計画中の道の駅 京都府 各市町村の対応状況
京都府の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。
(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。
各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、
本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)
記号の説明:
◎ : 建設中
○ : 具体的に計画中
▲ : 前向きに検討中
△ : 設置の是非を検討中
× : 設置を否定、又は断念
- : 設置に関する議論なし
(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)
市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
綾部市
0
舞鶴若狭自動車道の綾部PA内に道の駅を設置するという議員の提案に対して、市側は「高速道路の整備効果を高める取り組みを否定するものではないが、綾部市が根幹事業計画等で予定をしている他の事業との優先度からすると、現時点では道の駅設置を事業化することは困難」と道の駅設置に否定的な見解を示した。(H28年市議会にて企画財政部長の答弁より)
井手町
0
JR奈良線の山城多賀駅前に民間業者が大型商業施設の設置を計画中。町内の買い物弱者救済にもなる道の駅的要素を持った施設だが、現時点では道の駅登録は目指していない模様。(H30年町議会の議論より)
伊根町
1
既存の道の駅「舟屋の里伊根」の敷地内に観光ホテルの建設を計画中。しかし、「舟屋の景観に高層ホテルは似合わない」等、地元住民の反発により計画は宙に浮いた状態になっている。(H30年町議会の議論より)
宇治市
0
H27年の市議会では、市側は道の駅設置に関して「幹線道路又は国道沿いに広大な用地を確保するのは困難」と設置に否定的な見解を示していたが、最近は状況が変わりつつある。現在、市の西端にある京都府南部総合地方卸売市場の再整備を検討中。この中で道の駅設置も検討されている模様。H29年度の市民環境常任委員会の議論の中で「道の駅は観光客の集客力が高いと評価されているので、それも一つの考えとして意見を出したい」との委員からの発言がされている。なお、京都府南部総合地方卸売市場は市の西部の伊勢田町地区にあり、国道24号線大久保バイパスに面している。
宇治田原町
0
現在、町の東部、西部、中央部の3ヵ所に交流拠点を設ける取り組みを行っているが、議員よりその一つである東部拠点の奥山田地区の交流拠点を道の駅にする提案あり。町長は「道の駅は交流拠点の施設整備の延長上にあるものであり、地域の活性化を見据えると非常に有効なものと考えている」と道の駅設置に前向きな答弁を行っている。H29年度は3つの交流拠点の整備に注力し、H30年度予算にに道の駅整備に向けた調査費の計上を検討する予定。(H29年町議会にて町長の答弁より)
大山崎町
0
2014年策定の大山崎町都市計画マスタープランには、JR東海道本線の山崎駅の北側を「観光・交流拠点」と定義している。但し、整備方法に関しては記載されておらず、道の駅設置の可能性に関しても不明。
笠置町
0
町内にはレストランと温泉を備えた道の駅的施設の「笠置いこいの館」があるが、今のところ道の駅登録に向けた動きは見られない。
亀岡市
亀岡市
1
木津川市
0
市長は道の駅の市内設置に関して「道の駅を設置する考えは今のところないが、農業団体等が生産者を限定しない直売所を設置する計画が出てくれば、必要な支援をしていきたい」と答弁。行政主導での道の駅設置は無いが、民間主導なら道の駅設置に向けて支援することを示唆した。(H28年市議会にて)
京田辺市
0
市内には地産の野菜やお茶を販売するミニ道の駅的施設「普賢寺ふれあいの駅」があるが、今のところ道の駅登録に向けた動きは見られない。
京丹後市
3
H26年度に「(仮称)久美浜一区まるごと」が重点道の駅候補に選定され、久美浜湾岸にある「豪商 稲葉本家」を中心とする道の駅がH27年度にオープンすることが発表されたが、その後計画は延期に。H28年6月の予算常任委員会で「地域おこし協力隊がH28年6月に赴任予定で久美浜一区まるごと道の駅事業等の企画運営にあたる」という発言を最後に道の駅「(仮称)久美浜一区まるごと」に関する議論は市議会および委員会では途絶えている。既に市のホームページから久美浜一区の重点道の駅選定のニュースは削除されており、計画は断念した可能性が高い。なお、久美浜一区とは別件で、H30年議会で今後市内に建設予定の山陽近畿自動車道に関連して、市側は「インターチェンジ近辺に道の駅等の休憩施設の必要性を感じている」と答弁している。
京丹波町
4
H27年7月に京都縦貫自動車道沿いにオープンした町内4つ目の道の駅「京丹波味夢の里」は絶好調。H29年度の売上は15億4千万円、利益は1億5千万円。一方、古参の町内の3つの道の駅は厳しい経営が続いており、特に「丹波マーケス」はH26年9月に6億7千万円の公的資金が投入されている。(H30年町議会の議論より)
京都市
1
京都市南部の伏見区で道の駅設置を検討中。伏見区の基本計画に「高速道路のインターチェンジと鉄道駅をつなげる道の駅の整備やパーク&ライドシステムの導入の検討」と記されている。(伏見区ホームページより)
久御山町
0
町内には道の駅的施設の「まちの駅クロスピアくみやま」がある。経費抑制のため今のところ道の駅登録申請は行わない予定。
城陽市
0
現在、市では長期産業振興ビジョン「京都城陽 産業かがやきビジョン」を策定中。この中のプロジェクトの一つに「市内産品のPR、拠点及び事業者の新たな販売拠点の整備に向けた実現可能性調査」という項目が含まれているが、これは道の駅設置を視野に入れている模様。市側の担当者は「このプロジェクトは道の駅のことも含めて考えていく」と発言している。(H30年建設常任委員会の議論より)
精華町
0
道の駅に関して、町側は「建設費用、用地、供給体制、既存直売所との競合などの問題から道の駅設置は考えていない」と否定的な見解を示していたが(H27年町議会にて事業部長の答弁より)、H28年の町議会では「現時点においては道の駅設置の考えは無いが、今後、京奈和自動車道路のパーキングエリアの計画があれば防災機能強化と地域振興につなげるべく要望していきたい」と将来的には道の駅設置を検討する可能性を示唆している。
長岡京市
0
道の駅設置を計画中。候補地は市の北部エリア、又は市の南部の京都縦貫道の長岡京IC付近の2ヵ所に絞られた。H30年度より基本設計に入り、H31年度から建設工事が始まり、H33年度にオープンする計画になっている。但し、市議会では反対する議員も多く、このまま順調に計画が進むかに関しては不透明なところもある。(H29年市議会の議論より)
南丹市
3
既存の道の駅「美山ふれあい広場」はH28年度の住民サービス部門モデル道の駅に認定。道の駅周辺整備の一環として道の駅活性化連絡協議会を立ち上げている。現在、道の駅リニューアルに向けた基本構想策定を準備中。(H30年市議会の議論より)
福知山市
1
市の南東部、三和地区(旧三和町)の活性化事業の一つとして給食センター跡地への道の駅的施設設置が検討されているが、市長は「まだ給食センター跡地の活用方法の結論や三和地区特産品の開発までは至っていない状況」と説明。(H26年市議会にて)
舞鶴市
1
市の北部、市役所横の「赤れんがパーク」に隣接する旧防衛相用地に道の駅機能を含むメインゲート、民間活力の導入による飲食、商業、宿泊施設の整備をする構想有り。H27年の市議会で市側からこの構想が発表されてから長らく進展が見られなかったが、いよいよH29年度より構想の具体化を図る実施計画の策定に取り組む予定。今後取得予定の防衛相用地(通称「三角地」)に道の駅を配置し、年間100万人の来場者を目指した周辺環境整備を行う計画になっている。(H29年市議会にて市長の答弁より)
南山城村
1
H27年秋に登録された「お茶の京都 みなみやのしろ村」はH29年4月にオープン。場所は国道163号線バイパス沿い。H27年度の重点道の駅に選定されている。初年度となるH29年度の来客数(レジ通過者)は40万人越え、売上は3億9千万円、黒字決算になっている。(H30年村議会の議論より)
宮津市
1
H27年11月オープンの道の駅「海の京都宮津」は最初は観光案内所と小さな農作物直売所のみの小規模な道の駅だったが徐々に規模を拡大。H29年8月にはカフェレストラン「おさかなキッチンみやづ」がオープン、さらに道の駅隣接地にホテルがオープンする計画も進行中である。
向日市
0
JR向日町駅の北側の土地300坪を町が購入。H32年度に「(仮称)JR向日町駅前観光交流センター」をオープンさせる予定。H29年12月議会で市長はこの施設を「道の駅にはしない」と明言していたが、H30年3月議会では一転して「道の駅整備事業の一環として駅前観光交流センターを設置する」と答弁している。
八幡市
0
市の北部、3つの河川が合流する景色を見ることができる淀川河川公園に駐車場、トイレを備えたサービスセンターを設置。八幡商工会から道の駅として利用できないかと打診があったが、採算面の問題から断念に至った模様(H27年市議会にて副市長の答弁)。
与謝野町
1
既存の道の駅「シルクのまち かや」はH26年度の重点道の駅候補に選定されているが、経営不振のためH29年4月より閉鎖中。H29年6月より「野菜の駅」として農作物直売所のみ再開した。重点道の駅候補選定により「農の拠点」としてリニューアルし周辺施設と連携して滞在型の道の駅へ転換を図る計画が示されていたが、計画通り進むかに関しては難しい状況と言わざるを得ない。利用客数も大幅に減少し、H27年は26万7千人の入り込み客数がH29年は6万1千人に減少した。(H30年町議会の議論より)