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計画中の道の駅 岩手県 各市町村の対応状況

【2019年度版】

【new】
2023年度版が完成しました。
詳しくはこちらから。
岩手県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。

(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。 各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、 本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)

記号の説明:
 ◎ : 建設中
 ○ : 具体的に計画中
 ▲ : 前向きに検討中
 △ : 設置の是非を検討中
 × : 設置を否定、又は断念
 - : 設置に関する議論なし

(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)

【2019年度版】

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
一関市
3
H29年秋に登録された道の駅「むろね」はH30年4月にオープン。場所は国道284号線室根バイパス沿い。
一戸町
0
一戸町では御所野縄文遺跡の世界遺産登録を視野に入れ、御所野縄文遺跡と連携した道の駅設置を計画中。現在、国土交通省と協議中で国から指摘された懸案事項に関して調整を行っている。設置場所は御所野縄文遺跡から2km北の一戸字上野地区で国道4号線沿い。オープン時期に関して町長は「一般的に5~7年掛かる(2024~2026年度オープン)と予想されるが、町民から早期オープンの要望が大きいので少しでも早くオープンしたいと考えている」と町議会で答弁している。(R1年町議会の議論より)
岩泉町
2
三陸鉄道岩泉小本駅に小本複合施設を建設中。H27年12月の議会で町長はこの複合施設に関して「道の駅機能を持たせた施設にしたい」と答弁している。但し、H28年に町を襲った台風10号の被害が甚大で復興に関する施策が最優先の状況。道の駅新設に関する話題は最近では議会で挙がっていない。
岩手町
1
既存の道の駅「石神の丘」は年間40万人の客を集める人気施設に成長。今後はまちの駅、川の駅を整備し4つの駅構想事業を推進する方針。但し、新規の道の駅設置の計画は今のところ存在しない模様。(H30年町議会の議論より)
奥州市
1
東北横断自動車道秋田釜石線(無料区間)の市内延伸が予定されているが、無料高速道路沿いにトイレ・休憩施設の設置を検討中。これに関して市長は「道の駅としての整備も考えられるが、道の駅にするにはトイレ・休憩施設の他に地域振興施設の設置を求められるため、費用対効果の慎重な検討が必要となる。奥州市全体の道の駅の在り方を含めて整備の可能性についてしっかりと検討していきたい」と述べている。(H30年市議会にて)
大槌町
0
市内の三陸縦貫道のインターチェンジ近辺で船越湾を眼前にした吉里吉里地区に道の駅を整備する計画が存在。但し、H27年1月に計画が議会で明るみに出た以降、現在に至るまで進捗は特に見られない。最近の町議会では被災したJR山田線の大槌駅復興の話題が中心で、吉里吉里地区の道の駅構想に関しては自然消滅した可能性もある。一方、新装する大槌駅には物産館、レストランを設置する予定であり、道の駅登録を目指すかに関しては不明だが、道の駅的施設になる予定。(H29年町議会の議論より)
大船渡市
1
既存の道の駅「さんりく」に近接して三陸沿岸道路の三陸ICが共用された。これに伴い、市側は道の駅「さんりく」の改修を計画中。具体的には駐車場の拡張と道の駅周辺の施設整備を行う予定。(H28年市議会にて総務部長の発言より)
金ケ崎町
0
国道4号線沿いにイオン等の大規模商業施設がある金ケ崎町は道の駅設置に消極的であったが、国道4号線の拡幅に合わせて道の駅構想が浮上。立地候補の一つとして町の北部の六原駅近く(国道4号線沿い)の閉店した土日ジャンボ市跡地が候補に挙がっている。(H29年町議会の議論より)
釜石市
1
JR山田線の鵜住居駅前に道の駅的施設「鵜の郷交流館」が2019年3月にオープン。元々は道の駅登録を視野に入れた施設であったが、現時点では道の駅登録はされていない。議会において市側は「鵜の郷交流館だけを道の駅にといったことが事実上難しくなっている配置である」と答弁しており、道の駅登録申請の国との協議で申請が却下された可能性がある。今後については「道の駅化に関して可能か、不可能かは答弁を控えさせていただきたいが、やる気がないというものではない。慎重に検討すべき課題である。」と答弁している。(R1年町議会の議論より)
軽米町
0
議員から「八戸自動車道の軽米IC付近に道の駅を設置する」という提案に対して、町長は「道の駅は町の活性化に有効な施設。設置場所や施設内容、運営体制等を十分に調査、研究していきたい」と道の駅設置に前向きな答弁を行っている(H28年町議会にて)。なお、町役場の東側に建設予定の道の駅的施設「かるまい交流駅」は道の駅登録を行わない見通し。
北上市
0
市民の「道の駅のような産直品をPRする場があれば良い」という提案に対して「H28年度策定のアクションプラン中で議論したい」(H27パブリックコメントに対する町側の回答)。但し、具体的にはまだまだの印象。
久慈市
2
久慈市が中心となり三陸沿岸道路沿いに4市町村合同の広域道の駅整備を計画中。候補地は三陸沿岸道路の久慈北IC付近。オープンは三陸沿岸自動車道の開通と同時期の2020年(R2年)度を予定していたが、2年延期して2022年(R4年度)になった。
葛巻町
1
町民が1つの場所で様々な用事を済ますことが可能な「コンパクトシティー的まちづくり」を構想中。この構想の中で「まちなか道の駅」整備計画が立案されている。場所はJRバス葛巻駅周辺を想定している。「道の駅」としての議論は2016年9月の町議会が最後だが、現在でも「中心市街地構想」という名目で議論されており、水面下で道の駅構想が進捗しているものと考えられる。
九戸村
1
既存の道の駅「おりつめ」の拡充を計画中。産直機能の強化を行う予定。(H28年村長再選の挨拶より)
雫石町
1
既存の道の駅「雫石あねっこ」を経営する(株)しずくいしは7年連続で赤字を計上(道の駅単独では収支トントン)。今後は道の駅商品のインターネット通販等で経営の立て直しを図る予定(H29年市議会にて町長の答弁より)。H27年の議会では廃校となる小学校跡地を利用した町内2つ目の道の駅設置の検討が行われた模様だが、既存の道の駅がこのような状況では新しい道の駅の設置は厳しいと思われる。
紫波町
1
H27年5月に紫波町の新庁舎が完成。住民から旧庁舎跡地に道の駅建設の意見があるが、町側は「旧庁舎跡に道の駅を造るのが本当に良いのか、負の遺産にならないか、総合的に判断しなければならない」と街中への新しい道の駅設置に慎重な姿勢を示している。(H28年町議会にて企画課長の答弁より)
住田町
1
町の中心部の国道107号線世田米バイパス沿いに産直施設(道の駅的施設)を建設することを検討中。町長は「ニーズ調査や出店者の確保が可能か調査し産直施設建設の是非を検討したい」と答弁している。一方、国道397号線沿いにある既存の道の駅「種山ヶ原」は出品者の高齢化により年々商品が減少し売り上げも減少。町長は議会で「国道397号線沿いの施設は中々厳しい」と答弁している。(H29年町議会の議論より)
滝沢市
0
H29年4月に交流拠点複合施設「ビッグルーフ滝沢」がオープン。道の駅登録に関しては市側は「施設オープン後1年から2年かけて取り組んでいきたい」と答弁しており、将来的には道の駅登録を視野に入れている模様。(H28年市議会にて都市整備部長の答弁より)
田野畑村
1
既存の道の駅「たのはた」を現在建設中の三陸沿岸道路沿いに移転する計画あり。三陸沿岸道路の本村エリアにチェーン着脱場が設けられる予定だが、この場所に道の駅を移転する計画になっている。既に道の駅設置のための測量調査も実施されている。(H30年村議会の議論より)
遠野市
2
×
東北横断自動車道の遠野IC付近に道の駅設置を検討していたが、既存の道の駅の拡充を図るように国土交通省から提言を受けた。既存の道の駅「遠野風の丘」は道の駅全国モデルに選定。(H27年市議会の議論より)

【2019年度版】

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
西和賀町
1
民間事業者より廃校となった旧川尻小学校跡地を道の駅的に活用する提案があったが、町側は「財政的なことを踏まえた上で、まだそういった実現に至っている状況ではない」と道の駅設置を否定している。(H29年町議会にて教育長の答弁より)
二戸市
0
×
市東部の金田一温泉で有名な金田一地区(国道4号線沿い)に市単独、或は一戸町と共同の道の駅設置の提案あり。提案の理由は「国道4号線はこの辺りで約60キロに渡り道の駅が存在しない」というものだが、市長は「道の駅が持つ休憩施設はコンビニが担っている。道の駅設置については今の段階では考えていない。一戸町と共同の道の駅に関しても協議する考えはない」と道の駅設置を否定している。(H30年市議会にて)
野田村
1
現在、久慈地区4市町村合同の広域道の駅を計画中だが(久慈市の欄を参照)、それとは別に野田村単独の新しい道の駅設置を検討中。候補地は野田IC近傍で県立久慈工業高校の近く。広域道の駅との関連性に関して村長は「久慈管内の玄関口として構成市町村に誘導するハブ的役割を担うもの」と答弁している。なお、既存の道の駅「のだ」は規模を縮小して存続させる方針。(H29及びH30年の村議会の議論より)
八幡平市
1
岩手競馬場外馬券場のテレトラック安代の土地を賃貸し将来的に道の駅にするという議員提案に対して「同施設は使用中で売り上げも増加中。賃貸は難しい」との回答(H26年市議会にて市長の回答)。一方、町長は道の駅が「八幡平市のさまざまな物産の発信する場所」と考えており、「新たな道の駅を設置することを視野に入れておかなければならない」と答弁している(H29年市議会にて)。
花巻市
3
県道13号線笹間バイパス沿いに市内4つ目の道の駅を建設中。駅名は「はなまき西南」に決定した。2020年(R2年)度のオープンを予定している。
平泉町
1
H29年4月27日に道の駅「平泉」がオープンした。国道4号線平泉バイパス沿いに立地。JR東北本線の平泉駅から北東に500mの位置にある。開業26日目の5月23日に早くも来場者数30万人を突破。まずは順調なスタートを切っている。
洋野町
洋野町
1
普代村
0
現在、久慈地域4市町村共同の道の駅設置を計画中だが(久慈市の欄を参照)、それとは別に村独自の道の駅設置を検討中。H30年7月に開催された臨時村議会において道の駅申請に係る調査等業務委託料が予算計上された。立地予定地は三陸鉄道北リアス線の普代駅前で三陸縦貫自動車道の普代ICのすぐ近く。
宮古市
4
既存の道の駅「たろう」はH30年4月に移転リニューアル。廃用が検討されていた道の駅「区界高原」は区界高原地区の産業と観光振興のため、今後も道の駅として活用する方針となった。また、議員より市内延伸が計画されている三陸縦貫自動車道のインター近くに新しい道の駅設置の提案があったが、市長は「今後の道路整備による道路利用者の動向等を把握しながら、その位置、規模、運営形態などその機能が十分に生かせるような環境整備について検討していく」と答弁。将来的な道の駅設置に含みを持たせたが、近い将来における道の駅設置に関しては否定している。(H30年市議会の議論より)
盛岡市
0
国道4号線渋民バイパス沿いに道の駅設置を計画中。盛岡市と玉山村が合併した際に策定された事業であり、合併による税制優遇期間の2024年(R6年)度内の完成を目指している。石川啄木記念館の横に建設を予定しており、駅名は未定ながら市議会等では道の駅「(仮称)啄木の郷」という名称で議論されている。
矢巾町
0
建設予定の東北自動車道矢巾スマートIC付近に道の駅を計画中。地元商工会と話し合い、6次産業施設併設などウェルネスタウン構想の中心に道の駅を据える構想になっている。現在、近隣の道の駅33ヵ所の先進地事例を調査中。今後、立地候補地を決定し、第7次総合計画の後期計画(H32~H35年度)に盛り込む予定。(H30年町議会にて町長の答弁より)
山田町
1
町東部の山田町山田地区にかつて存在した山田記念病院跡地(移転)に町内2つ目の道の駅を計画中。既に町は用地の売買交渉を進めており、H30年10月にも交渉が成立する見通し。町側は観光物産施設を建設予定だが、町側は「当然道の駅機能も頭に入っている」と議会で答弁している。但し、県および国に対する道の駅登録交渉はまだ行っておらず、道の駅登録申請が通るかどうかは不透明な状況。(H30年町議会の議論より)
陸前高田市
1
津波被害により休止中の既存の道の駅「高田松原」は追悼祈念施設を併設した道の駅に生まれ変わる予定。H31年夏に一部供用、H32年度にグランドオープンする計画になっている。(H29年市議会にて市長の答弁より)