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計画中の道の駅 青森県 各市町村の対応状況

【2024年11月改定】青森県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。

(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。 各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、 本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)


【登録済みの道の駅はこちらから】
道の駅一覧 青森県


記号の説明:
 ◎ : 建設中
 ○ : 具体的に計画中
 ▲ : 検討中
 △ : 調査・研究中
 - : 否定、又は具体的な検討なし

(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
青森市
2
2012年の市議会で議員より新青森駅周辺の国道7号線に道の駅を設置する提案があったが、町側は「道の駅は都市と観光地間の適切な位置に整備するものであり、都市部の新青森駅周辺には設置の必要は無いと考えている」と否定的な答弁。以降、青森市では市議会等で道の駅新設の議論は行われていない。なお、既存の道の駅「なみおか」はコロナ禍前の2018年には年間204万9千人の来客数を記録。4億5千万円の売り上げを記録している。
鰺ヶ沢町
0
過去の町議会において道の駅設置に関する議論は特に無し。2022年3月策定の第6次鰺ヶ沢町総合計画には「老朽化した観光関連施設の計画的な改修・修繕を図る」と記載があるが、道の駅設置を含む観光施設の新設については記述されていない。
板柳町
0
議員から廃校となった小学校の旧校舎を利用した道の駅設置の提案あり。町長は「小学校の跡地利用は当町にとって大事な課題であり庁内で検討会議を設けて計画的に進めている。そういった報告を受けながら議員の提案も一緒に併せて考えていきたい。」と道の駅設置に含みを持たせた答弁を行っている。(2022年12月町議会より)
田舎館村
田舎館村
1
今別町
1
2016年4月に既存の道の駅「いまべつ」がリニューアルオープン。売り場面積が1.5倍に拡張された。
おいらせ町
0
2015年頃までは津波避難タワーの1階に直売所を設置し道の駅登録する計画が存在したが、新町長の元で道の駅計画は中止に。その後は現在に至るまで道の駅に関する検討は行われていない模様。
大間町
0
旧町役場庁舎と旧病院跡地に津波防災施設を兼ねた複合施設の建設を計画中。複合施設は「人の集まる賑わいの施設」と位置付けているが、今のところ道の駅化する計画は無い模様。但し、計画中の大間原発のPRを兼ねた施設(原発PR館)等、今後、道の駅につながりそうな案件もあり、水面下で道の駅設置の検討を行っている可能性はありそう。
大鰐町
0
議員より「国道沿いに農作物直売所設置を」という道の駅を想定した提案があったが、町長は「近くに弘前市と平川市の道の駅があり、立地的に本町の国道沿いに農作物直売所の設置は難しい」と答弁している。(2021年12月町議会の議論より)
風間浦村
0
2016年に策定された風間浦村総合戦略には「村の情報を発信する拠点として道の駅を整備し、交流人口の拡大を図る」と記載されている。ただ、その後は村議会において道の駅に関する議論は無し。現状、どの程度道の駅設置計画が具象化しているのかに関しては不明。2023年9月の村議会で村長は村東部の279号線沿いにある活イカ備蓄センターの利活用に関して「集客の拠点に位置付けられるような施策を展開していきたい」と答弁しており、この施設の道の駅登録を視野に入れている可能性もありそう。
黒石市
黒石市
1
五所川原市
1
既存の道の駅「十三湖高原」は飛び地の旧市浦村地区にある。議員より市の中心部への道の駅設置提案に対して、市側は「現時点の財政状況を考えると、分庁舎の建設などの他の事業と同時進行は難しい」と設置に否定的な見解。一方、市北部の旧金木町地区にある「金木観光物産館」は1億円を掛けてリニューアル。指定管理者制度を利用して道の駅的運用を図る計画だが、今のところ道の駅に登録を目指すという議論は行われていない。(2021年9月市議会の議論より)
五戸町
0
2021年に五戸町産直施設等整備計画基本構想が発表され、その中で施設に求める機能として「道の駅設置要件に求められている3つの機能を有する」という文言が記載された。議員より「完全に道の駅として整備するのか」との質問に対して、町側は「完全に道の駅として整備するものではなく、他の道の駅の施設整備方針案を参考にし計画を作成する」と答弁。現時点では道の駅登録に否定的な見解を記したが、同時に「今後の話し合いで決定する」と道の駅登録を目指す可能性があることも示唆している。(2021年12月町議会の議論より)
佐井村
0
村の中心部にある津軽海峡文化館アルサスの道の駅登録を計画中。ただ、最近になって道の駅登録に暗雲が立ち込めている感がする。2019年9月の村会議で村長は「アルサスに関しては準備が整い次第道の駅登録申請をする」と答弁。その後、道の駅登録要件である24時間トイレも完成し道の駅登録も間近と思われていたが、コロナ禍によりアルサスを管理する佐井定期観光の経営状況が悪化。道の駅登録に関しても進展がない状況が進んでいる。現在、村議会で議論されているのは道の駅よりも佐井定期観光の経営状況が中心。道の駅登録に関しては長期化しそうな見通し。
三戸町
三戸町
1
七戸町
1
既存の道の駅「しちのへ」は2019年度の東北地方唯一の重点道の駅に選定。地域DMOと連携した滞在型インバウンド観光等の商品開発など、更なる利便性を図っていく予定。
新郷村
新郷村
1
外ヶ浜町
1
2021年に北海道・北東北の縄文遺跡群が世界遺産に登録された。その構成資産のトップになるのが町内の大平山元遺跡だが、駐車場や特産品販売施設が不十分な状況。議員より大平山元遺跡に道の駅的な駐車場、トイレ、外ヶ浜町の特産品を販売する施設を設置する提案あり。町長は「町として総合的な物産拠点はあった方が良いと思う。大平山元遺跡関連の話は色々と進んでいくと思うので、その中で可能性を探っていきたい」と答弁している。(2020年3月町議会の議論より)
田子町
0
町内にある田子町農作物直売所を道の駅に登録する計画が存在したが、2020年5月に町長は道の駅構想の凍結を宣言。事実上の道の駅設置を断念する運びとなった。2017年11月に庁内に道の駅構想検討会を立ち上げ、2018年の町長の新年挨拶では「道の駅の整備に向けて町民の方々の意見をいただきながら調査、検討していく」と、道の駅設置に強い意欲を示してきたが、コロナ禍による町の経済的負担が大きくなるため断念に至った。(2020年6月町議会の議論より)
つがる市
1
既存の道の駅「もりた」は2018年2月にリニューアルオープン。リニューアル効果により2019年の来場客数はリニューアル前の約2倍の12万7千人を記録している。また、町内には道の駅「もりた」と同規模の道の駅的施設「フラット」と「つがる市農作物直売所」がある。特に「つがる市農作物直売所」は年間利用客30万人を誇り、道の駅的機能を十分に果たしているが、今のところ道の駅登録を目指す動きは見られない。(2020年11月市議会の議論より)
鶴田町
1
既存の道の駅「つるた」は2018年4月にリニューアルオープン。新築の建物の中に農作物直売コーナーとイートインコーナーが設置された。リニューアル効果により2019年の年間利用客は19万5千人を記録、売上も1億7千万円を記録している。(2021年6月町議会より)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
東北町
東北町
1
十和田市
2
既存の道の駅「とわた」の2018年の利用客数は農作物直売所30万6千人、物産館20万4千人、レストラン8万3千人と堅調。但し、近隣にライバルとなる施設が誕生し、少しずつ利用客、売り上げ共に減少傾向にある。今後は差別化を図り利用客の利便性をさらに深めていく方針。(2019年6月市議会の議論より)
中泊町
中泊町
1
南部町
0
南部町では町議会や委員会など公開の場で道の駅に関する議論を行ったことは無い。2018年策定の第2次南部町総合振興計画にも道の駅、及び道の駅的施設の建設計画は記載されていない。
西目屋村
1
村の東部の田代地区にある農作物直売所「Beechにしめや」は2017年10月にリニューアルオープン。同年11月に道の駅に登録された。駅名は「津軽白神」。
野辺地町
0
町が所有する北前型弁財船「みちのく丸」を活用した「ベイフロント計画」を策定中。物産販売等を行い年野辺地町の特産品を販売する「常夜燈市場」が2022年12月にリニューアルオープン。現時点では町内では最も道の駅に近い施設だが、今のところ道の駅登録の動きは見られない。
階上町
1
既存の道の駅「はしかみ」は老朽化が目立つとともに土地の借用期限が2027年に切れる状況。議員より道の駅「はしかみ」の今後の方針、及び新しい道の駅設置に対する質問に、町側は「道の駅はしかみ毎年利用客が増加している施設。必要に応じて改修し、施設の長寿命化を図りながら活用していきたい」と答弁。また土地の借用期限が切れることについては「所有者と相談しながら検討したい」と答弁している。(2023年3月町議会の議論より)
八戸市
1
ウミネコの繁殖地として有名な蕪島(実際には本州と陸続き)に新潮観荘整備事業を展開中。他の公共施設の建て替え時期に合わせて、複合化、多機能化による整備を検討している。2011年に整備の方針が示されて以来長らく進展が見られなかったが、2022年に入ってようやく計画の具象化が見られるようになってきた。2011年に示された方針説明では道の駅登録を目指すとなっていたが、最近では道の駅登録の話は聞かれなくなった。但し、水面下で道の駅登録に向けて動いている可能性も残されている。
東通村
0
2010年に道の駅を含む総合施設のための用地買収を実施。但し理由は明らかにされていないが2014年に道の駅計画の中断が発覚。現在も道の駅計画は中断の状態が続いている。
平川市
1
既存の道の駅「いかりがせき」の大規模改修工事が完了。2023年3月29日にリニューアルオープンした。老朽化が目立つ館内の改修作業を行った他にフードコーナーも新設された。
平内町
0
平内町は町西部の国道4号線沿い沼館地区の旧少年院跡地に町役場を移転・新設する計画があるが、新設する町役場の隣接地の利活用についても検討中。道の駅としての活用も検討している。(2021年平内町役場庁舎建設予定地に関する意見書より)
弘前市
1
市では2016年に弘前市中心市街地活性化基本計画を策定。2022年3月にこの基本計画の改定版が策定されたが、道の駅新設に関する記述は無し。弘前市中心市街地活性化基本計画以外でも市議会、委員会等の公開の場では道の駅の新設について10年以上議論された形跡がない。
深浦町
深浦町
1
藤崎町
0
藤崎町では町議会や各種委員会などの公開の場で道の駅設置に対する議論は行われていない。また2017年策定の藤崎町第2次総合計画でも道の駅設置に関する記述はない。ただ、藤崎町の議員や職員は頻繁に全国の道の駅の視察を行っており、道の駅設置に関心を持っている模様。現時点では年間15万1千人の客を集める国道7号線沿いの「ふじさき食彩テラス」が最も道の駅に近い存在だが、水面下で道の駅登録を検討している可能性もありそう。
三沢市
1
既存の道の駅「みさわ」は市街地からかなり離れている。市民からは三沢市の中心街近くに道の駅設置の要望が出ているが、今のところ道の駅新設の動きは見られない。
むつ市
2
下北半島縦貫道路むつ南バイパス付近に2020年オープンの予定で道の駅建設計画が進んでいたが、下北半島縦貫道路南むつバイパスの完成が2025年に延期されたことから道の駅建設も延期となっていた。時は流れ、いよいよ南むつバイパスの開通が遠くなくなった2022年12月に議員より道の駅計画に関する質問あり。市長は「道の駅計画を策定した2013年とは状況の変化が見られるため、基本的な機能についてはゼロベースで見直す」と答弁。但し、道の駅は現在でも必要と考えており「道の駅構想そのものは継続しつつ、その中身についてはゼロベースで考えていく」と答弁している。
横浜町
1
下北半島縦貫道路の町内延伸が計画されているが、町内に供用予定の横浜ICが既存の道の駅「よこはま」の近くであることから、道の駅「よこはま」を核としたタウンコア街区の整備を検討中。既存の道の駅「よこはま」に関しても拡張リニューアルを予定している。(2021年3月策定の第6次横浜町総合振興計画より)
蓬田村
0
2010年に道の駅設置が議論されたが議会の反対により取りやめ。現状では国道280号線バイパス沿いにある「村の駅よもっと」が最も道の駅に近い施設だが、今のところ道の駅登録を目指す動きは見られない。
六戸町
六戸町
1
六ケ所村
0
2015年頃に道の駅構想が存在したが、運営費が赤字になるという分析結果が出たため断念。その後、2022年に入り村長は「村の地域資源である農水産物を活用した特産品等の開発と販路開拓、観光・交流産業と連携した新たな付加価値を生み出す拠点施設が必要と考えている」と発言。「道の駅」とは言及していないものの、道の駅的施設の設置を目指す方針を示している。(2022年12月村議会の議論より)