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計画中の道の駅 岡山県 各市町村の対応状況

【2024年4月改定】岡山県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。

(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。 各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、 本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)

記号の説明:
 ◎ : 建設中
 ○ : 具体的に計画中
 ▲ : 検討中
 △ : 調査・研究中
 - : 否定、又は具体的な検討なし

(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
赤磐市
0
市南部の河本・岩田地区に道の駅設置を計画中。県道27号線沿いで山陽自動車道の山陽ICから近い場所になる。2023年8月に道の駅整備に係る事業手法検討調査の公募型プロポーザルを実施した。2023年12月の市議会で議員より現在の進捗状況を問われた際、市側は「マラソンに例えると走る前のウォーミングアップの状態。フルマラソンに参加するか、ハーフに参加するか検討している状況」と答弁している。
浅口市
0
市南西部の寄島町地区の湾岸整備に関して議員より道の駅、または海の駅設置の提案あり。市長は「寄島の海は浅口市を代表する景観要素であり、漁業や海産物を通じた町の活性化は持続可能な地域づくりに欠かせないもの」と湾岸整備の必要性を認めるものの、「市が主体となり事業化することにはなりませんけれども」と道の駅や海の駅設置には否定的な見解を答弁している。(2022年12月市議会の議論より)
井原市
0
2010年から2011年にかけて市議会では旧芳井町地区への道の駅建設に関する議論あり。但し、現在においても道の駅設置の具体的な検討は進んでいない。2018年6月の市議会で市長は「芳井町編入後の新井原市の将来構想において、建設計画の中に道の駅建設はない」と道の駅設置を否定している。
岡山市
0
2016年6月の市議会で市側は「吉備路の周遊促進策の一つとして道の駅設置を検討している」と答弁。立地候補地として北区高松地区が示された。しかし、2018年11月の市議会では道の駅設置計画の取り下げを表明。山陽自動車道の吉備SA、国民宿舎サンロード吉備路、JA岡山の産直施設が道の駅のコンセプトを有しているとして、新たな道の駅設置に関しては否定的な見解を示している。
鏡野町
1
2017年9月の町議会で地方創生推進交付金を用いた既存の道の駅「奥津温泉」のリニューアル計画を明らかにしていたが、交付金の使用期限である2019年度を過ぎた現在でもリニューアルの具体的な計画は発表されていない。なお、道の駅「奥津温泉」の年間利用客は約13万人。コロナ禍前の収支はギリギリ黒字、コロナ禍期間は厳しい経営状況になった模様。(2020年3月町議会の議論より)
笠岡市
1
既存の道の駅「笠岡ベイファーム」はコロナ禍前の数値ではあるが年間利用客(レジカウント数)89万人、売上7億5千万円を記録。2011年度の開業時と比較すると業績を約7倍に伸ばしている。アフターコロナを見据えて野菜栽培、収穫体験などの取り組みの可能性を検討する予定。なお、2019年3月の市議会で市側は民間活力を活用した新しい道の駅設置を示唆する発言を行っていたが、コロナ禍期間中の市議会では本件に関する議論は行われていない。
吉備中央町
2
既存の道の駅「かもがわ円城」はコロナ禍期間に入り逆に売上を伸ばすなど経営は順調。2021年度の売上は1億3千万円で指定管理料無しで黒字を計上している。もう一つの道の駅「かよう」は300万円の指定管理料が計上されている。
久米南町
1
既存の道の駅「くめなん」は2016年5月にリニューアルオープン。地元食材を用いたレストラン、町内外の特産品を販売するアンテナショップ、情報コーナーが設けられた。
倉敷市
0
倉敷市では2015年6月に道の駅整備委員会を立ち上げ、市内への道の駅設置の可能性について検討を行っていたが、2018年7月の豪雨災害により検討は中断していた。その後、国土交通省が防災道の駅整備のための支援を開始することに伴い、倉敷市でも再び道の駅設置の検討を開始。具体的な検討は始まっていないが、市側は「道の駅整備に向けて検討していく」と設置に積極姿勢を見せている。(2021年9月市議会の議論より)
里庄町
0
2017年3月に議員より国道2号線バイパス(玉島笠岡道路)沿いに道の駅のような地場産品の展示即売施設の設置提案あり。町長は「道の駅を造るつもりはない」ときっぱりと否定。その後は町議会で道の駅設置に関する議論は行われていない。
勝央町
0
2021年2月にJR姫新線勝間田駅が斬新でお洒落な駅舎に生まれ変わったが、議員より駅舎横に道の駅を設置する提案あり。ただ、町長は「スペース的に難しい」と答弁している。また、町南東部の勝央JCT近くに交流型体験農業公園「おかやまファーマーズマーケット・ノースヴィレッジ」がある。2021年3月に策定された第5次勝央町振興計画ではこの農業公園の魅力向上を重要施策として記載。道の駅にするとは書かれていないものの、水面下で道の駅登録の可能性を探っている可能性はゼロではなさそう。
新庄村
1
既存の道の駅「メルヘンの里新庄」は2018年4月にリニューアルオープン。リニューアルに伴い駅名は「がいせん桜新庄宿」に変更となった。具体的な数値は不明だがリニューアル後は客数が大幅に増加した模様。今後、更なる道の駅の発展に向けて、新たに農作物加工場を整備する検討を行っている。(2019年村長の新年あいさつより)
瀬戸内市
2
市内の既存の2つの道の駅は市を代表する観光施設ではあるが、ピーク時と比較して来客数は半減している。瀬戸内市では2021年3月に瀬戸内市道の駅再整備構想を策定。「黒井山グリーンパーク」は防災道の駅として、「一本松展望園」はあらゆる世代が活躍する地域センターとして再整備を行う方針。(2022年11月市議会の議論より)
総社市
0
2021年11月の市議会で議員より市南東部の三須地区にある宿泊施設「サンロード吉備路」を改修して道の駅に登録する提案あり。市長は「道の駅構想についてはアイデアをいくつか頂いていたが、まさしくサンロードであればという場所でもあるので検討していきたい」と前向きな答弁を行っている。その後、2022年3月の産業建設委員会にサンロード吉備路の道の駅化構想の議案が付託され全員一致で原案を可決した。
高梁市
0
2016年3月の市議会で議員から市内へ道の駅設置の提案あり。市長は「道の駅は人の流れの中でどうあるべきかを考える必要がある。2016年度より行政だけが考えるのではなく、商工会議所などの関係団体と共に検討していきたい」と答弁していたが、その後は道の駅設置に向けた具体的な動きは特にみられない。
玉野市
1
既存の道の駅「みやま公園」は防災道の駅に選定された。防災機能の強化方法を検討中。
津山市
1
市中央部の城東地区に市内2つ目の道の駅「(仮称)城東」を計画中。場所は林田町から勝間田町までの国道53号沿い。県からも内諾を得ており一体型の道の駅として整備する予定。2023年時点では基本計画を策定中で、基本計画策定の中でオープン予定時期を決定する方針。また、既存の道の駅「久米の里」の2022年度の利用客数は26万8千人。2023年度もほぼ同程度となる見通し。
奈義町
0
2011年策定の奈義町まちづくり総合計画の中に、町内にある直売所「山彩村」を道の駅にすることを検討すると記載されていたが、その後は特に道の駅化に向けた動きは見られない。2021年策定の次期奈義町まちづくり総合計画には道の駅計画の項目は削除されている。
新見市
新見市
1
西粟倉村
1
既存の道の駅「あわくらんど」は2014年度重点道の駅候補に選定。「あわくらんど」と隣接施設の「あわくら旬の里」を一体化してリニューアル整備する予定。

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
早島町
0
町内への道の駅建設は町長の選挙公約。ただ、道の駅設置を協議した国からは「周辺に道の駅は無いものの、代替となる休憩施設が多数あり、道の駅設置は難しい」との返答。これを受けて2018年6月の町議会で町長は「道の駅を含めた民間施設による交流施設の誘致を目指す」と答弁したが、その後は道の駅設置を目指す動きは特にみられない。
備前市
0
市内へ道の駅設置を計画中。現状、候補地として挙がっているのは市東部の三石地区(県道98号線沿い)、市中央部の伊里中地区(国道2号線沿い)、市西部の伊部地区(国道2号線沿い)の3つ。特に伊部地区に関しては移転が予定されている伊部小学校の跡地が候補地になっており、市長から「備前焼や地元特産物の販売、電気自動車の給電設備、水素ステーション、防災公園などの機能を有する道の駅として活用したい」と市議会で答弁している。「是非とも一、二ヶ所造りたい」と答弁したこともあり、複数の道の駅設置を視野に入れている可能性もある。オープン時期に関して、市長は「現段階で具体的な完成についてはお答えできないが、一日でも早く工事着工ができるように努力する」と答弁している。(2022年12月市議会の議論より)
真庭市
真庭市
3
美咲町
0
美作岡山道路が町内に延伸予定だが、町の南東部に柵原ICが設置される予定になっている。町長は「美作岡山道路開通の効果をより大きなものにするためには、柵原IC周辺にサービスエリアまたは道の駅の機能を持った施設を整備することは必要不可欠であると考えている」と町議会で答弁している。(2019年6月町議会の議論より)
美作市
1
中国自動車道の美作IC近くに市内2つ目の道の駅「(仮称)彩菜茶屋 美作インター店」を計画し、2014年度の重点道の駅候補にも選定されていたがその後は難航。2019年に入り国、県と協議を行い実現可能性の目途が見えてきた感じがしたが、今度は高速道路を管轄するネクスコとの協議が難航。現在は高速バス利用者のための臨時の無料駐車場として利用されている。これとは別に市南東部の宮本地区にある宿泊施設「五輪坊」の利用方法について検討中。検討委員会の中で道の駅にするという提案も出されている模様。(前半部分は2022年6月、後半部分は2020年9月市議会の議論より)
矢掛町
1
2020年7月登録の道の駅「山陽道やかげ宿」は2021年3月にオープン。2021年8月の時点で町の想定よりも早く来客者10万人を記録した。
和気町
0
町西部の2017年に閉校となった旧山田小学校跡地(国道374号線沿い)に道の駅設置を検討中。2020年3月に改訂された和気町総合戦略に「道の駅設置を検討する」との一文が追加された。コロナ禍の影響のため、道の駅設置検討は暫く休止していたが、2022年度に開催された町政相談会の場で町民に対して「道の駅設置に向けて地元との協議を再開する」と宣言。2023年9月の町議会では「着実に一歩一歩進めていきたい」と発言している。