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計画中の道の駅 石川県 各市町村の対応状況

【2024年4月改定】石川県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。

(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。 各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、 本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)

記号の説明:
 ◎ : 建設中
 ○ : 具体的に計画中
 ▲ : 検討中
 △ : 調査・研究中
 - : 否定、又は具体的な検討なし

(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
穴水町
1
2015年秋登録の道の駅「あなみず」は2012年12月にオープン。のと鉄道穴水駅に併設されている。2018年度の利用客は約6万人。(2019年12月町議会の議論より)
内灘町
1
町内には既に道の駅「内灘サンセットパーク」が存在しているが、新たに2つ道の駅構想が存在する。一つは内灘海岸にトイレ、駐車場、シャワー室付きの小さな道の駅を設置する構想。こちらに関しては内灘海岸賑わい創出事業基本構想に記載され、具体的な検討も行われている。もう一つは町南部の商業施設「コンフォモール内灘」を中心とした防災機能付きの道の駅構想。こちらに関してはまだ具体的な検討は行われていない模様。(2021年12月町議会の議論より)
加賀市
1
既存の道の駅「山中温泉ゆけむり健康村」は併設の温泉は年間21万4千人の利用客があるものの、物産館の利用客は年間3万人程度と低迷。このため道の駅施設の抜本的改革を検討している。検討委員会からの提言では、隣接の温水プールとホールを廃止。テニスコートを縮小し、物産館の拡張や飲食施設の設置を行うというもの。今後、検討が行われる見通し。また、2012年3月に加賀商工会議所が中心に道の駅建設推進委員会を立ち上げ、同年10月に国道8号線沿いの道の駅の基本構想を市に提出したが、これについては事業化に至らなかった模様。2017年に開催された議会報告会の中で住民より国道8号線の道の駅の進捗に関する質問に対して、出席した議員が「2013年から2014年にかけて検討したが、道の駅設置には大きな費用を要するため民間活力が必要」と回答している。(前半部分は2022年3月市議会の議論より)
金沢市
0
金沢市と富山県南砺市を結ぶ県道10号線は危険な峠越えの道路だが、トンネル整備が計画されている。議員より道路改修を見越して県道10号線沿いの湯桶温泉地区に道の駅の設置提案あり。市側は「道の駅登録要件には1日おおむね5000台以上の交通量が求められている。また施設を設置するには農振解除という問題もあり、道の駅を設置するには大変だと思う。しかし、道路開通後、交流人口が増加するのであれば、その必要については今後勉強したい」と答弁している。(2022年2月市議会の議論より)
かほく市
1
既存の道の駅「高松」の2019年度の入込客数は前年度から2万8千人減の37万1千人。理由として市は2017年7月にオープンした道の駅「のと千里浜(羽咋市)」との競合と分析している。また上り(金沢方面行)にある里山館は2020年2月にリニューアルオープンしている。(2020年3月市議会の議論より)
川北町
0
県道176号線の北側、運動公園「サンアリーナ川北」の西側に町有地があるが、これは2001年に道の駅設置のために購入した土地。当時、県道176号線の4車線化が事業化したため、当該場所に道の駅設置を計画していたが、県道の4車線化がなかなか実現せず、道の駅構想も中断したままになっている。今後は周辺施設一帯の利用状況を見ながら、有効な活用方法を検討していく方針。(2021年12月町議会の議論より)
小松市
1
既存の道の駅「こまつ木場潟」の年間来客者数は約40万人。開業から12年目となる2022年7月に累計来場者数が500万人に到達した。2024年春の北陸新幹線小松駅開業に向けて道の駅の魅力アップを図る方針。具体的には新商品開発支援やペット同伴などのアメニティの充実を図ることになっている。(2022年9月市議会の議論より)
志賀町
2
既存の道の駅「とぎ海街道」を含む周辺エリアの再開発を検討中。老朽化した施設の改修を行い快適で気軽に立ち寄れる観光交流スポットとしての魅力と機能を向上させ、誘客促進を図っていく方針。(2023年3月町議会の議論より)
珠洲市
3
市内の3つの道の駅は2019年度までは年々来客者が増加する等好調だったが、2020年以降はコロナ禍と能登半島の群発地震による風評被害で経営に苦戦している。来場者はコロナ禍前の2019年度と比較すると「すずなり」は34%減、「狼煙」は43%減、「すず塩田村」は58%減となっている。(2021年9月町議会の議論より)
津幡町
1
2016年3月の町議会で議員より国道8号線バイパス沿いに町内2つ目の道の駅設置の提案あり。町側は「バイパス沿いの津幡丘陵公園の敷地内に道の駅を設置することを国、及び県に要望したが、道の駅認定は困難との見解を受けている」と答弁している。その後の町議会では新しい道の駅設置に関する議論は行われていない。
中能登町
1
2014年4月オープンの道の駅「織姫の里なかのと」は開業初年度に16万1千人の来客数(レジカウント)を記録したが、その後は減少傾向。2020年度の来客数はコロナ禍の影響もあり12万8千人まで落ち込んでいる。ただ、売上に関しては1億7千万円で初年度よりも数字を伸ばしている。(2021年12月町議会の議論より)
七尾市
4
既存の道の駅「いおり」に隣接する海水浴場はH29年度より休止。道の駅も廃用が検討された模様だが、最終的にはライダーの利用が多いため道の駅は継続する意向。また、能越自動車道の七尾IC近くに「のと里山海山ミュージアム」が2018年10月にオープン。議員より「道の駅機能を整備しては?」との提案に対して、市側は「他市の道の駅と距離が近く、道の駅設置条件である『他の道の駅との距離10km以上』の規定から道の駅登録は難しい」と、道の駅整備を否定している。(2018年3月及び2018年9月市議会の議論より)
能登町
1
能登町内には花と緑と星空のパークと呼ばれる「やなぎた植物公園」と巨大イカのモニュメントで有名な「イカの駅つくモール」がある。議員よりこの2つの観光施設を道の駅に登録する提案あり。町長は「関係部局に協議を持ち込みまして、前向きに検討したい」と答弁している。(2022年9月町議会の議論より)
野々市市
0
2019年12月の市議会で議員より市西部の末松廃寺跡公園に道の駅を設置する提案あり。市長は「道の駅登録には様々な要件があり難しいと考えている。末松廃寺跡公園の再整備は、文化財の展示施設や特産品の販売所など地域のにぎわいを創出する施設の整備を検討したい」と答弁している。なお2014年の市議会でも市東部の本町2丁目に道の駅設置の提案があったが、この場所には「まちの駅 にぎわいの里ののいちカミーノ」が建設された。
能美市
1
市中央部の辰口フラワーハウス跡地に道の駅的施設の建設を計画中。2022年度にサウンディング型市場調査を実施。2023年度に当該土地の活用事業者を選定、民間事業者による施設整備に着手。2026年オープンの予定になっている。問題は「道の駅」か「道の駅的施設」なのかだが、市議会における答弁は「道の駅的機能」だが、議論の中で最低限必要な機能として道の駅要件である道路情報施設、交流施設等の道の駅要件が含まれていることから正式な道の駅を目指している可能性が高そう。(2023年3月市議会の議論より)
羽咋市
1
2016年秋登録の道の駅「のと千里浜」は2017年7月にオープン。開業から3年2カ月経過した2020年9月時点でレジ通過者は86万8千人、売上高は10億円に達するなど運営は順調に推移している。(2020年9月市議会の議論より)
白山市
3
2017年秋に登録された市内3つ目の道の駅「めぐみ白山」は2018年4月にオープン。場所は市の中心部の国道8号線沿い。オープンから5月末までの1ヵ月余の期間は10万人の客を集めて順調なスタートを切ったがその後は少し停滞気味。オープンから13ヵ月経過した2019年5月時点の累計来客者数は50万人。年間を通した週末イベント実施など集客に努めていく方針、(2019年6月市議会の議論より)
宝達志水町
0
議員より道の駅設置の提案あり。町長は「現在に至るまで具体的な道の駅設置を検討したことは無い」と答弁すると同時に「道の駅は地元産品の販売拡大や情報発信の拠点として、また活力ある町づくりに取り組んでいくことの象徴ともなることが期待される」とも述べている。今後はまちづくり戦略会議において道の駅設置について討論して頂くとともに、町側としても設置の検討をしていくと答弁している。(2022年11月町議会の議論より)
輪島市
4
既存の道の駅「輪島」は工房長屋を中心とした異色の道の駅。ただ、市民からは物産や飲食に魅力が乏しいとの批判が出ている。市側は道の駅単体ではなくロータリー内の店舗全体で取り組む問題と認識。関係施設の協力のもと、にぎわい創出について賑わいの創出を検討する方針。また、市北部の道の駅「赤神」はライダーの聖地として魅力アップを図っていく方針。2017年12月の市議会で議員から提案があった市西部の旧門前町地区の中心部、總持寺祖院近くに道の駅を設置する件は、その後は特に進展が見られない。