AROUND JAPAN

計画中の道の駅 福島県 各市町村の対応状況

【2024年4月改定】福島県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。

(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。 各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、 本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)

記号の説明:
 ◎ : 建設中
 ○ : 具体的に計画中
 ▲ : 検討中
 △ : 調査・研究中
 - : 否定、又は具体的な検討なし

(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
会津坂下町
1
湯川村と共同で整備した道の駅「あいづ 湯川・会津坂下」はコロナ禍の影響を受けつつも好調をキープ。2019年の年間来客者数は120万人、売上は6億9千万円を記録した。更なる賑わいのためにコンビニ、ホテルの誘致を検討中。また、過去の町議会で磐越自動車道の新鶴スマートIC付近の道の駅提案があり、町長は「検討を進めていく」と答弁していたが、今のところ新鶴スマートIC付近の道の駅については進展は見られない。(2020年~2022年町議会の議論より)
会津美里町
0
会津美里町ではかなり昔から道の駅構想が現れたり消えたりしているが、最近では2016年から2018年にかけて磐越自動車道の新鶴スマートIC周辺地域に道の駅設置を検討。しかし、近隣市町村の道の駅の配置、周辺道路の交通量の状況から道の駅整備は難しいと結論付けている。但し、町側は「将来に渡って道の駅整備をしないという訳では無く、社会情勢の変化や交通量の変化があれば整備を検討する」とも答弁している。(2021年6月町議会の議論より)
会津若松市
0
会津若松市の市議会では年に2回の割合で市南部の大戸地区に会津縦貫南道路を活用した道の駅設置の提案が議員より出されている。市側は観光客が減少する冬期の経営や近隣道の駅との競合を課題に挙げるものの調査検討を続けることを明言、但し、会津縦貫南道路のルートが決まっていない現状では、具体的に道の駅整備の検討をするのは困難とも答弁している。(2022年9月市議会の議論より)
浅川町
0
2018年3月に国の地方創生交付金を用いた直売所「あさマルシェ」がオープン。現状、町内では最も道の駅に近い存在だが、今のところ道の駅登録を目指す動きは見られない。2016年に策定された第5次浅川町振興計画にも道の駅、及び道の駅的施設の設置計画は記されていない。
飯館村
1
2017年春に登録された道の駅「までい館」は同年8月にオープン。場所は県道12号線沿いの深谷地区で重点道の駅に選定されている。2021年の来客者数は9万2千人。原発事故からの帰還者が1400人という数字から考えると上々の数字と言える。(2022年12月村議会の議論より)
石川町
0
町内に道の駅設置を計画中。場所は町北西部の大橋地区で国道118号線沿い。2026年3月のオープンを予定している。
泉崎村
0
国道4号線沿いの泉崎山崎地区に6次産業館「はなわの里」が2018年6月にオープン。優秀な道の駅経営で知られる玉川村の道の駅の駅長に助言を求める等、道の駅登録を目指しているような節は見られたが、今のところ道の駅登録に関する動きは見られない。
猪苗代町
1
2016年春に登録された道の駅「猪苗代」は同年11月にオープン。場所は磐越自動車道の猪苗代磐梯高原IC近くの国道115号線沿い。2014年度の重点道の駅に選定されている。
いわき市
1
既存の道の駅「よつくら港」の2015年度の利用者数は約53万人。震災が発生した2011年度は8万人まで落ち込んだが、震災発生前の2010年度の48万人を上回る数字を記録した。(2016年12月市議会にて土木部長の答弁より)
大熊町
0
福島原発事故の影響で全町域が避難対象区域に指定された大熊町だが、2022年6月に町の一部で避難指示が解除された。避難指示解除に伴い、町内に道の駅を含む地域振興設備を整備する計画。場所は常磐自動車道の大熊ICの東側。大熊ICは帰還困難区域に指定されているが、インターから500m東からJR常磐線大野駅にかけての区域は特定復興再生拠点に指定されており、この特定復興再生拠点内に道の駅を設置する見通し。(2022年12月村議会の議論より)
大玉村
0
2018年4月に町東部の国道4号線沿いの大山地区に直売所と食堂を備えた拠点施設「あだたらの里」がオープン。大玉村では「あだたらの里」を防災施設を備えた道の駅にする検討を行っている。道の駅化に向けて山形県飯豊町の防災の重点道の駅「いいで」の視察を行っている。(2022年12月村議会の議論より)
小野町
0
2018年に磐越自動車道とあぶくま高原道路が交わる小野IC近辺に道の駅を整備する構想(小野インターチェンジエリアタウン構想)が策定されたが。コロナ禍の影響もあり構想は一時中断。しかし、2021年6月町議会でアフターコロナを見据えて再始動の見通し。町長は「実現に向けた基本計画を策定し、様々な角度から検討し進めていく」と答弁している。
鏡石町
0
町内には「鏡石まちの駅かんかんてらす」がある。一部議員がこの施設を道の駅に登録することを提案しているが、この意見は議会では少数派。駐車場が小さく、更に施設から離れているため道の駅にするのは無理という意見が多数を占めている。(2022年12月町議会の議論より)
葛尾村
0
村役場近くの国道399号線と県道50号線の交差点付近に葛尾村復興交流館「あぜりあ」が2018年6月にオープンした。「あぜりあ」はオープン後も機能拡張を進め、数年後に道の駅登録を目指す予定になっている。ただ、道の駅化に関する情報は2018年以降途絶えており、いつ道の駅に登録するのか、或いは道の駅登録を目指す方針に変更があったのかについては不明。
金山町
1
2013年4月にオープンした道の駅「奥会津かねやま」は厳しい経営が続いている。2016年度の売り上げは約1千万円。町長は「冬期間に道の駅利用客が激減するため大変厳しい」と議会で答弁している。(2017年9月町議会にて)
川内村
0
議員より村内の現有施設を改修して道の駅にする提案あり。村長は「現時点では道の駅の具体的な協議には至っていない。個人的には将来、そういう構想が実現すればいいなと思う」と答弁。将来的に温泉施設の「かわうちの湯」、複合商業施設「YO-TASHI」、農作物直売所「あれこれ市場」を道の駅化の選択肢として挙げている。(2022年3月村議会の議論より)
川俣町
1
既存の道の駅「川俣」は2020年6月にリニューアルオープン。コンセプトは「五感に響く道の駅」。町の特産品の「川俣シルク」「川俣シャモ」「フォルクローレ」が体感できる道の駅になった。ただ、リニューアルとコロナ禍が重なり経営的には苦戦中。2021年の利用客は19万5千人(前年度比15.3%マイナス)と低迷。アフターコロナで巻き返しを図る。(2022年6月町議会の議論より)
喜多方市
1
2022年6月の市議会で廃校(移転・統合)となった喜多方商業高校跡地に道の駅を設置する請願が提出されたが、反対多数で請願は不採択となった。既存の道の駅「喜多の郷」に関しては議員より大規模リニューアルの提案が出されたが、町側は「傷みのある部分は改修を進める」という答弁に留まり、現時点での大規模リニューアルは否定している。
北塩原村
北塩原村
1
国見町
1
2016年秋に登録された道の駅「国見あつかしの郷」は2017年5月にオープン。オープンから487日目の2018年9月2日に早くも通算の来場者数が250万人を突破するなど、多くの人で賑わっている。ただ、収支的には赤字が続いている模様。詳細は不明だが、2021年度の決算に関して「新型感染症と地震の影響が色濃く反映した収支内容」と議会で報告している。(2022年6月町議会の議論より)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
桑折町
0
国道4号線沿いの福島蚕糸跡地に道の駅を設置することに関して町議会で議論されたことがあるが、その場所には2019年4月に桑折町蚕糸記念公園が設置された。現時点では道の駅登録に向けた動きは見られない。
郡山市
0
郡山市議会ではたびたび道の駅設置に関する議論が行われているが、市側は設置に消極的な態度で一貫している。答弁内容はほぼ同一で「市内には道の駅と同様の施設が幾つかあり、休憩機能を有するコンビニも約130店舗ある。道の駅設置は立地場所、持続的な経営のための採算性、地域の機運の高まり等、総合的な観点から慎重に検討する必要がある」としている。(2022年12月市議会の議論より)
鮫川村
0
前村長は村内に道の駅設置を計画し積極的に推進してきたが、2019年8月に就任した新村長は道の駅構想に慎重な姿勢を見せている。国道349号線沿いにある農作物直売所「手・まめ・館」を大規模改修して道の駅に登録する検討が今でも行われているが、村長は「経営改善をまずは優先していかなくてはならない。中心地の活性化の拠点としての拠点づくりは、皆様のご意見をいただきながら検討していきたい」と答弁している。(2021年6月村議会の議論より)
下郷町
1
既存の道の駅「しもごう」は市街地から遠く離れており経営的にはあまりうまくいっていない模様。2021年6月に道の駅サポーター制度を設置。サポーターの提言を参考に限られた予算の中で道の駅の活性化を図っていく方針。なお、2020年の道の駅来客者数はコロナ禍の影響が大きく対前年比84%の26万7千人。売上は対前年比76%の1億1千万円だった。(2021年12月町議会の議論より)
昭和村
昭和村
1
白河市
0
白河市では過去、数度に亘って道の駅構想が浮上し消滅を繰り返してきた。2019年市議会で市長は市内の道の駅設置に関して「まだ公表できないけど道の駅的な物産館を団体交渉をして、そういう可能性があるか探っている。(市内延伸予定の)国道294号線が通るとチャンス。国道294号の完成は数年先だと思うので、そこを視野に入れながらある程度長期的に考えていく問題」と将来的な道の駅設置に再び前向きな姿勢を示している。(2019年9月市議会の議論より)
新地町
0
2012年に策定された新地町復興計画には国道6号線沿いの釣師浜漁港近くに道の駅設置を検討すると記されていたが、10年以上経過した現在も具体的な進捗は無し。該当地区は現在「釣師防災緑地公園」としてBBQ広場とオートキャンプ場になっており、道の駅になる可能性は低そう。現時点では道の駅構想は無いものとみられる。
須賀川市
0
市南部の牡丹台アメニティ地区(県道63号線沿い須賀川牡丹園隣接地)に道の駅「(仮称)ウルトラアグリパークすかがわ」の設置を計画中。2023年3月に道の駅基本計画を策定。農業用ハウス、農業研修施設を備えた新しいタイプの道の駅になる予定。土地造成やエネルギー関連施設の整備に時間をかけるため、オープンはかなり先の2029年を予定している。
相馬市
1
既存の道の駅「そうま」は経営不振が続いていたが、2022年10月に大規模リニューアル。運営会社も総合サービス企業のシダックスに変更になった。物産館や農作物直売コーナーを拡張、地元食材を味わうレストラン、ソフトクリームなどのスイーツを味わう「殿様ミルクスタンドSOMA」が入っている。
只見町
0
2026年を目途に開通予定の国道289号線八十里越に合わせて道の駅設置を計画中。2019年に道の駅基本構想を策定、2022年12月には設置場所の決定を行う予定だった。しかし、2022年12月の町議会で町長はJR只見線駅前の賑わい創出事業を最優先として、道の駅はその後に実施すると表明。町長は道の駅設置に意欲は持ち続けているものの、オープンは先延ばしとなる見通し。なお、凡その設置場所はJR只見駅から少し南に下がった国道289号線沿いとなっている。
棚倉町
0
2018年3月の町議会で議員より道の駅設置の提案あり。町側は「道の駅に関しては大変関心を持っている」と興味を示すも「場所の問題、効果の問題、また競合となるJA施設がある中で慎重に検討したい」と答弁。町内にある人気のJA施設「みりょく満点物語」との競合がネックになっていることを伺わせている。「みりょく満点物語」を道の駅に登録する提案も出されているが、これに関しては町側の対応は不明。
玉川村
1
既存の道の駅「たまかわ」は2018年にリニューアルオープン。地方創生交付金703万円を利用し道の駅施設内に加工所を設置している。なお2017年の利用客は18万6千人。(2018年12月村議会より)
田村市
0
防災機能付きの道の駅建設を公約に掲げた新市長が2017年4月の選挙で誕生。国道288号線バイパス沿いの文珠地区に場所を選定し土地購入まで行ったが、後に水量確保が難しいことが判明しこの場所での道の駅設置は白紙撤回。但し、道の駅設置計画自体が無くなったのではなく、国道288号バイパス全線開通後に交通形態の変化を慎重に見極めてから、道の駅事業を再開する方針。(2023年3月市議会の議論より)
伊達市
1
2018年3月オープンの道の駅「伊達の郷りょうぜん」はコロナ禍の中でも業績は絶好調。開業から3年9ヵ月の2021年12月に通算来客者数が500万人を突破、売上も年々伸ばしている。ただ、市の担当者が想定していた数字を遥かに上回る来客数のために駐車場不足が喫緊の問題。駐車場を管理する国土交通省と協議して駐車可能台数の増加を検討していく方針。(2022年3月市議会の議論より)
天栄村
2
既存の道の駅「季の里天栄」は2023年度内に隣接する天栄ふるさと公園内に移転する予定。売り場面積は約2倍に、レストラン、多目的広場、遊歩道を整備する計画になっている。
富岡町
0
2017年3月に複合商業施設「さくらモールとみおか」がオープン。原発事故の影響で町域の全域が避難区域となっていた富岡町の住民帰還を促す目的で設置された施設。道の駅的な特徴を持つ施設だが、今のところ道の駅登録を目指す動きは見られない。
中島村
0
中島村議会では過去に道の駅に関する議論が行われたことが無い。第5次中島村総合計画にも道の駅、或いは道の駅的施設の設置計画は記されておらず、道の駅構想も存在しないものと考えられる。
浪江町
1
2020年3月登録の道の駅「なみえ」は2021年3月にグランドオープン。コロナ禍の影響もありオープン当初は苦戦していたが、ポケモンとコラボしたラッキー公園が道の駅隣接地にオープンした相乗効果で収益が改善。2021年度の収益は6千万円の黒字、来客者数は目標値だった49万人を達成した。(2022年9月町議会より)
楢葉町
1
既存の道の駅「ならは」は被災した双葉警察署の仮庁舎になっていたため長らく営業を休止していたが、2019年4月より温泉施設の営業を開始、2020年6月に物産館、レストランを含む全施設の営業を再開した。再開後の来客者数はコロナ禍の影響もありピーク時の3割程度。アフターコロナでの巻き返しを図る。
西会津町
1
既存の道の駅「にしあいづ」の施設拡張を実施。2016年8月に農作物直売所「ミネラル野菜の家」がオープンした。町側はリニューアル効果として従来の利用客数50万人からの倍増(100万人)を目標にしていたが、コロナ禍の影響もあり2019年度の利用客数は56万人となっている。

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
西郷村
0
村役場近くにある農作物直売所「まるごと西郷館」の規模を拡大して道の駅「(仮称)にしごう」を設置する計画あり。元々は2022年度内のオープンを予定していたが、道の駅予定地の土地買収交渉が難航。土地買収が出来なかった部分を除いた形で改めて基本計画を策定した。オープン時期は未定だが、既に福島県サポート事業の採択を受けているため道の駅が設置されることはほぼ確実と思われる。(2022年12月町議会より)
二本松市
3
市内に3つの道の駅を有する二本松市だが、市中央部にある「安達ヶ原ふるさと村」を道の駅に登録する計画あり。2021年3月の市議会で市の産業部長は「道の駅登録を目指す」と明言。2021年度策定の二本松市総合計画にも安達ヶ原ふるさと村に関して「公園と一体とした道の駅として整備する」と記載されている。ただ、2022年以降、市議会では安達ヶ原ふるさと村の再整備について、道の駅計画と呼ばなくなっている点は少し気掛かり。
塙町
1
既存の道の駅「はなわ」の年間来客者数はコロナ禍前の数値では約25万人。収支も黒字で優良な施設だった。しかし、コロナ禍の影響により営業成績は急激に悪化。2020年度の収支は713万円の赤字、2021年度の収支は473万円の赤字になっている。(2022年6月町議会の議論より)
磐梯町
1
既存の道の駅「ばんだい」は年間利用客が100万人を超える町内最大の観光スポット。更なる活性化を目指して物産スペースの拡張と温浴施設の設置を目指しているが、いずれも長期的な目標になりそう。物産スペース拡張に関しては隣接する活性化センターの改築で対処する案が有力だが、活性化センターの目的外使用となり補助金返還命令が出される可能性が指摘されている。温浴施設は財源の問題があり町の中長期計画からも外されている。(2019年12月町議会の議論より)
桧枝岐村
1
2017年4月登録の道の駅「尾瀬檜枝岐」は2018年8月30日にオープン。道の駅オープンにより隣接の温泉施設の利用客が増加。但し、事前に想定していた増加には至らず、対策を検討中。
平田村
1
既存の道の駅「ひらた」はハバネロを使った商品が好評で「日本一辛い村」としてメディアの注目を集めている。来場者が年々増加しているが駐車場が狭い問題点。村側は駐車場増設を含む道の駅施設改修を行う方針。施設内に農作物加工所を設置して新たな商品開発も行う予定(2022年村議会の議論より)
広野町
0
町南部の国道6号線沿いの夕筋地区に道の駅「(仮称)ひらの」を設置する予定だったが、建設予定地に硬質な岩盤が見つかり道の駅計画は休止中。この場所は過去に地質調査が行われて「問題無し」とされていただけに責任問題にまで発展している。町側は道の駅計画を「休止」としているが「中止」とは明言していないが、最終的に住民説明会を実施後に中止となる可能性が高そう。(2023年9月町議会の議論より)
福島市
2
2021年6月登録の道の駅「ふくしま」は2022年4月27日にオープン。オープンから7ヵ月の11月27日に早くも来場者数130万人に到達し、年間目標の133万人を大幅に上回りそうな状況。(2022年12月市議会の議論より)
双葉町
0
原発事故からの復興を図る中核施設として2020年10月に双葉町産業交流センター(F-BICC)がオープン。無料の駐車場、土産店、フードコート、レストランが入る道の駅的施設になっている。ただ、現状では道の駅登録に向けた動きは見られない。
古殿町
1
町では既存の道の駅「ふるどの」は現在、町の顔ともいえる町内最大の集客施設。町では以前から道の駅の拡張・リニューアルを検討しているが土地買収に難航している模様。2023年度の主要事業には「道の駅ふるどの」に関する事業は記載されなかった。(2023年3月町議会の議論より)
三島町
1
既存の道の駅「尾瀬街道みしま宿」は駐車場が狭いのが難点。現在、道の駅から少し離れた場所に第2駐車場を建設中。第2駐車場からは只見川の景色が広がっており、只見線第一橋梁ビューポイントに続く新たな観光スポットにすべく検討中。(2022年11月三島町次世代の議会の討論内容より)
南会津町
3
南会津町議会における道の駅設置に関する議論は2016年12月まで遡る。議員より町西部の伊南地区に新しい道の駅を設置する提案があったが、町長は「現時点では伊南地域に道の駅を整備する考えはない」と答弁している。現在、南会津町を終点とする会津南縦貫道路の整備計画があるが、この道路の開通が現実的になったら、その時には道の駅設置議論が起こる可能性がありそう。
南相馬市
1
既存の道の駅「南相馬」は開業3年目の2010年に年間41万人の来客者数を記録したが、その後は30万人程度で横ばいの状況。近隣にライバルとなる道の駅や道の駅的施設が増えたことが原因と分析している。議員より防災道の駅への認定を目指す提案があり、市側は「国の動向を注視する」と防災道の駅認定に興味を示している。(2020年12月市議会の議論より)
三春町
0
三春町議会で道の駅に関する議論を行ったのは2015年12月が最後。議員からの町内への道の駅設置提案に対して、町側は町内にある「三春の里田園生活館」が道の駅としての機能を果たしているため新たに道の駅設置の考えは無いと答弁している。
本宮市
0
本宮市議会では数年に一度の割合で道の駅設置に関する議論が行われているが、現時点では具体的な道の駅構想は存在せず、他市町村の先行事例を調査・研究している状況。市長は防災を兼ねた道の駅設置提案に対して「防災に関しては私の構想の中では道の駅でなくてもサテライト型の防災倉庫で対応可能と考えている」と道の駅には消極的な姿勢を示したが、「市長である以上、市民の要望を聞かなくてはならない。市民の方々がどうしても必要ということであれば、首長の仕事として検討しなければならないと思う」と答弁している。(2021年12月市議会の議論より)
柳津町
1
既存の道の駅「会津柳津」はコロナ禍の影響により来客者数が激減していたが、施設改修や隣接地にポケモン公園を設置した効果により来客者数は回復傾向。1月~9月の9ヶ月間の来客者数比較ではコロナ禍前の2019年が16万人、2022年が15万3千人でコロナ禍前の95%まで回復している。(2022年12月町議会の議論より)
矢吹町
0
町西部の新町地区に道の駅「(仮称)やぶき」を設置する予定だったが、道の駅事業における経理処理において不透明な点が明らかになり、道の駅計画を推進した前町長が福島地方検察庁に告発される(最終的には起訴猶予処分)等、紛糾状態にある。これを受けて2020年1月に就任した新町長は道の駅計画の凍結を宣言している。(2021年~2022年町議会の議論より)
矢祭町
0
矢祭町では2020年頃から道の駅設置の議論が活発化。町長は議会で前向きに検討する旨を答弁していたが、2023年1月の町民に向けた新年挨拶の場で、今後の町づくりの重要施策として「やまつり道の駅構想」の策定に向けた準備を進めることを明言した。場所については明言されていないが、過去に町西部の国道118号線沿いでJR水郡線の矢祭山駅近くの矢祭山公園が候補地に挙がっこことがあり、この場所が候補地の一つであることが予想される。
湯川村
1
会津坂下町と共同出資の道の駅「あいづ 湯川・会津坂下」は2014年10月オープン。2017年度の年間入込客数は110万人、売上高は5億9千万円。2016年度は指定管理料1800万円込で533万円の黒字となっている。コロナ禍期間中も年間100万人以上の来客者があり好調をキープしている。(2022年9月村議会の議論より)