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計画中の道の駅 徳島県 各市町村の対応状況

【2024年4月改定】徳島県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。

(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。 各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、 本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)

記号の説明:
 ◎ : 建設中
 ○ : 具体的に計画中
 ▲ : 検討中
 △ : 調査・研究中
 - : 否定、又は具体的な検討なし

(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
藍住町
0
藍住町では「藍の町」として全国に発信する取り組みを行っているが、その一環として藍染め作業の全ての工程を行うことが可能な「あいぞめ藍工房」が2021年5月にオープン。道の駅的な施設ではあるが今のところ道の駅登録に向けた動きは見られない。
阿南市
1
阿南市では市やや南部の新野町地区に市内2つ目の道の駅設置を計画していたが、計画は凍結となった。2017年12月の市議会で前市長は道の駅構想を明らかにして、2019年2月には市のホームページを通して道の駅設置計画を市民に伝えていた。しかし、2019年12月に就任した新市長は採算性の確保、及び長期的かつ広域的な視点から2020年2月に道の駅新設計画の凍結を発表している。ただ、白紙撤回ではなく、採算性の確保がデータ的に示されれば道の駅計画の再検討を行うことも表明している。
阿波市
1
近年の阿波市議会では道の駅設置に関する議論は行われていない。2022年3月策定の第2次阿波市総合計画にも道の駅、または道の駅的施設の設置の計画は記載されていない。
石井町
0
2017年6月の町議会で議員より町南部の県道20号線の新童学寺トンネル付近に道の駅設置の提案あり。町側は「あの場所は水源が無いのがネックで、水を引くには多額の費用が必要」と該当場所への道の駅設置は否定。2021年3月策定の第5次石井町総合発展計画には観光・交流拠点の整備の施策として四銀いしいドーム、都市公園の整備の計画が記されているが、道の駅登録を目指すとは記されていない。
板野町
1
2020年7月登録の道の駅「いたの」は2021年4月にオープン。2021年度の売上は6億3千万円と順調。今後の予定としては道の駅の北側敷地にホテルが建設される予定になっている。また防災道の駅にも選定されている。
海陽町
1
近年の海陽町議会では道の駅新設に関する議論は無し。ただ、2018年3月策定の第2次海陽町総合計画には観光受け入れ態勢の整備の主要施策として「観光案内所や土産物販売などの機能を持つ観光拠点の整備・充実に取り組む」と道の駅的施設設置の施策が記載されている。
勝浦町
1
既存の道の駅「ひなの里かつうら」の周辺整備を計画中。道の駅を「にぎわいや交流の拠点」と位置付け、多目的広場整備や駐車場の拡張を行う計画になっている。ただ、2019年3月に公表したこの計画だが、なかなか具体的には進捗していない状況。2023年3月の町議会で市長は「多くの方々の意見を聞き計画を進めているが、道の駅周辺で大きなイベントが続くと来場者が多いので先にできることから対応していく」と今後も計画を進めていくことを明らかにしている。
上板町
0
上板町内には観光・交流施設「技の館」がある。町内の施設では最も道の駅に近い施設であるが、今のところ特に道の駅登録に向けた動きは見られない。
上勝町
0
町内にはファーマーズマーケット「いっきゅう茶屋」がある。町内では道の駅に最も近い存在だが、今のところ道の駅登録の動きは見られない。ただし、2020年3月策定の第2期上勝町創生総合戦略には取り組み内容として「いっきゅう茶屋」の拠点強化という項目があり、将来的な道の駅登録を目指している可能性もありそう。
神山町
1
既存の道の駅「温泉の里神山」の利用者数はコロナ禍前の数値ではあるが年間約40万人。経営的には順調で、町議会では駐車場の拡張や神山町名物のすだちの道の駅での通年販売などが議論されている。
北島町
0
北島町議会では近年、道の駅設置に関する議論は行われていない。2022年3月策定の北島町第5次振興計画(後期分)にも、道の駅、及び道の駅的施設を設置する施策は記載されていない。
小松島市
0
2018年2月に開催された小松島南部の地域振興に向けた検討会議の場で、市南部の立江櫛渕地区に設置予定の四国横断自動車道のインターチェンジ周辺に高速道路のSA的役割を果たす道の駅設置の計画が明らかにされた。ただ、その後はコロナ禍の影響もあり計画はあまり進んでいない。ただ、2022年6月の市議会で議員より道の駅計画の進捗状況を質問された際に、市側は「国、県と協議を重ね2022年12月頃には基本計画を策定したい」と答弁しており、道の駅計画は現在も進捗していることを明らかにしている。
佐那河内村
0
2016年3月策定の「佐那河内村地方創生総合戦略」に「道の駅等のワンストップ可能な立ち寄り施設を設ける」という施策を明記。その後、2016年9月に村長は村議会の場で道の駅設置の検討を行うことを宣言した。ただ、その後は2017年8月に開始した道の駅基礎調査に関するプロポーザルを急遽中止にするなど、道の駅計画は暗礁に乗り上げている模様。また、2022年度より旧庁舎跡地を活用した交流拠点の設置検討が行われている。今のところ村側からこの交流拠点を道の駅にするという発信は無いが、もしかしたら水面下で道の駅化を進めている可能性はあるかも知れない。
つるぎ町
1
最近のつるぎ町議会では道の駅新設、既存の道の駅の経営やリニューアルに関する議論は行われていない。
徳島市
0
建設が計画されている徳島南環状道路の国府IC付近に道の駅「(仮称)国府」を計画し2021年度にオープンの予定であったが、徳島南環状道路の建設計画が大幅に遅れており道の駅建設に関しても一旦事業を休止し事業の見直しを行うことが決定した。なお、事業見直しの着手時期は徳島南環状道路の進捗の見込みが明らかになるタイミングを見計らうことになっている。
那賀町
3
町議会では2017年度より上那賀・平谷下ノ内地区に道の駅を設置する議論が行われており、2018年の議会では町長が「道の駅設置の本気度は100%」という発言まであった。但し、上那賀・平谷下ノ内地区に関しては水害抑止のための河川工事と嵩上工事が優先で、なかなか道の駅設置の具体的な進捗は見られない状況。河川工事、嵩上工事完了後に道の駅設置の議論が始まる見通しだが、これらの工事の完了時期は見通せない状況である。(2018年9月町議会の議論より)
鳴門市
2
2021年6月登録の道の駅「くるくる なると」は2022年4月にオープン。初年度の来客者数は目標の2倍以上となる119万人、売上は目標の約3倍となる15億5千万円を記録した。市長は2,017年度の施政方針演説で市内の東西南北に1つずつ道の駅を設置する方針を発表(既存の道の駅1つを含む)しており、今後は東側の鳴門北インターチェンジ付近、北側の北灘町の国道11号沿線に道の駅を建設する予定になっている。
東みよし町
0
町民より徳島自動車道の吉野川ハイウェイオアシスを道の駅にする要望が過去に提出されたことがあるが、現状では道の駅化に向けた動きは見られない。2018年9月に改訂された「まち・ひと・しごと創生総合戦略」にも道の駅設置に関する記述はない。
松茂町
0
2016年の議会で国道11号線沿いの物産販売施設を備えたバスターミナル「とくとくターミナル」に関して、町長は「とくとくターミナルを道の駅にすることを模索している業者もいるので、やっていただければ良いと思う」と道の駅登録を後押しする発言があったが、その後は特に道の駅化に関する議論は町議会では行われていない。詳細は不明だが立ち消えになった可能性がある。
美波町
1
既存の道の駅「日和佐」の来客者数は2009年の28万3千人をピークに減少を続け、コロナ禍前の2019年は17万9千人まで落ち込んでいる。経営は町から指定管理料を受け取って何とか黒字にしている状況だったが、コロナ禍が一段落した2022年度は経営が良化。久々に491万5千円の純利益を計上した。なお、道の駅「日和佐」は2014年度の重点道の駅候補に選定されており、外国人観光客対応強化等を図る予定。

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
美馬市
2
2018年春登録の道の駅「みまの里」は同年6月にオープン。オープン当初の経営は順調だったが、その後コロナ禍の影響もあり指定管理料1060万円が投入されても赤字経営となり、2022年度には道の駅の指定管理者が契約期間を2年残して一方的に撤退を表明している。市側は新たな指定管理者を募集し2つの企業からの申し込みがあったことを表明している。なお、道の駅機能に関しては途切れることなく今後も維持していくことになっている。
三好市
3
市の北東部の池田町州津地区に道の駅「(仮称)箸蔵」の設置を計画し、2019年7月には基本計画を策定、2023年度オープンのスケジュールも発表されていた。しかし、その後は市議会や各種委員会で(仮称)箸蔵道の駅に関する議論は殆ど無し。2020年度より(仮称)箸蔵道の駅に関する予算も計上されなくなっている。このような状況になっている理由は明かされていないが、2019年の市議会で議員より「箸蔵道の駅のような見切り発車にならないように」という答弁があり、何らかの理由で計画が見直されている可能性が高い。但し、三好市のホームページ上には道の駅「(仮称)箸蔵」の基本計画が未だに掲載されており、中止という訳ではなさそう。
牟岐町
0
JR牟岐線の牟岐駅前にある海部病院が高台に移転。この海部病院の跡地に関して2017年に地元商工会が有効活用を求めて816人の署名を町長に渡している。コロナ禍のため、海部病院跡は臨時のコロナ病棟として活用されたが、その後の利用方法に関して町長は「県の方で具体的な検討が行われるが、牟岐町や県南部の活性化の拠点として活用されることを期待している」と答弁している。道の駅として活用する可能性もあるかも知れない。(2022年3月町議会の議論より)
吉野川市
0
2015年12月の市議会で議員からの道の駅設置の提案あり。市側は「本市においては社会保障関係経費の増大やインフラストックの整備、時代の要請に応じた喫緊の行政需要への対応を優先することにしており、道の駅設置に関しては特に慎重にならざるを得ない状況」と回答。以後は市議会、及び各種委員会で道の駅設置に関する議論は行われていない。