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計画中の道の駅 三重県 各市町村の対応状況

【2024年4月改定】三重県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。

(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。 各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、 本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)

記号の説明:
 ◎ : 建設中
 ○ : 具体的に計画中
 ▲ : 検討中
 △ : 調査・研究中
 - : 否定、又は具体的な検討なし

(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
朝日町
0
2017年に策定された朝日町東海道まちなみ整備計画に関する町民アンケートの中で道の駅設置を望む声があったが、現時点では道の駅設置の計画は無い模様。町議会でも長らく道の駅設置に関する議論は行われていない。
伊賀市
2
市内には「いが」「あやま」の2つの道の駅があるが、市長はこの2つの道の駅を民間に渡したいという意思がある模様。2022年3月の予算常任委員会で、市長は市内の道の駅に関して「私の思いとしては、これは廃止していくという、民間に渡していくというつもりでいる」と答弁している。ただ、道の駅に関しては民間事業者が設置可能なように規約が変更されているので、道の駅という名称を外して民間移譲するのか、或いは道の駅という名前は残して民間移譲するのかに関しては、この文脈だけでは判断が難しい。
伊勢市
0
市の南西部の横輪地区に道の駅的施設「横輪桜の里・風輪」がある。当初の計画では2006年度に道の駅としてオープンする予定であったが、今のところドライブインとして営業中。今後、道の駅登録を目指すかに関しては不明だが、かなり年月が経っており、おそらく道の駅登録を目指す計画はなさそう。
いなべ市
0
過去に市南部の大安町石槫地区に民営の動物園を誘致し道の駅的施設を併設する計画が存在したが、動物園誘致が頓挫したため道の駅構想も白紙となった。また、2019年5月に新庁舎の隣接地に道の駅的な商業施設「にぎわいの森」がオープンしだが、現時点では「にぎわいの森」を道の駅に登録する動きは見られない。
大台町
1
既存の道の駅「奥伊勢おおだい」の2021年度の利用客数は39万1千人。町内の3つの第三セクターの中では唯一経営は順調であり255万円の利益が出ている。2015年度の重点道の駅に選定されており、遊休農地を活用した直営農場の設置など、道の駅の機能強化を行う予定。
尾鷲市
0
紀勢自動車道尾鷲南IC付近に道の駅「(仮称)おわせ」の設置を計画し、2014年度の重点道の駅候補に選定されたが、その後、道の駅計画は混沌とした状況にある。2016年12月の市議会では財政面、立地の面から道の駅計画の凍結を宣言。その後、2018年12月の市議会では重点道の駅候補の辞退はしないことを宣言。しかし当該場所は集客面に課題があり、決行に踏み切れていない。2020年9月の市議会では議員より場所を変更して道の駅設置の提案があったが、市長は「現状、重点道の駅候補はそのままにして推移している状態で、この状況で尾鷲道の駅構想の再提出は課題が多い」と答弁している。2023年12月の市議会で3年ぶりに道の駅に関する議論が行われたが、市長は「正直、この6年間道の駅構想は進んでいない」と答弁。まずは候補地を防災拠点として整備し、その後、道の駅に登録可能か国と交渉していく考えを示している。
亀山市
1
既存の道の駅「関宿」の2021年度の利用客は7万9千人。利用客は多くないものの経営は順調のよう。詳細は不明だが、2022年12月の市議会で市側から「指定管理者制度を取り入れたおかげで純利益は過去のピーク時と比較して3.7倍になった」という発言があった。
川越町
0
2008年9月の町議会で議員から旧庁舎跡地に道の駅を設置する提案に対して、町長は「道の駅設置には24時間利用可能な駐車場、休憩所、トイレが必要で難題が多い。町民のニーズからも程遠いものであり、道の駅設置については何ら考えていない」と強い表現で否定している。2016年に町長が交代した後も、町議会で道の駅設置に関する議論は行われていない。
木曽岬町
0
木曽岬町第5次総合計画(2014-2023年度)に農業の6次産業化推進と地産地消が明記されているが、町長は2017年3月の町議会でこの実現方法として道の駅設置を軸とすることを明言した。ただ、その後道の駅設置には初期投資3億円が必要が必要と判明し、現時点での負担が大きすぎると判断。道の駅計画は当面の間凍結されることになった。(2019年9月町議会の議論より)
紀宝町
1
既存の道の駅「紀宝町ウミガメ公園」の2021年の利用客は15万6千人。今後は道の駅隣接地に防災施設を設置し、防災拠点とする方針。また2017年9月の町議会で町側は2024年秋に開通予定の高規格道路(新宮紀宝道路)のインター近くに道の駅的施設を設置する計画を明らかにしたが、近年の町議会では「商工・観光を始めとした地域振興施設」とぼかした表現で議論されている。
紀北町
2
町内の2つの既存の道の駅の2021年度の来客者数は「紀伊長島マンボウ」が37万5千人、「海山」は8万5千人。
熊野市
3
2016年5月登録の道の駅「熊野・花の窟」は同年10月にオープン。2017年秋登録の道の駅「熊野・板屋九郎兵衛の里」は2018年4月にオープン。また2015年11月から休止中だった道の駅「熊野きのくに」は2019年度より土日限定で営業を再開。市議会では紀勢自動車道上にPAを設けて道の駅に登録するという市内4つ目の道の駅設置の提案がされている。市側は「休憩施設等については、国土交通省において沿線地域の情勢を踏まえ、熊野市から紀宝町間で現在調査検討していると聞いている」と道の駅設置の可能性は否定していない。(2020年11月市議会の議論より)
桑名市
0
桑名市では2010年代に道の駅設置の可能性を検討したが、農地法や都市計画法の規則、収益性の面から実現に至らなかった。2022年2月の市議会で議員より道の駅設置の提案があったが、市側は「過去の検討からは10年以上も経過し、社会構造、環境、意識などは変化しており、道の駅設置目的も見直しが行われている。過去の調査にとらわれることなく新たな情報収集に努めたい」と答弁している。議員より具体的に新たに供用される東名阪自動車道の大山田スマートICを活用した道の駅設置の可能性を問われたが、市側は「公設の道の駅は考えていないが、民設民営で御提案をいただくということがあれば前向きに検討したい」と答弁している。
菰野町
1
新名神高速道路の菰野IC周辺に町内2つ目の道の駅設置を検討中。2015年に道の駅建設基本構想に関する提言書が提出されている。しかし、その後は殆ど進捗の無い状況。町長は新しい道の駅設置に引き続き意欲は見せているが、8年以上経過した2023年12月の町議会でも町長は「現状の道の駅の課題を整理しつつ、その整備方針や民間連携も視野に入れた整備手法について、検討していきたい」と答弁するに留まっている。なお、既存の道の駅「菰野」の2021年度の利用客は6万人。
志摩市
1
既存の道の駅「伊勢志摩」の2021年度の利用客は21万4千人。2021年度の防災道の駅に選定されており、今後は防災機能の充実を図る予定になっている。
鈴鹿市
0
過去に国土交通省側から国道1号線沿いに道の駅設置の打診があったが、鈴鹿市側が断りを入れる。以後、市議会や各種委員会で道の駅設置の議論は行われていない。以後、何度か議員より道の駅的施設の設置を打診する質問が議会で投げかけられているが、深い議論には至っていない。
大紀町
1
既存の道の駅「奥伊勢木つつ木館」の2021年度の利用客は9万6千人。
多気町
0
多気町では複合温泉リゾート施設「アクアイグニス多気(後に改名してVISON)」の開業、「ごかつら池ふるさと村」の再整備計画など、観光に力を入れているが、道の駅に紐づけされた計画は立てられていない。町議会においても道の駅設置に関する議論は行われておらず、道の駅構想は存在しないものとみられる。
玉城町
0
玉城町の有形文化財「旧金森家別邸 玄甲舎」の修復及び拠点整備が行われ、2020年6月にオープンした。町側はこの施設に関して「うちは道の駅じゃなくて、玄甲舎という一つの歴史ある建物を中心としてやっていきたい」と発言しており、道の駅登録は目指さないことを明言している。(2017年12月町議会の議論より)
津市
2
市内の2つの道の駅の2021年度の利用客は「津かわげ」が73万人、「美杉」が3万1千人。2017年の市議会では全国の道の駅でも集客数が最下位クラスの「美杉」の今後に関して議会で幾度も議論が交わされていたが、最近はそのような議論も無く、当面は道の駅機能は維持されていく模様。

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
東員町
0
東員町では東海環状自動車道の東員ICを活用した新たな交流拠点の建設を計画しているが、該当地域は高圧線が走っていて建物の高さ制限があることから利用が難しい状況。2021年3月の町議会で町長は「道の駅のような具体的なお話も頂いたこともあるが、これは規制云々になる前に、いろいろな諸事情でやめられた」と理由は不明ながら道の駅設置は頓挫したことを明らかにしている。
鳥羽市
0
鳥羽市議会で道の駅設置に関する議論は2013年9月の市議会が最後。この時は議員からの道の駅設置提案に対して、当時の市長は「観光道の駅はもう時代遅れ」と一蹴されている。その後は議会、委員会では道の駅設置に関する議論は行われていない。
名張市
0
名張市では市西部の名張川と宇田川が合流する流域に浸水対策を兼ねた「名張川街づくり事業」を推進中。その中で名張川納涼花火大会を観覧できるこの場所に、道の駅設置の検討が行われている。市側は2021年12月の市議会で「移転協力により更地となった土地の活用等について、現在、関係団体とも連携し検討を進めている」と答弁している。
松阪市
2
既存の道の駅「飯高駅」の2021年度利用客は27万6千人。今後はRVパークとドッグランの設置を行う予定。(2022年6月市議会の議論より)
南伊勢町
0
南伊勢町は2005年に南勢町と南島町が合併して出来た町。合併10周年記念事業推進委員会の中で道の駅設置が提言されていたが、合併10周年が過ぎた現在も道の駅設置の動きは特に見られない。
御浜町
1
既存の道の駅「パーク七里御浜」を中心とした「道の駅パーク七里御浜周辺エリア多目的交流施設整備プロジェクト」を展開中。道の駅周辺エリアの整備と集客交流イベントを開催するなど、地域内外からの誘客を図る予定。2021年度の利用客数は14万6千人。2015年度の重点道の駅に選定されている。(道の駅パーク七里御浜周辺エリア多目的交流施設整備プロジェクト資料より)
明和町
0
町北西部の国道23号線沿いの田屋地区に道の駅設置の可能性を探るべく、2020年度の国土交通省が管轄する国土交通省が管轄する官民連携基盤整備推進支援事業に採択された。その結果、集客力は十分にあり成功する可能性を秘めていると判定されたが、コロナ禍の影響で時期に関しては熟慮する方が良いとの提言も受けている。コロナ禍が明けた現在、再び道の駅設置に向けて始動を開始。庁内に道の駅検討協議会を立ち上げ、国の補助が得られる一体型の道の駅設置を目指す方針。(2023年12月町議会の議論より)
四日市市
0
2020年4月に策定された四日市市総合計画(2020-2029)に「道の駅設置の検討を行う」という文言が記載された。2023年2月の市議会で市側は「国の最新の動向を注視しながら必要な機能や整備スキームなど先進事例の研究を行うとともに、本市における道の駅の適地の調査を進めていく」と道の駅設置に前向きな答弁を行っている。
度会町
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過去に道の駅建設を計画していたが2016年9月の町議会で町長は正式に断念を表明。町長は「道の駅建設に最大限の努力をしてきたが、現状では多大な人事を尽くしても得がたい夢に終わる状況にある」と答弁している。