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計画中の道の駅 熊本県 各市町村の対応状況

【2019年度版】

【new】
2023年度版が完成しました。
詳しくはこちらから。
熊本県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。

(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。 各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、 本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)

記号の説明:
 ◎ : 建設中
 ○ : 具体的に計画中
 ▲ : 前向きに検討中
 △ : 設置の是非を検討中
 × : 設置を否定、又は断念
 - : 設置に関する議論なし

(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)

【2019年度版】

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
あさぎり町
0
くま川鉄道のあさぎり駅東口に複合施設設置を計画中。現在、町議会ではこの施設を「あさぎり駅前振興複合施設」と呼んで議論しているが、H27年の町議会までは「道の駅」と呼んで議論していたので、道の駅登録を目指している可能性はある。H30年度はこの施設の基本計画策定のための予算588万円が計上された。(H30年町議会の議論より)
芦北町
3
H28年春に既存の「ファーマーズマーケットでこぽん」を道の駅に登録。駅名は「芦北でこぽん」で場所は南九州西回り道の芦北IC近く。
阿蘇市
2
既存の道の駅「阿蘇」はH27年度重点道の駅に選定。地元の高校生、大学生と連携した特産品の開発など、新たな道の駅の魅力づくりを行う予定。
天草市
4
天草市では既存の道の駅を含めて7つの道の駅設置を計画中。H31年春には市内4つ目の道の駅「天草イルカセンター」が登録された。次は「宮地岳」が2020年度にオープンする予定。残る2つは地理的に天草上島の八代海側への設置を検討している。現在、天草上島の八代海側の棚底城跡に棚底城ガイダンスセンター設置を計画しているが、市長はこの施設に関して「道の駅の候補の一つとして検討していく」と答弁している。(H30年市議会の議論より)
荒尾市
0
市西部、有明海沿いの南新地地区に道の駅設置を計画中。2019年7月に道の駅を含む「南新地地区ウェルネス拠点基本構想」が完成し、市民にホームページを通して公開された。基本構想によるとオープン予定は2023年度末。なお、南新地地区は廃止となった荒尾競馬場の敷地が大部分を占める。また、延伸が予定されている有明海沿岸道路の荒尾北ICのすぐ近くになる。(2019年7月南新地地区ウェルネス拠点基本構想より)
五木村
1
既存の道の駅「子守唄の里五木」の経営問題について村議会で議論中。補助金を求める経営側に対して、村側は補助金は認めず、経営改善に必要な資金を貸し付ける方針を示す。今後、道の駅存続問題に発展する可能性もありそう。(H27年村議会の議論より)
宇城市
宇城市
2
宇土市
宇土市
1
産山村
産山村
0
大津町
大津町
1
小国町
1
既存の道の駅「小国」はH26年度の重点道の駅に選定。駐車場の拡張、体験型多目的モデルハウス建設等、道の駅の機能強化を図る予定。
嘉島町
0
第5次嘉島町総合計画には「国道沿いに商業の誘導を推進する」と記載されている。道の駅的施設を意味する可能性もありそうだが具体的な記述は見られない。
上天草市
1
H27年4月登録の道の駅「上天草さんぱーる」のH28年度利用者は55万8千人。市ではH31年度までに年間利用者数65万7千人を目標にしている。海外からの観光客を取り込むために道の駅の宿泊施設の多言語化対応を行う予定。
菊池市
3
H26年の市議会で菊池市役所近くの市民広場(国道325号線沿い)に温泉施設付きの道の駅設置のプランがあることが明かされたが、その後は議会において道の駅新設の議論は無し。道の駅新設の進捗状況は不明だが、地震災害の影響で計画が一時凍結されている可能性もある。
菊陽町
0
町の北部に農作物直売所と温泉施設を備えた「菊陽温泉・さんふれあ」がある。町議会にて農政課長は「将来的な夢」と前置きをした上で「さんふれあを道の駅的なところでやっていきたい」と発言している。(H25年町議会にて)
玉東町
0
JR鹿児島本線の木葉駅前に物産館、レストラン、カフェを備えた「ゆめ・ステーション・このは」がH31年4月にオープン。道の駅登録も可能と思われるくらいの立派な施設であるが、過去の町議会では道の駅登録に関して議論されたことは無い。但し、駐車場の拡張工事を行っており、もしかしたら道の駅登録を視野に入れている可能性があるかも知れない。
球磨村
0
村内には物産館、温泉施設、宿泊施設を備えた「一勝地温泉かわせみ」や田舎体験が可能な「さんがうら」がある。どちらも道の駅に近い施設であるが、今のところ道の駅登録に向けた動きは見られない。
熊本市
1
H28年11月に市内初となる道の駅「すいかの里 植木」がオープン。市の北部の北区植木町地区に立地している。H29年1月までの3ヵ月の来場者数は約5万人、売上高は約7000万円。
甲佐町
0
H23年4月策定の第6次甲佐町総合計画には道の駅設置の構想が記述されているが、H27年3月の市議会では市長は「道の駅構想には賛同するが、最終的には民営の競合施設の問題など総合的に判断する必要がある」と道の駅設置に慎重な考えを示している。また、H28年3月策定の第6次甲佐町総合計画の後期基本計画には道の駅設置構想の記述が削除されている。
合志市
0
H23年の市議会で市側は「道の駅整備の計画はあるが、具体的な構想については次年度以降に詰める」と答弁していたが、その後は市議会等で道の駅に関する議論はなし。おそらく道の駅計画は自然消滅したものと考えられる。

【2019年度版】

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
相良村
0
村内には物産館と温泉施設を備える「さがら温泉茶湯里(さゆり)」がある。村内では最も道の駅に近い施設であるが、今のところ道の駅登録に向けた動きは見られない。
高森町
0
H30年度予算に「(仮称)道の駅設置準備委員会」の報酬に関する予算が計上された。委員会では防災機能を有した道の駅の新設に向けて外部委員会を立ち上げ、設置場所、規模、機能、運営方法について検討を行うことになっている。但し、予算化はされたものの、実現に向けては課題が山積の様子。特に冬場に何を販売するのかが問題になっており、予算化から1年が経過したH31年3月時点でも協議委員会は立ち上がっていない。
玉名市
0
市内への道の駅設置を公約にH29年11月の選挙で当選した市長は、翌月に開催された市議会で九州新幹線の新玉名駅周辺整備事業の中で民間主導の道の駅設置を目指すことを宣言。しかし、民間企業等の意見交換会では「道の駅構想は現状では不十分」との結論となり、道の駅事業に関しては継続調査となっている。(H31年市議会の議論より)
多良木町
多良木町
0
津奈木町
0
H28年の町議会で議員より国道3号線沿いにある温泉施設「四季彩」、物産館「グリーンゲイト」一帯を道の駅にする提案あり。この時は町長は「営業的にも道の駅に登録しなくても十分にやっていける」と道の駅に登録することを否定。しかし、近年は近隣に類似施設が増加してこれらの施設の売り上げは停滞気味。特に「グリーンゲイト」に関してはリニューアルによる経営立て直しを検討している。町議会では今のところ道の駅登録に関する行われていないが、今後、道の駅登録を検討する可能性があるかも知れない。(H30年町議会の議論より)
長洲町
0
×
H28年の町議会で長州港の埋立地に道の駅を設置する計画が存在したが、H29年7月に熊本北部漁業組合からこの用地に関して海苔乾燥施設を設置したいとの要望を受け道の駅計画は見直しとなった。長洲港埋立地には金魚と鯉の郷広場も整備する計画になっているが道の駅登録は行われない見通し。結論としてH28年度から推進されてきた道の駅計画は中止の運びとなった。(H30年町議会の議論より)
和水町
1
経営不振が続く既存の道の駅「きくすい」の大規模リニューアルを計画中。リニューアルは5段階に分け、最終的にはH41年度に完成する予定。道の駅の名称も「きくすい」から「和水(なごみ)」に変更となる。H26年度の重点道の駅候補に、また、H30年度の重点道の駅に選定されている。
南関町
0
H27年の町議会で議員からの道の駅設置提案に対して、町側は「費用対効果と現存の直売所への影響を十分に考慮しなければならない」と慎重な構えを見せた。その後は町議会等で道の駅設置に関する議論は行われていないが、最近になって南関版コンパクトシティー構想が浮上。旧南関高校グランド跡地に防災拠点を設置する計画がある。防災拠点を兼ねた道の駅は近年のトレンドなので、道の駅登録を視野に入れている可能性があるかも知れない。
錦町
錦町
1
西原村
0
H27年の村議会で県道28号線沿いにある「俵山交流館 萌の里」を道の駅に登録される議論があり、村側も積極支援の姿勢を見せていたが、その後は特に進展なし。立ち消えになった可能性もある。近年の議会では道の駅に関する議論は行われていないが、防災公園の建設や新大切畑ダム周辺の整備など道の駅に繋がりそうな案件の建設計画は幾つか存在している。(R01年村議会の議論より)
氷川町
氷川町
1
人吉市
1
市の東端にある人吉クラフトパーク石野公園(国道219号と国道221号の分岐点近く)は2019年春に道の駅に登録。同年8月10日に「道の駅人吉」としてオープンした。道の駅には物産館を始め人吉球磨の伝統工芸や郷土玩具展示、工芸の手作り体験施設など多様な施設がある。食事処が無いのが難点だが、今後、市内の飲食店を誘致する方針のようだ。
益城町
0
益城町は熊本地震で最も被害が大きかった自治体の一つ。地震で倒壊した小さな商店を一箇所に集め、道の駅にして復興するアイデアが検討されていたが、H30年4月に町長が再選されたのを機に検討を本格化させる予定。H30年町議会で町長は「長年の悲願であった物産館、あるいは復興道の駅の整備を目指す」と宣言した。
美里町
美里町
1
水上村
0
水上村では村南部の市房ダム湖南側にある物産館「水の上の市場」(国道388号線沿い)が最も道の駅に近い存在。今のところ道の駅を目指す動きは見られないが、村長は物産館の更なる充実を図る意向を示している。(H31年村議会の議論より)
水俣市
1
南九州西回り自動車道の水俣ICが2019年3月に供用開始。市側はインター開通を千載一遇のチャンスと捉え、魅力ある水俣づくりを強力に推進する方針。既存の道の駅「みなまた」に関しては新たな物産館を建設する予定になっている。また、市東部の葛渡地区にある葛彩(かっさい)館を市民センターから物産館に用途変更して道の駅に登録するという議員からの提案あり。これに関しては市側は「葛彩館は国の補助を受けて整備したものであり、施設の耐用期間も残っていることから施設の目的以外の取り組みをすることは難しい」と答弁している。(H30年、及びH31年市議会の議論より)
南阿蘇村
南阿蘇村
1
南小国町
0
町北部の赤馬場地区(国道212号線沿い)にある南小国町総合物産館「きよらカァサ」が町内では最も道の駅に近い存在。現状は道の駅登録を目指すとは明言されていないが、将来的に道の駅登録を目指している可能性はありそう。但し、震災等の影響があり経営は順調ではない模様で、客数の少ない冬期は営業休止となっている。
御船町
御船町
0
八代市
1
八代市では市内に既存する2つの施設を道の駅登録を目指すことを明言。1つは市北部の東陽町地区にある「東陽交流センターせせらぎ」、もう一つは市北東部の泉町下岳地区にある「ふれあいセンターいずみ」。いずれも国道443号線沿いにある。道の駅登録時期は明らかにされていないが、市側は市議会で「できる限り早期の登録を目指し、スピード感を持って対応していく」と答弁している。(H30年市議会の議論より)
山江村
0
地方創生を目的とした総合公園の建設を計画中。H30年度に総合公園検討委員会を設置し、具体的な機能やスケジュールを検討している。今のところ道の駅登録に関する議論は行われていないが、小国町の道の駅「ゆうステーション」を視察するなど、道の駅化に興味は持っていそうな雰囲気がある。
山鹿市
2
H27年秋に「水辺プラザかもと」が市内2つ目の道の駅に登録された。道の駅登録効果によりH28年度は利用客、純利益共に大幅アップ。市側は道の駅登録効果を実感した模様だが、今のところ新たな道の駅登録の計画は存在しない模様。
山都町
3
町の中心部に近い浜町地区に九州中央自動車道の矢部ICが供用される予定だが、インターチェンジ周辺に道の駅登録を視野に入れた物産館の設置を検討中。一方、既存の道の駅「通潤橋」は新しい道の駅のすぐ近くとなるため、道の駅の看板を外す予定。道の駅の看板を外すことにより、通潤橋観光客に対して駐車料金を徴収する狙いがあるようだ。(H30年町議会の議論より)
湯前町
0
湯前町には物産品を扱う店が複数あるが、それを一つに統合する検討を行っている。一つの案として、くま川鉄道湯前線の湯前駅前にある物産館兼観光案内所「湯~とぴあ」に統合し道の駅に登録するという案もある。町長は議会で「道の駅については議長とも色々と議論している。将来的にそういうものになればいいなという想いはある」と答弁している。(H30年町議会にて)
苓北町
0
苓北町の海の玄関口となる富岡港に農作物・特産品販売と観光案内を行う「きずなステーション」が2019年5月にオープン。道の駅的な役割を果たす施設になっているが、今のところ道の駅登録を目指す動きは見られない。