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計画中の道の駅 富山県 各市町村の対応状況

【2024年4月改定】富山県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。

(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。 各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、 本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)

記号の説明:
 ◎ : 建設中
 ○ : 具体的に計画中
 ▲ : 検討中
 △ : 調査・研究中
 - : 否定、又は具体的な検討なし

(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
朝日町
0
2017年6月の町議会で議員よりあいの風とやま鉄道の泊駅南側の保留地に道の駅を設置する提案、2017年12月の町議会で町の観光地である舟川桜並木周辺に道の駅を設置する提案あり。町側は「現時点では道の駅設置の構想を持っていないが、今後のまちづくりに必要であれば参考にしたい」と答弁。コロナ禍が始まり町議会における道の駅設置の議論は無くなったが、アフターコロナに入りまた議論が活発化する可能性がある。
射水市
1
既存の道の駅「カモンパーク新湊」は県内の観光地では第6位、道の駅に限れば第3位の年間54万1千人の入込客数を誇る人気の道の駅。更なる集客を目指し大規模リニューアルを計画中。2021年10月に「射水市道の駅周辺エリア基本構想」を策定した。既存施設の充実を図るとともに新たに宿泊施設を誘致する予定。また防災機能も強化する方針になっている。リニューアルオープンは2025年度末を予定している。(2022年9月市議会の議論より)
魚津市
0
2022年12月の市議会で議員より4車線化されて交通量が約2倍になった国道8号線バイパス沿いに道の駅設置の提案あり。市長は「魚津市産の果物や海産物を道の駅を通して販売、展開していく可能性は非常に大きい。どのような形で施設整備が可能になるのかを研究していきたい」と答弁。2015年に道の駅設置の提案を受けた際には「市内には海の駅があるので道の駅は不要」と答弁していた時と比べると格段に前向きになったと言える。隣市の黒部市の新しい道の駅「KOKOくろべ」の成功を目の当たりにした影響もありそう。
小矢部市
1
既存の道の駅「メルヘンおやべ」の2021年度の入込客数は富山県内の観光地では第8位、道の駅に限れば第4位となる45万7千人。引き続き観光、特産品等の地域情報を提供する拠点施設として機能強化を図る方針。(2021年9月市議会の議論より)
上市町
0
町長は2017年3月の町議会で「民間主導であれば町としては大いに歓迎する」と発言していたが、町主導の道の駅設置には消極的な模様。2019年9月の市議会で議員より道の駅整備の可能性の質問に対して、町側は「地場産農産物等を通年で確保することが難しい」「収益性や既存店舗への影響について危惧をしている」と2つの理由を挙げて道の駅設置が難しいと答弁している。
黒部市
2
2021年6月登録の道の駅「KOKOくろべ」は2022年4月にオープン。市北西部、国道8号線バイパス沿いで総合公園や黒部市美術館近くに立地。2023年度内には近隣に温浴施設もオープンする予定。初年度の来客数は100万人を超え、順調なスタートを切っている。
高岡市
2
2017年11月に登録された道の駅「雨晴」は2018年4月にオープン。場所は市内の観光地の雨晴海岸近くにある。オープンから2月末までの10ヶ月間のレジ通過数は11万2千人。レジ通過者数こそ少ないが、来客数はとても多い(詳細数値は不明)。駐車場不足が大きな問題だったが、2018年11月に第2駐車場がオープンした。(2019年3月市議会の議論より)
立山町
0
2019年3月の町議会で廃校となった日中上野小学校の跡地に道の駅設置の提案あり。町側は「地域の方々と協議を進めながら、方向性を決める」と答弁。その後、2021年に跡地利用の公募型プロポーザルが行われ、前田薬品工業(株)が運営管理責任者として採択された。当該箇所はインターナショナルスクールを開校予定で道の駅にはならない。なお、町内の道の駅設置に関して、町側は2016年12月の町議会で「町内には国道が通っていない。また民業の圧迫になる」と道の駅設置を否定している。
砺波市
2
食堂、喫茶店が閉店して衰退気味の既存の道の駅「庄川」は2017年6月にリニューアルオープン。販売スペースを広げ、フードコーナーが新たにオープンしている。業績はV字回復しており、2021年度の売上はコロナ禍の中、売上は1億円超えを達成した。
富山市
1
2020年9月の市議会に「道の駅らしき施設(原文まま)設置」の陳情あり。審議の結果「市内には複数の事業者において道の駅に類似する施設がある。民間事業者への影響が考えられ、また設置・運営費用が多額になることから道の駅らしき施設の設置は困難」との理由で陳情は不採択となった。
滑川市
1
既存の道の駅「ウェーブパークなめりかわ」を含めた滑川漁港周辺一帯の再整備を検討中。道の駅のリニューアルについても検討される見通し。また、2016年12月の市議会で議員より国道新8号線バイパス沿いに新たな道の駅設置の提案あり。市側は「道の駅新設については地元の機運の高まりが必要。また国土交通省とも協議が必要なため今後研究していきたい」と答弁している。但し、その後、市議会においては新しい道の駅設置に関して議論は行われていない。
南砺市
5
既存の道の駅「福光」の2022年度の入込客数は富山県の観光地では第1位の119万6千人を記録するなど好調。一方、既存の道の駅「井波」は厳しい経営が続いており、市からの無利子貸与金の合計は2018年の時点で1億6800万円になっている。山奥に位置していた道の駅「利賀」は2022年4月に利賀市民センター内に移転している。
入善町
0
隣の黒部市にオープンした道の駅「KOKOくろべ」の影響で、町内の農作物直売所「みな穂 あいさい広場」の売上減が懸念されている。議員より道の駅「KOKOくろべ」を凌駕する施設として、北陸自動車道の入善PAにハイウェイオアシス併設の道の駅設置の提案あり。町側は「パーキングエリアからハイウェイオアシスの一般駐車場への車の動線の確保が課題。また年を通した農作物の確保や採算性の確保も課題」と述べつつも、「地域のメリットも大きいので効果と課題の両方の検証しつつ検討したい」と道の駅設置へ含みを残している。(2021年12月町議会の議論より)
氷見市
1
既存の道の駅「氷見」の2022年度の入込客数は富山県の観光地では第4位、道の駅に限れば第2位の65万3千人。市側は本市の道の駅はもっとポテンシャルが高いと考えており、販売商品の種類を増やすなどソフト面の充実を図る予定。また、2022年12月の市議会で市北東部の景勝地の灘浦海岸に美しい海岸線を眺める道の駅設置の提案あり。市長は「道の駅登録要件に他の道の駅と10km以上離れているというものがあるが、将来的な課題として検討したい」と答弁している。
舟橋村
0
2013年の村議会で議員より道の駅設置の提案があったが、村側は村内に国道が通っていないという理由で道の駅設置を否定。舟橋村は東京ディズニーランド7個分しかない日本一小さな村。人口は20年前と比較して倍増しており、用地確保が困難なことも道の駅のような集客施設の設置を難しくしているようだ。