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計画中の道の駅 沖縄県 各市町村の対応状況

【2024年4月改定】沖縄県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。

(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。 各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、 本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)

記号の説明:
 ◎ : 建設中
 ○ : 具体的に計画中
 ▲ : 検討中
 △ : 調査・研究中
 - : 否定、又は具体的な検討なし

(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
粟国村
粟国村
0
伊江村
伊江村
0
石垣市
0
市南部の白保地区に道の駅設置を計画中。2023年度の施政方針で市長は道の駅計画の進捗状況を説明。2023年度は官民連携のPFI(民間資金等活用事業)、PPP(官民連携事業)などの導入の可能性など、具体的な整備手法の検討を進めることを明らかにしている。2023年12月の市議会では2025年に用地買収を完了、2026年に施設整備に着手し、2027年度内にオープンするというスケジュールも明らかにされた。
伊是名村
伊是名村
0
糸満市
1
過去に市南東部の摩文仁地区にある「うちなーファーム」を道の駅と登録することが議論されたが、当時、隣町の八重瀬町に道の駅設置の計画があり、八重瀬町の道の駅と距離が近いため「うちなーファーム」の道の駅登録を断念。しかし、その後、八重瀬町の施設は「道の駅」ではなく「南の駅」になったため、再び「うちなーファーム」の道の駅登録が議論されている。2021年3月に市職員が南部国道事務所を訪問し、道の駅登録に関して意見交換を行い、近隣の休憩施設との役割分担や必要性等の整理が必要であると助言をもらっている。(2021年12月市議会の議論より)
伊平屋村
伊平屋村
0
浦添市
0
浦添市では道の駅ではなく、まちの駅を開設して観光促進を図る方針。既に市内に2つのまちの駅が登録されている。
うるま市
0
沖縄自動車道の石川IC近辺(国道329号線沿い)に道の駅を設置するのは、旧石川市が現うるま市に合併する際の条件の一つ。しかし、近隣に大型の民間施設が進出するなど、2005年の合併時とは社会情勢が異なるとの理由で道の駅設置は見送られていた。2019年に入りようやく道の駅事業実施の可能性について調査を行った。調査結果の詳細は不明だが、結論としては道の駅設置を行うことになった模様。2023年3月の市議会で市側は「2030年度までに石川IC周辺に道の駅等の集客施設の整備を検討する」と答弁している。
大宜味村
1
2020年3月に「やんばるの森ビジターセンター」がオープン。同時に既存の道の駅「おおぎみ」が「やんばるの森ビジターセンター」内に移転した。
沖縄市
0
過去に発行された国道330号線沿いの土地利用計画に「道の駅整備」と記載されているが、市側は2015年7月の市議会で「道の駅は長期的整備の項目で20年以上のスパンの計画」と答弁している。その後は2021年7月の市議会で議員より県道85号線沿いの八重島公園に道の駅設置の可否に関する質問があったが、深い議論には至っていない。
恩納村
0
恩納海岸に面した国道58号線沿いに道の駅的施設「おんなの駅」がある。村議会ではこの施設を道の駅と呼んでいるが国土交通省が認可した正式な道の駅ではない。また、今のところ正式な道の駅に登録申請する動きも見られない。
嘉手納町
1
既存の道の駅「かでな」は2022年4月にリニューアル。嘉手納米軍基地を一望する新展望台がオープン。飲食店、イートインスペース、物販施設の拡張を行った。リニューアル前(コロナ禍前)の2016年度の利用客は52万人。リニューアル後の2023年度は80万人を目指している。(2022年9月町議会の議論より)
北大東村
北大東村
0
北中城村
0
中城湾に浮かぶ埋立地の「しおさい公苑」内にある「しおさい市場(北中城アンテナショップきた漁)」は、元々は道の駅登録を視野に入れて建設されたもの。しかし、実際に経営を始めてみると運営が難しいことが判明し、道の駅登録は当面の間は断念することになった。最近は生産者が高齢化して商品が集まらず、年々赤字が増大している状況。建設時に補助金が入っているため閉鎖することもできず、民営化など将来体制を検討していく方針。(2020年9月村議会の議論より)
金武町
0
町内に道の駅設置を計画中。2016年3月策定の第5次金武町総合計画に国道329号線金武バイパス完成後に「観光と特産品直売所が一体となった道の駅設置を推進する」と明記されている。2021年6月の町議会で町長は道の駅に関して「現在、基本コンセプトや機能、建設予定候補地についての検討、県内道の駅視察等を行っている」と進捗状況を説明。ただ、オープン時期に関してはギンバル海浜公園整備事業を優先とするため、道の駅設置に関しては後年度での実施とすることにした。「後年度」が具体的にいつを示すかに関しては明確になっていない。なお、国道329号線金武バイパスは2019年3月に既に開通している。
宜野座村
1
既存の道の駅「ぎのざ」の2021年度の利用客は57万9千人。2015年度には沖縄県で初となる重点道の駅に選定されている。
宜野湾市
0
2009年に道の駅設置計画を進めていたが、大型スーパーとの競合や財政面で2010年11月に断念。その後は道の駅に拘らない直売所を設置することに方針転換した。2011年には道の駅的施設「ぎのわん ゆいマルシェ」がオープン。過去の経緯より今後、道の駅登録を目指すことはないと考えられる。
国頭村
2
2021年6月登録の村内2つ目の道の駅「やんばるパイナップルの丘安波」は2022年3月にオープンしている。
久米島町
0
離島にある久米島町では議会において過去に道の駅設置に関する議論は行われていない。2015年9月策定の第2次久米島町総合計画にも道の駅、および道の駅的施設設置の計画は記されていない。
座間味村
座間味村
0

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
竹富町
0
町内に竹富町文化振興観光拠点を設置する計画あり。物産販売や飲食物提供、及び観光案内を行う道の駅的施設になる計画だが、小さな離島にある竹富町ではさすがに道の駅に登録するのは困難な模様。2021年12月の町議会で議員より「この施設を道の駅とはいかないが、島の駅にできないか」という提案がされている。
多良間村
多良間村
0
北谷町
0
2017年9月の町議会で町側は道の駅設置に関して「当町には海の駅が設置されており、既に地域振興の活性化拠点になっている」と答弁し、道の駅設置を否定。2020年代に入ると町の中央部を流れる白比川流域の返還が予定されている米軍基地跡に、町民の間に道の駅設置の噂が流れている模様。2022年9月の町議会で議員から「道の駅が出来るのか」という質問に対して、町側は「その区域は民有地であり、そこの地権者で組織されている組合施行の土地区画整理事業が予定されている。基本的には地権者が決めることであり、本町としては、情報提供をしながら、どういった開発がいいのかというところを共に考えていきたい」と答弁している。
渡嘉敷村
0
2012年12月の村議会で議員より島の北東部にある青少年交流の家を道の駅的施設にする提案あり。村長は「一括交付金が使用できるのではないかと今考えており、早急にやるべき課題だと考えている」と前向きな答弁をしていたが、その後は村議会で道の駅設置に関する議論は行われていない。
渡名喜村
渡名喜村
0
豊見城市
1
豊見城市の議会では既存の道の駅「豊崎」に関する件、及び新しい道の駅設置に関する議論は特に無し。既存の道の駅「豊崎」はトリップアドバイザーの「旅好きが選ぶ道の駅ランキング2018」で10位にランクインされる等、人気は上々。経営面も問題は無さそう。
中城村
0
2021年6月の村議会で議員より道の駅設置の提案あり。村長は「道の駅設置はもう少し機運が高まってからではないと難しい。現時点では道の駅設置の計画は無い」と答弁。ただ、2021年11月に策定された中城村商業施設誘致促進基本構想には、村内の中学校や役場の跡地の賃借を希望する企業からのヒアリング結果として「商業施設としては日常的な買い物のできる道の駅のような施設がよいと考えている」という意見が記されている。
今帰仁村
0
村内には道の駅的施設「今帰仁の駅そーれ」がある。村議会ではこの施設を「道の駅」と呼んで議論しているが、国土交通省が認可する正式な道の駅ではない。また、今後、正式な道の駅登録を目指す動きも見られない。
名護市
1
既存の道の駅「許田」は2021年7月にリニューアル。不足気味だった駐車場が1.7倍の270台に拡張、道路情報コーナー、展望スペースが設置された。リニューアル前の2017年度の利用客は231万人。コロナ禍が明けた2023年度以降はそれ以上の集客が期待されている。
那覇市
0
2010年12月の市議会で議員から市内への道の駅設置の提案あり。市側は道の駅設置が地域活性化に効果があることを認めつつ、都市部にある那覇市内では道の駅建設のための用地買収が困難であること回答。その後は市議会、及び各種委員会で道の駅設置に関する議論は行われていない。
南城市
0
2015年9月の市議会で議員より市東部の旧知念村地区(国道331号線沿い)に道の駅的施設「がんじゅう駅」を道の駅に登録する提案あり。市側は「がんじゅう駅は道の駅にするには規模が小さい。また、24時間利用可能なトイレと駐車場が必要。今のところ道の駅申請を行う予定はない」と答弁。その後は市議会で道の駅設置に関する議論は行われていない。
西原町
0
2020年12月に農作物直売所、物産館、レストラン、観光案内所を備えた「西原さわふじマルシェ」がオープン。122台分の大規模駐車場を備えた道の駅的施設だが、現時点では道の駅登録に向けた動きは無い。施設建設にあたり国土交通省の補助メニューではなく、沖縄振興特別推進交付金を活用したため、今後も道の駅登録される可能性は低そう。
南風原町
南風原町
0
東村
1
古くから沖縄道の駅の一つとして数えられていた「サンライズひがし」は2020年3月に正式な道の駅に登録された。
南大東村
南大東村
0
宮古島市
0
道の駅「(仮称)宮古島黒糖倶楽部」設置を計画中。県内最大の生産量を誇るさとうきび(黒糖)をシンボルにした施設を設置予定。2023年度から作業部会を立ち上げ、具体的な検討を進める方針。場所は市北部の平良地区を予定している。(2022年3月市議会の議論より)
本部町
0
2014年9月の町議会で議員より道の駅設置の提案あり。町長は「道の駅設置はスペース的に厳しい面があるが、道の駅同様特産品の販売やテレビモニターを活用した観光情報の発信など、さまざまなサービスが提供できるような施設の設置を目指したい」と道の駅設置は否定するものの、道の駅的施設の設置を目指すことを表明している。
八重瀬町
0
町西部の旧具志頭村の本庁舎跡地(国道331号と国道507号線の交差点)に道の駅的施設「南の駅やえせ」がオープン。当初は国土交通省の交付金を利用した正式な道の駅設置を目指していたが、方針変更して沖縄振興の一括交付金を利用して建設した。国土交通省の交付金による施設ではないため「道の駅」という看板は使えなくなった。(2015年12月町議会の議論より)
与那国町
与那国町
0
与那原町
0
与那原町はセーイカの水揚げ量が県内一の当添漁港があるが、当添漁港北側にフィッシャーマンズワーフの設置が検討されている。2022年6月の町議会で議員より天草市二江漁港に道の駅「天草市イルカセンター」のようなスタイルで地方創生拠点整備交付金事業補助金を活用する提案あり。町側は「その話は大変興味がある」と回答。まだまだ深い議論には至っていないが、将来的に道の駅補助事業を活用したマリーナ周辺設備の整備が行われる可能性があるかも知れない。
読谷村
1
既存の道の駅「喜名番所」は全国的に珍しい物販施設が無い道の駅。2018年度の利用客数は1万1千人。また、2015年12月の村議会で2016年5月に読谷飛行場跡地にオープンした「読谷地域振興センター」を将来的に道の駅に登録する方針が明らかにされたが、2023年現在では道の駅登録に向けた動きは特にみられない。