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計画中の道の駅 秋田県 各市町村の対応状況

【2024年4月改定】秋田県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。

(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。 各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、 本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)

記号の説明:
 ◎ : 建設中
 ○ : 具体的に計画中
 ▲ : 検討中
 △ : 調査・研究中
 - : 否定、又は具体的な検討なし

(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
秋田市
1
議員より市東部の河辺地区の国道13号線沿いに道の駅設置の提案あり。市側は「現時点において道の駅設置の計画は無いが幅広く様々な視点からその効果や課題について研究したい」と答弁している。(2022年3月市議会の議論より)
井川町
0
町南部の国道287号線沿いにある国花苑に関して、過去、何度が議員より道の駅に登録する提案が出されている。2021年6月の町議会で改めて議員より国花苑の道の駅登録の提案が出されたが、町長は「(1)24時間トイレなど新たに整備しなければならない施設が多くなる (2)今の駐車場の規模では道の駅に登録できない (3)駐車場等を新たに整備した場合、既存エリアを大幅に変更しなくてはならない」の理由から「道の駅構想は考えていない」と改めて構想を否定している。
羽後町
1
2016年にオープンした道の駅「うご」は開業7年目を迎えても好調な運営を続けている。2021年度の来客者数は79万人、売上は開業初年度との比較で約2倍の4億6千万円を記録している。あまりの人気ぶりに駐車場不足が問題になっており、今後、駐車場拡張を検討する予定。(2022年3月町長短信および町議会の議論より)
大潟村
大潟村
1
大館市
2
2023年6月の市議会で市長は「新しい道の駅整備構想を立案中」と答弁。更に同年12月の市議会では「(市の中央部を東西に流れる)米代川流域に防災施設付きの道の駅設置を検討している」と具体的な構想を明らかにしている。国との交渉過程は明らかにされていないが、市長は既に国からの内諾を得ていることを示唆する答弁も行っている。
男鹿市
1
2018年春に登録された道の駅「おが」は2018年7月にオープン。場所はJR男鹿線の男鹿駅近く。また、JR男鹿線天王駅近くにある男鹿総合観光案内所は物産館、飲食店が入る道の駅的施設。過去に何度が道の駅登録の議論が行われていたが、現状では道の駅登録は難しい模様。(2020年3月市議会の議論より)
潟上市
2
既存の道の駅「しょうわ」は秋田県営の花き種苗センターに隣接した道の駅だが、花き種苗センターは2019年7月に業務終了。花き種苗センターの跡地について議員より民間主導の賑わいの施設に設置し道の駅しょうわを更に活性化する提案が出されたが、市長は「花き種苗センターの跡地は種苗の生産供給又は花きの新品種と栽培技術の実証展示による生産振興を図る利用に限られている」と答弁している。(2021年12月市議会の議論より)
鹿角市
2
2017年秋に登録された道の駅「おおゆ」は018年4月にオープン。年間利用客は8万人と少ないが、当初の想定は年間4万5千人の利用客であり、想定以上の入込客となっている。地場産品が少ない点が課題であり、課題解決に向けて取り組んでいく予定。(2020年12月市議会の議論より)
上小阿仁村
1
村の観光協会が既存の道の駅「かみこあに」内に移転。今後は道の駅が中心となり村のDMOに関する取り組みを行うことになった。(2021年12月村議会の議論より)
北秋田市
3
既存の道の駅「たかのす」の年間利用客は30万人。施設の老朽化が目立つため14億円を掛ける大規模リニューアルを計画中。ただ、これに反対する議員も多く先行きは不透明。(2022年3月市議会の議論より)
小坂町
2
2024年2月に新しい道の駅「十和田湖」が登録された。2024年秋のオープン予定。場所は町の北東部、十和田湖に面した和井内エリアで国道103号線と国道454号線の交差部。
五城目町
1
既存の道の駅「五城目」の指定管理者は2018年度より㈱秋田東北ダイケンに変更となった。2週間のリニューアル期間を経て2018年4月中旬にリニューアルオープン。経営の立て直しを図る。(2017年総務産業常任委員会の議論より)
仙北市
0
2016年9月の市議会で道の駅開設の請願書が提出され議会で採択された。しかし、その後道の駅構想はほとんど進展せずに現在に至っている。進展していない理由の一つは市の財政が極めて厳しいこと。もう一つの理由は市内の過半数の農業従事者が道の駅に出品することに否定的であること。市長は「多くの道の駅の経営が厳しい状況を勘案すれば道の駅の実現は現段階では厳しい」と答弁している。(2022年9月市議会の議論より)
大仙市
3
国土交通省が示す道の駅第3ステージを意識して、市内の既存の3つの駅に新たな機能の充実に向けた取り組みを検討中。特に既存の道の駅「協和」は防災道の駅に選定されており、防災機能の強化と共に新たな魅力ある施設としての環境整備に取り組む予定。なお、2015年の市議会で市南部の南外地区に道の駅設置の議員提案があり、市側は「基礎的な調査を行いその結果を踏まえて方向性を検討したい」と答弁していたが、その後の市議会では南外地区の道の駅に関して議論されていない。(2021年8月市議会の議論より)
にかほ市
1
既存の道の駅「象潟」は重点道の駅に選定される市の拠点施設。道の駅「象潟」の隣接地にアウトドアアクティビティ拠点施設を設置し、更なる魅力向上を図る計画になっている。2023年度内にオープンの予定。
能代市
1
既存の道の駅「ふたつい」は2018年7月に移転リニューアル。リニューアル後の道の駅は非常に活況で年間100万人を集める東北地方屈指の人気の道の駅へ変貌した。過去には市西部の能代地区に市内2つ目の道の駅設置に関する検討が行われていたが、当時は道の駅「ふたつい」のリニューアルが最優先という理由で先延ばしされた経緯がある。道の駅「ふたつい」のリニューアル事業が一段落した現在、もしかしたら市内2つ目の道の駅設置の議論が再開される可能性はありそう。
八郎潟町
0
八郎潟町議会における道の駅の議論は2017年3月町議会まで遡る。この時、議員からの道の駅設置提案に対して、町長は「産直センターを建設する構想があり、類似施設である道の駅設置は考えていない」と答弁。2016年3月策定の第6次八郎潟町総合計画にも道の駅や道の駅的施設の設置計画は記載されていない。
八峰町
2
既存の道の駅「はちもり」の移転リニューアルを検討中。現在の町北西部の乙の水エリアから南東に6km移動し、JR五能線あきた白神駅前のハタハタ館等がある御所の台エリアに移転する予定。(2023年3月町議会の議論より)
東成瀬村
0
2011年から2020年までの計画を記した第4次東成瀬村総合計画には道の駅設置の構想が記され、村長は当時「道の駅は構想段階だが活性化には必要な施設」と述べていた。しかし、その後、村議会では道の駅設置に関する議論は無し。2022年策定の第5次東成瀬村総合計画には道の駅設置の計画は記されていない。道の駅構想の中止や凍結の宣言は出されていないが、構想は大幅に後退したのは間違いない。
藤里町
0
藤里町では過去の町議会で道の駅設置に関する議論を行ったことは無い。道の駅構想も存在しない模様。

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
美郷町
1
既存の道の駅「美郷」は2020年4月にリニューアルオープン、駅名も「雁の里せんなん」から「美郷」に変更となった。販売スペースは従来の1.5倍に、レストランでは純和風建築の意匠を活かした内観になっている。また道の駅隣接地にアウトドアブランドのモンベルがオープンした。
三種町
1
2016年3月の町議会で町西部の大口地区(国道101号線沿い)にある温泉・宿泊施設付き施設「ゆめろん」を道の駅に登録申請することが議論され、町長も前向きな姿勢の答弁を行っていたが、その後は議会では道の駅申請に関する議論は行われていない。水面下で検討が進められている可能性もあるが、断念した可能性もある。
湯沢市
1
既存の道の駅「おがち」のリニューアル及び道の駅周辺整備を計画中。2025年に市内への延伸が予定されている東北中央自動車道横堀道路の開通に合わせた施設の魅力向上、道の駅周辺の街づくり、道の駅へのアクセス道路の改良、広域防災拠点としての機能充実を図る計画になっている。また、これとは別に市東部皆瀬地区の国道398号線沿いに新しい皆瀬庁舎を建設する計画あり。議員より皆瀬庁舎に道の駅機能を付加して観光拠点にする提案が出されているが、市長は「敷地の問題もあり現状はなかなか難しい」と道の駅機能の設置を否定している。(2021~2022年市議会の議論より)
由利本荘市
5
既存の道の駅「岩城」は2023年4月にリニューアルオープン。道の駅を運営していた第三セクターの「岩城」は清算となり、代わりにバスケットプロチーム秋田ノーザンハピネッツを運営するハピネッツ社が運営する。施設構成に大きな変更は無いが洗練された商品やコンテンツを取り揃え、ストーリーやブランド価値を積極的に発信していく戦略で道の駅の活性化を目指す方針。
横手市
2
既存の道の駅「十文字」は2019年3月にリニューアル。売り場面積が1.5倍に拡張した。また、既存の道の駅「さんない」も2020年4月にリニューアル。売り場面積が24平方メートル増床した。