションわのうち」を道の駅のように活用したいと答弁。実際にその後は「ホッとステーションわのうち」は観光拠点として道の駅的に活用されているが、正式な道の駅には登録されていない。また、今後も登録する予定は無い模様。