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計画中の道の駅 山形県 各市町村の対応状況

山形県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。

(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。 各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、 本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)

記号の説明:
 ◎ : 建設中
 ○ : 具体的に計画中
 ▲ : 前向きに検討中
 △ : 設置の是非を検討中
 × : 設置を否定、又は断念
 - : 設置に関する議論なし

(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
朝日町
1
H27年春登録の道の駅「あさひまち」はH27年10月にオープン。H30年4月に通算の来客数が100万人を突破した。
飯豊町
1
既存の道の駅「いいで」のH29年度売り上げは6億5千万円、利益はマイナス320万円。繰越利益剰余金があるため、今のところ大きな問題にはなっていない模様。(H30年7月議会だよりより)
大石田町
0
約32億円を掛けた町民交流センター「虹のプラザ」はH29年9月に完成。今のところ町議会では道の駅登録に関する議論はされておらず、道の駅登録を目指す可能性は低いと考えられる。
大江町
1
既存の道の駅「おおえ」に併設されている温泉施設のリニューアル工事が完了。日によって色が変わる珍しい泉質や露天風呂の有機ELパネルが人気になっている。
大蔵村
0
×
舟形町の町長より舟形町、最上町、大蔵村の3町村合同の道の駅設置の話を持ち掛けられたが、大蔵村は道の駅設置に消極的な模様。
小国町
1
既存の道の駅「白い森おぐに」の活性化策を計画中。新たな直売所を整備し、町内産の農林水産物を始めとする「白い森ブランド」の販売拠点として、白い森情報の発信拠点としてその機能を強化する予定。(H30年町議会にて町長の答弁より)
尾花沢市
1
既存の道の駅「尾花沢」は施設の老朽化が進んでいるためリニューアルを検討中。観光情報ラウンジの充実や休憩スペースの拡張、目玉メニューの開発や特産品の販売強化を行う予定。(H30年市議会の議論より)
金山町
0
×
金山町では国道13号線沿いにある中央公民館を改修して道の駅にする構想を持っていたが、見通しは厳しそう。町長はH30年の町議会で「中央公民館に道の駅を設置するのはかなり窮屈。道の駅は非常にお金がかかる反面、年間を通しての経営が中々成り立たない事も想定されるので、かなり実現性は厳しいと考えている」と答弁。過去の町議会では道の駅設置に強い意欲を見せていた町長だが、事実上断念したものと考えられる。
河北町
1
既存の道の駅「河北」は経営不振のためH30年4月から休館中。現時点では再開の見通しは立っていない。また、再開するにしても物産販売やレストランの運営は行わず、道路情報や観光情報の提供のみ行う施設にする予定。道の駅の本格的な見直しは沿道の国道287号線が4車線化される時期(およそ10年後)を目途に検討する予定。(H30年町議会の議論より)
上山市
0
×
議員からの道の駅設置提案に対して、市側は「道の駅は地域活性化に繋がる施設と認識しているが、建設費や維持管理を考えると、現時点では市が主体となって建設する考えはない」と答弁。一方、「設置主体者を民間事業者にも広げる国の動きもあるので、その動向を注視したい」とも発言しており、民間主体の場合は道の駅設置もありうることを示唆している。(H28年市議会にて)
川西町
0
6次化産業拠点「かわにし森のマルシェ」はH28年5月にオープン。住民からの「道の駅登録を目指すのか?」という質問に対して町側は明言していない。(H27年住民議会意見交換会)
酒田市
0
閉校した酒田商業高校跡地の利用方法に関してサウンディング型市場調査を実施。その中で道の駅の議論も行われた。参加したのは4社。市側への提案として「道の駅認定」と「2020年を目処にした事業実施」など7項目が示された。
寒河江市
1
老朽化が進む既存の道の駅「寒河江」のリニューアルを計画中。H30年度内に整備基本計画を策定し、H32年度に整備完了を目指す予定。
鮭川村
鮭川村
0
庄内町
1
H28年春に市内にある風車市場が道の駅に登録。駅名は「しょうない」。道の駅としてはH28年10月8日にオープンした。売上高は道の駅登録前と比較すると約5倍となり、道の駅登録効果が表れている。(H29年町議会の議論より)
白鷹町
白鷹町
1
新庄市
0
市内への道の駅設置を検討中。2018年3月に道の駅基本構想が策定された。候補地は「エコロジーガーデン北側」「県立新庄病院周辺」「新庄IC周辺」の3ヵ所。オープン予定時期は今のところ未定。
高畠町
1
町長はH27年6月の議会で東北中央自動車道の南陽高畠IC付近に道の駅のような物流や観光の拠点施設を設置する計画を明かしたが、その後は議会等で新しい道の駅に関する議論は見られない。計画断念か、まだ計画は継続中なのか詳細は不明だが、町議会の論調を見ると近隣の米沢市の新しい道の駅「米沢」に先を越されてしまったという感が否めない。町議会では道の駅「米沢」を活用した町の活性化策が議論されている。
鶴岡市
2
開通間近の日沿道の鼠ヶ関IC付近に道の駅設置を計画中。現在、既存の道の駅「あつみ」の扱いを国、及び県と協議しており、場合によっては既存の道の駅「あつみ」を移転という形になる可能性もある。オープン時期は日沿道の進捗状況に合わせることになっているが、日沿道の開通時期が未定であるため、市側は「具体的なスケジュールを示すことは今は困難」と答弁している。(H29年市議会にて建設部長の答弁より)
天童市
1
既存の道の駅「天童温泉」は駅名に「温泉」が入っているものの近くに観光客向けの温泉施設は存在しない。現在、道の駅近くにある市民向けの温泉施設「ふれあい荘」と老人保養センター「かまた荘」を改築、改装して日帰り温泉施設にすることを検討中。市民、高齢者だけでなく観光客にも開放予定で、本駅は駅名の通り近隣に温泉施設がある道の駅になる予定。(H30年予算特別委員会の議論より)
市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
戸沢村
1
高規格道路の新庄酒田道路が間もなく開通見通し。これに伴い旧国道47号線沿いの既存の道の駅「とざわ」の利用客減少が懸念されている。対策として村長は「道の駅の連携、ネットワークにより集客を図らなければならない。検討会を今年度中に立ち上げる」と議会で答弁している。(H28年村議会より)
中山町
0
H27年12月策定の中山町まち・ひと・しごと創生総合戦略に道の駅整備を検討することを記載。H30年の町議会で議員より「道の駅整備計画の策定はいつ始めるのか」の質問に対して、町長は「今後の国による国道112号線の整備の進捗や、周辺市町村の道の駅整備の動向を把握しながら検討していく」と答弁している。
長井市
1
H28年秋に登録された道の駅「川のみなと長井」はH29年4月にオープン。オープン当初は客足が伸びず市議会でも問題視されていたが、途中から盛り返しH29年12月までの入込客は目標の18万5千人を大幅に上回る43万7千人を記録した。(H30年市議会の施政方針の中の市長の発言より)
南陽市
0
市長は道の駅等の物産販売拠点の設置に関して、議会で「南陽市には誇るべき特産品が多く、東北中央自動車道開通を見据えて活かしていきたい。しかし、近隣市町村の道の駅は運営に苦慮していると聞いているので慎重に考えている」と答弁している。(H28年市議会にて)
西川町
1
既存の道の駅「にしかわ」はH28年4月にリニューアル。リニューアル効果により売り上げが増加し、H29年度は久々に黒字(+397万円)を記録。しかし、資本金1億円は4500万円まで目減りした状況であり厳しい状況は変わっていない。(H30年7月議会だよりより)
東根市
0
H29年度の施政方針で市内の産直施設「よってけポボラ」を中心とした道の駅設置を目指すことを正式表明した。H29年度に基本構想の策定が完了、H30年度は関係機関および市民の意見を取り入れる機会を設けて基本計画を策定する計画になっている。(H30年予算特別委員会にて経済建設分科会委員長の発言より)
舟形町
0
H27年10月発表の舟形町総合戦略に道の駅設置検討を明記。H29年3月に最上地区8市町村と国土交通省及び山形県側の関係者による「最上地域道の駅検討会」が開催された。舟形町側は長沢地区にある既存施設「あゆっこ村」を道の駅に登録したい意向だが、この施設が国道、県道に面していないこと、及び既存の道の駅からの距離など、立地面で現状は道の駅登録が難しい状況。今後も状況を見ながら道の駅設置の機会を伺う予定。(H30年町議会にて町長の答弁より)
真室川町
0
現在、東北中央自動車道の整備が行われているが、町の東部の及位地区にインターチェンジと道の駅設置を県側に要望した。県側よりボーリング調査実施の約束を取り付けた。(H27年町議会の議論より)
三川町
三川町
1
村山市
1
H29年度の施政方針で市長は既存の道の駅を村山IC近くに移転し、道の駅とJRの村山駅までバラ回廊ロードを整備する考えを示していたが、H30年度に入りトーンダウンしている。市長は「道の駅に関してはまだ考えがまとまっていない。東北中央自動車道が開通すると国道13号線沿いの現在の道の駅の場所ではやっていけないと思う。ただ、10億、20億掛けて高速近くに移転しても全く流行らない可能性もある」と答弁。更に「今の道の駅も流行らなくなれば閉めるのも一つの選択肢」と既存の道の駅の廃用まで言及している。(H30年市議会にて)
最上町
0
町の西部の志茂地区(国道47号線沿い)にある「川の駅ヤナ茶屋もがみ」を道の駅に登録することを計画中。舟形町より最上町を含む3町村合同の道の駅設置を持ち掛けられた際に、最上町は町単独の道の駅構想があることを舟形町に伝えている。最上町からの道の駅に関する公式発言は今までなかったが、2019年度の施政方針で初めて「観光情報発信の拠点となる道の駅整備について検討を進める」と公式に発表された。
山形市
0
市内の2箇所に道の駅設置を計画中。一つは東北中央自動車道の山形上山IC付近に「(仮称)蔵王」。もう一つは同じく東北中央自動車道の山形中央IC付近に「(仮称)山形中央IC」。H30年5月に山形市道の駅整備構想が策定された。開業時期は今のところ明示されていないが、「(仮称)蔵王」は具体的な構想も固まっており、比較的早く開業する見通し。一方、「(仮称)山形中央IC」はまだ具体的な構想はまとまっておらず、もう少し時間が掛かる見通し。
山辺町
0
×
財政、運営、用地など様々な問題から道の駅設置は困難と判断した
遊佐町
1
日本海沿岸東北道の遊佐鳥海IC付近に大規模な道の駅設置を計画中。元々の計画ではH31年度オープンの予定であったが日本海沿岸東北道の酒田みなと-遊佐鳥海IC間の開通が遅れており、道の駅オープンも大幅に遅れる見通し。H30年度時点における酒田みなと-遊佐鳥海IC間の工事進捗率は着工から10年経過しているにも関わらず44%。なお、新しい道の駅が完成した際の既存の道の駅「鳥海ふらっと」の扱いに関しては検討中。閉鎖するか、或は国道7号線利用者のために規模を縮小して営業を継続するか検討することになっている。(H30年市議会の議論より)
米沢市
2
H29年秋登録の道の駅「米沢」はH30年4月にオープン。東北中央自動車道の米沢中央IC付近に位置しており、重点道の駅に選定されている。入込客数、売上高の情報はまだ挙がっていないものの、連日、大勢の客が押し寄せ絶好調の様相。早くも県内No.1の道の駅と呼ばれるようになっている。