計画中の道の駅 千葉県 各市町村の対応状況
【2024年4月改定】千葉県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。
(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。
各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、
本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)
記号の説明:
◎ : 建設中
○ : 具体的に計画中
▲ : 検討中
△ : 調査・研究中
- : 否定、又は具体的な検討なし
(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)
市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
旭市
1
2015年10月オープンの道の駅「季楽里あさひ」の2021年度の来場者数は112万6千人、売上は8億3千万円。コロナ禍前の2017年の来場者数は107万人、売上6億8千万円を上回る数字を残している。また、議員よりサーファーが数多く訪れる中谷里浜周辺に市内2つ目の道の駅設置の提案があったが、これに関しては市側は「そのような施設の整備は予定していない」と否定している。(2022年6月、12月市議会の議論より)
我孫子市
0
市南東部の高野山新田地区に道の駅的施設の文化交流拠点施設の設置を計画中。2018年6月にサウンディング調査を実施し、建設に前向きな方向で進んでいたが、財政的な問題で未だに具体的な進捗は見られない。また、施設が完成した場合でも隣市の道の駅「しょうなん」とは500mしか離れておらず、道の駅に登録される可能性は低そう。(2022年3月市議会の議論より)
いすみ市
0
いすみ市では2016年より「里の駅」設置が検討されていたが、2018年度に入り道の駅構想に発展。2018年3月の市議会で道の駅設置を目指すことを宣言した。しかし、その後、交通量調査、不動産鑑定を行った結果、採算面で非常に厳しいことが判明し、2020年3月の市議会で断念を公表している。
市川市
1
2017年秋に登録された道の駅「いちかわ」は2018年4月にオープン。オープン当初は期待ほど客足が伸びなかったが、最近では千葉県内の観光地では14位、道の駅に限定すれば6位の年間77万人(2020年度)の客を集めている。但し、駐車場不足は深刻な問題。拡張したくても近隣にそのような適地は無く頭を悩ませている状況。
一宮町
0
一宮町では東京オリンピックのサーフィン競技会場が町内の釣ヶ崎海岸に決定した頃から道の駅設置を計画していたが、なかなか計画が進んでいない状況。しかし、2022年度に入り建設予定地の保安林解除に向けて動く等、ようやく具体的な動きが見えてきた。今後の予定について町側は「工事の着工時期は未定だが、できる限り前向きに可能性を模索する」と答弁している。なお建設予定地は釣ヶ崎海岸近くの釣交差点近くの県有地。(2022年12月町議会の議論より)
市原市
1
既存の道の駅「あずの里いちはら」は2012年度には24万8千万人の客を集めたが、その後は減少傾向。2020年度はコロナ禍の影響を受けたとはいえ15万人台まで落ち込んでいる。市原市は道の駅を含む市原市農業センターの魅力向上を検討中。第1弾としてBBQ施設のサービス拡張を行った。
印西市
0
印西市では過去に印旛高校跡地に道の駅設置の検討が行われたが、道の駅設置の機運の高まりが無かったため断念。2022年6月の市議会では議員より国道464号沿いに道の駅設置提案があり、市側は「市域内に道の駅を設置する計画は存在しないが、今後、調査検討していく」と答弁している。
浦安市
0
市議会では過去に2011年と2018年の2度、道の駅設置の要望が議員より出されているが、いずれも深い議論までは至っていない。現状は道の駅計画は存在しない模様。
大網白里市
0
大網白里市では2012年度に道の駅基本計画を策定したが、財政面の問題から計画は手付かずの状態だった。しかし2022年9月の市議会で市長より10年ぶりに道の駅計画に言及。「責任をもって事業完成への道筋をつける」と答弁している。2023年2月に市の商工会から提出された道の駅の整備に関する要望書を受領。2023年9月には道の駅の整備を検討するための道の駅整備検討委員会条例が制定された。ただ、新たな基本計画策定予定が2026年3月であり、順調に進んだとしてもオープンは2030年代になりそう。(2023年12月市議会の議論より)
大多喜町
1
既存の道の駅「たけゆらの里おおたき」の2020年度の来客者数は57万人。千葉県内の観光地の入込客数では20位、道の駅に限定すれば10位の数字を残している。
御宿町
0
過去に道の駅設置計画が存在。道の駅設置のために御宿駅前の土地を購入したが、その後計画は中止。以降、道の駅設置検討は行われていない模様。(2014年町議会の議論より)
柏市
1
既存の道の駅「しょうなん」は2022年4月にリニューアル。物産館、農作物直売所、レストランが2つ入る大規模な道の駅に変貌した。リニューアルに要した資金は約20億円。オープンから7ヵ月の10月末までの来客者数は130万人で、この数字は2020年度の年間利用客の90万人を既に上回っている。(2022年12月市議会の議論より)
勝浦市
0
過去に国道297号線松野バイパス沿いにフィッシャーマンズワーフを併設した道の駅設置を計画し、2018年には基本計画を策定したがその後頓挫。その後、2021年度の基本方針の中でフィッシャーマンズワーフの設置計画のみ復活している。フィッシャーマンズワーフの設置候補地は市東部の海岸近くの墨名の市営駐車場。議会では道の駅を例にした議論も行われているが、道の駅登録を目指すかに関しては不明。(2021年12月市議会の議論より)
香取市
2
既存の道の駅の入込客数は「水の郷さわら」が県内の観光施設では第8位、道の駅に限れば第2位の108万人、「くりもと」は県内の観光施設では21位、道の駅に限れば11位の56万人。市議会では新しい道の駅設置の話題や、既存の道の駅のリニューアルに関する話題は話し合われていない。
鎌ヶ谷市
0
2021年に市内を通る北千葉道路(国道464号線バイパス)の延伸が事業化されたが、市では北千葉道路の効果を最大限に発揮できるようなまちづくりを策定中。市側は鎌ケ谷市と同様に都市圏にある市川市を例に挙げ、「市川市では都市型の道の駅が整備されている」と道の駅設置を匂わせる発言をしている。ただ、現時点では道の駅設置の検討は始まっていない模様。(2020年9月市議会の議論より)
鴨川市
1
市西部の山間部、国道410号線沿いに地場産品を販売する「里のMUJI みんなみの里」があるが、この施設の機能拡充を計画中。2020年12月の市議会で市長は「今後は道の駅化を進める」と宣言している。既存の道の駅「鴨川オーシャンパーク」の2020年度の入込客数は26万人と苦戦中。ただ、リニューアル等、巻き返し策の検討はあまり行われていない模様。
木更津市
1
2017年春に登録された道の駅「木更津うまくたの里」は同年10月にオープン。2018年8月20日までの305営業日の集計で来客者数150万人、売上6億7千万円を記録。コロナ禍の2020年度の来客者数は105万人。更なる活性化を目指し施設拡張を検討していく方針。(2022年6月市議会の議論より)
君津市
1
過去に市西部の清和地区に道の駅機能を持つ(仮称)清和地区観光交流センターの設置が計画され用地取得も行われたが、2017年度に計画の延期が決定。2021年9月の市議会で議員よりその後の進捗について質問があったが、市側は長期的な施設の維持は困難として計画の見直しを行うことを答弁している。その他、館山道の君津ICを含めた周南地区の土地利用に関して、市側は「道の駅もその検討材料の一つになり得る」と答弁している。(2022年3月市議会の議論より)
鋸南町
2
2015年12月にオープンした道の駅「保田小学校」は廃校利用のモデルケースとして、全国の廃校を抱える自治体から視察が訪れる注目の道の駅。2020年度の入込客数は56万人と好調を維持している。一方、1996年登録の古参の道の駅「きょなん」は週末でも小さな店舗が2~3店開いているだけの悲惨な状況。町では廃用も議論された模様だが、道の駅「きょなん」内にある観光案内施設のニーズもあることから今後も道の駅として維持していく方針。(2022年6月町議会の議論より)
九十九里町
0
既存の「海の駅九十九里」に屋外トイレの設置を計画中。道の駅登録の必要要件に「24hrトイレの設置」があることから、議員より「海の駅九十九里の道の駅登録を目指すのか?」という質疑あり。町側は「トイレの夜間開放は行わない。道の駅を目指したものではない」と否定。ただ、過去の町議会で「道の駅登録に関しては検討したい」と答弁したこともあり、道の駅登録を前提とした屋外トイレの設置という可能性もゼロではなさそう。(2018年9月町議会の議論より)
市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
神崎町
1
既存の道の駅「発酵の里こうざき」と建設予定の圏央道神崎PAを接続する計画あり。高速道路利用者が高速道路を降りることなく道の駅を使えるようにすることで利用客の大幅増を目指す。これに伴い道の駅も拡張リニューアルを計画中。2025年度内のリニューアルオープンを予定している。なお、道の駅「発酵の里こうざき」の2020年度の利用客は千葉県の観光施設では15位、道の駅に限れば7位の72万人を集めている。(2022年9月町議会の議論より)
栄町
0
栄町では町内に道の駅設置を計画中。2021年3月に道の駅基本計画を策定した。立地場所は町北部の国道356号線沿いの水と緑の運動広場内。オープンは事業開始から7年後と記されている。現時点では2025年度に事業に着手する予定なので、オープンは2031年度内の予定。
佐倉市
0
市内農作物販路拡大のため議員より道の駅設置の提案あり。市側は運営主体や財源など、道の駅設置の課題点を挙げつつ、「市内における佐倉市農産物の販売が増えていくよう各種の取組を続ける」と答弁している。なお、市議会等の公開の場では発言されていないが、防災機能付きの道の駅について検討を行っている模様。(2020年2月市議会の議論より)
山武市
1
既存の道の駅「オライはすぬま」は千葉県内の観光地で12位、道の駅に限れば5位の年間利用客87万人を集める人気の道の駅(2020年度)。また、市内に圏央道の山武PAが建設されることが確実となり、その運営方法に注目が集まっている。市長は山武PAに関して「道の駅の複合も考えたが、立地場所を考えると中々難しい。圏央道の交通量がまだ分からない中で、そんな大きな投資はまだ計画できない」と答弁している。(2022年9月市議会の議論より)
酒々井町
0
酒々井プレミアム・アウトレットのオープンで活気づいている酒々井町。2016年8月の町議会で町側は「アウトレットを訪れる多くの客を町中へ誘客する方法として道の駅設置を調査・検討していく必要がある」と答弁していたが、今のところ道の駅設置に向けた具体的な動きは見られない。
芝山町
1
既存の道の駅「風和里しばやま」の再構築を検討中。道の駅敷地内にバスターミナルを設置、親水公園の設置を予定。現状、食事処の無い施設に軽食堂設置の検討も行う。(2022年6月町議会の議論より)
白子町
0
白子町では過去に2度道の駅設置を検討したが実現に至らず。ただ、道の駅設置は住民の要望は強く、再度、道の駅設置の機運は高まりつつある。2022年12月の町議会で町長は個人的な意見と前置きして「今後整備される本町の新たな大動脈となる茂原白子バイパス沿線への立地を検討するべきではないか」と答弁している。
白井市
0
2015年9月の市議会で「道の駅は今後公表される北千葉道路(国道464号線バイパス)整備計画の予定に合わせて調査研究する」と答弁。ただ、北千葉道路が暫定開通(計画では4車線だが現状は2車線)された現在でも、道の駅整備の具体的な動きは見られない。
匝瑳市
0
千葉県内の道の駅は県内の人気観光スポットベスト20の中で半分の10を占める程躍進しているが、市内にある「ふれあいパーク八日市場」は近隣の道の駅に押されて年々売り上げが減少している。市側は「ふれあいパーク八日市場」の道の駅登録を熱望しているが、この施設は農政関連の補助金を受けて建設された施設であり、道の駅登録は出来ない状況。耐用年数前のこの施設をいったん解体して建て替えることによって道の駅登録を目指すという荒業も提案されたこともあったが、さすがに思いとどまった模様。
袖ヶ浦市
0
2015年に開催された袖ヶ浦市まち・ひと・しごと創生総合戦略懇談会で一人の委員から道の駅設置の提案があったが、その後は市議会や委員会で道の駅に関する議論は特に無し。道の駅構想も存在しないものとみられる。
多古町
1
既存の道の駅「多古」は2015年に開業以来初の赤字になる等一時落ち込んだが、近年は県内の人気観光スポット16位の年間69万人の客を集める等盛り返している。町側は道の駅の更なる活性化を目指して道の駅隣接地に地域経済活性化拠点を設置することを計画中。物販施設の他にシェアキッチン、コワーキングスペース、食コーナー、子育て支援施設等を設ける予定になっている。(2022年12月町議会の議論より)
館山市
2
2023年8月に登録された道の駅「グリーンファーム館山」は2024年2月オープンを予定。場所は市東部の稲地区の国道128号線沿い。公設地方卸売市場の跡地で「食のまちづくり拠点の形成」を目的にした館山の「食」をテーマにした施設になる予定。また、議員からは海沿いにある「渚の駅たてやま」も道の駅にしてW登録する提案が出されたが、「渚の駅たてやま」については道の駅要件を満たさない部分もあるためW登録は見送られることになった。
千葉市
0
過去に議員より中央卸売場に道の駅を併設する提案、稲毛幕張海浜エリアへの道の駅提案があったが、市側は道の駅設置には消極的な模様。2021年12月にも議員より農業体験も可能な道の駅設置の提案があったが、市側は「現段階で道の駅設置は考えていない」と答弁している。
銚子市
0
過去に市の東端の調子漁港にある水産加工販売施設「ウオッセ21」を道の駅に登録する計画があったが、国からの認可が下りず断念。その後2021年9月の市議会に市役所近くにある「銚子市セレクト市場」に関して市民より道の駅登録の陳情があり賛成多数で趣旨採択された。その後、国及び県との話し合いが行われたが、市側は「土地と建物を長期安定的に確保する」という要件が最もハードルが高いという見解。2023年6月の市議会では市西部地区への道の駅世知提案が議員より出されたが、市長は「現在の環境では困難」と答弁している。
長生村
0
長生村では2011年に道の駅設置検討委員会を設立。2016年3月策定の長生村総合戦略には「道の駅設置の検討」という項目が入り、村北西部の尼ケ台総合公園に隣接する道の駅設置を検討してきた。しかし、その後は村議会で道の駅設置に関する議論は殆ど行われなくなり現在に至っている。詳細は不明だが、道の駅計画は中止、または凍結になった可能性が高い。
長南町
0
長南町第4次総合計画には道の駅整備検討の項目が入っていたが、2021年3月策定の第5次総合計画には道の駅という表現は無く、「農産物直売所の活用」という表現になった。町側は「まずは地元住民の生活利便性の向上が目標。クチコミなどで町外からの集客が増えれば、次の段階として道の駅的な要素を十分含んだ広がりがあるものになっていく」と答弁。町内への道の駅設置の機運はかなり後退した印象。(2022年12月市議会の議論より)
東金市
1
2015年11月に既存施設を道の駅化した「みのりの郷東金」は年々利用客を増やしている。2020年度は県内の観光地では18位となる68万人の開脚数を記録。2022年6月には敷地内にスターバックスがオープンした効果により、道の駅の売上が前年度と比較して12.4%も増加している。損益は道の駅登録前の2014年は2064万円の赤字、道の駅に登録された2015年は1285万円の黒字、2021年は249万円の黒字になっている。(2022年12月市議会の議論より)
東庄町
0
2022年12月町議会の所信表明で、町長は2023年度に「開通予定の国道356号線バイパスに合わせ町の活性化につながる施設を検討する」と発言している。この施設に関して町の企画財政担当課長は「道の駅計画ではない」と明言。町長は「道の駅建設は町にとって夢のある大きな仕事」と発言。同時に「いろいろな問題が出てくる大変な事業」と現時点では現実的ではないと答弁している。
富里市
0
2022年6月に国の有形文化財の旧三菱財閥3代目総帥の岩崎久彌氏別邸の隣接地に観光交流拠点「末廣農場」がオープン。計画段階から近隣市町村の道の駅を参考にした道の駅的施設だが、現時点では道の駅登録に向けた動きは見られない。
長柄町
1
既存の道の駅「ながら」の建物はかなり老朽化が目立つ状態。2015年12月に議員連による道の駅建て替えの要望書が提出されているが、現状ではトイレ補修と観光案内スペースの屋根修復など、小規模な改修に留まっている。財政面の問題もあり建て替えは中々進まない状況。なお、2020年の来客者数は県内では下から3番目の14万人にとどまっている。
市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
流山市
0
市議会では市西部の江戸川沿いの新川耕地への道の駅設置に関して何度か話し合われている。2018年12月の市議会では「地元からの道の駅設置要望が無い」、2020年12月の市議会では「市内の農作物は小中学校の給食、および市内の農作物直売所で地産地消が果たされている」といずれも道の駅設置に否定的な見解を示している。
習志野市
0
過去に市西部の国道357号線沿いの秋津公園の隣接地に道の駅を設置する構想が存在したが、該当の場所の道路は高速インターから続く緩いカーブになっており、危険が伴うという理由で県より却下された。その後は市議会や委員会で道の駅設置に関する議論は行われていない。(2014年6月市議会の議論より)
成田市
0
市内では成田空港東側に移転した成田市場が最も道の駅に近い存在だが、現時点では道の駅登録の動きは見られない。成田市は高速ICが4つ、国道も4本が通っており道の駅設置に向いた市と思われるが、市議会では意外なほどに道の駅設置の議論は低調で、特に最近では道の駅設置に関する議論は殆ど行われていない。
野田市
0
2016年6月に就任した現市長は市内への道の駅設置が公約の一つ。就任以来、2018年11月に道の駅整備検討委員会を設置。県内の道の駅視察や候補地検討なども行ってきた。コロナ禍の影響で2020年、2021年は計画が停滞したが、2022年に入って計画は再スタート。候補地とみられていた国道16号線の土地が民間に売却されたため、市内主要道路沿線も視野に入れた候補地を選定していく方針。(2022年6月市議会の議論より)
富津市
0
2022年策定の「富津市みらい構想」には集客施設の設置についての記載が、これは道の駅も視野に入れている模様。2022年3月の市議会で市側は「道の駅は採算性、建設費や運営の問題などを十分に考慮して判断することが重要。近隣市等の状況も参考に研究、検討したい」と答弁している。
船橋市
0
2022年9月に開催された予算決算委員会で委員より道の駅設置の考えを問われたのに対して、経済部長は「年間を通して船橋市産の農水産物を販売できる場所があれば消費拡大に加えて認知度の向上やPRに繋がる。引き続き、立地、販売形態など調査検討を行いたい」と答弁している。
松戸市
0
2016年度の施政方針で市長は市の南部の「矢切の渡し」で有名な矢切地区に道の駅設置を目指す方針を示したが、2023年現在でも計画は殆ど進捗していない状況。これは矢切地区を取り巻く状況が大きく変化したため。まちづくり委員会の答申から道の駅は後回しにして公園エリアを先に整備するように方針が示されている。道の駅計画自体はまだ撤回されていないが、このまま凍結、中止になる可能性もかなり高そう。
南房総市
8
日本の市町村では最大の8つの道の駅を抱える南房総市だが、道の駅事業全体で見れば赤字の状況。2021年決算では8駅合計で合計2億2千万円の支出になっている。ただ、市内への入込客の約半数は道の駅を訪れており、市側は地域経済への波及効果は大きいと考え、今後も整理はせず8駅体制を維持する方針。なお、道の駅「富楽里とみやま」は大規模改装中だが、大量のゴミ不法投棄が見つかり問題になっている。(2022年12月市議会の議論より)
睦沢町
1
既存の道の駅「つどいの郷むつざわ」は2019年9月にリニューアルオープン。人口を町の中心部に集中させ、中心部に市民生活を支える施設を集中させることによりインフラ投資を抑制する、スマートタウン構想の中心と位置付けられており、駅名も「むつざわスマートウェルネスタウン・道の駅・つどいの郷」に変更された。リニューアル前の年間利用客は13万人。リニューアル後(2020年度)の年間利用客は2倍以上の29万人になっている。2014年の重点道の駅に選定されている。
茂原市
0
道の駅設置は市長のマニフェストの一つ。2018年11月の市議会で市側は「道の駅設置に向けた基本構想、基本計画を策定するための検討委員会の設置を準備している」と答弁している。ただ、道の駅計画はその後ペースダウン。計画の遅延に関して市長は「道の駅は開通予定の圏央道のインター近くを予定しているが、開通済みの部分の圏央道の交通量を見ると道の駅は厳しい状況にある。全線開通した後に再度交通量の調査を行い、その後にもう一度設置の是非を検討したい」と述べている。現時点での設置候補地は圏央道の(仮称)茂原長柄スマートICの近く。また、議員からは2023年3月に廃校となった新治小学校(市北西部の茂原北IC近く)を道の駅にする提案も出されている。(2023年6月市議会の議論より)
八街市
0
八街市では2000年に道の駅に関する基本調査を実施。建設費用に10~20億掛かるということで市内への道の駅設置を断念した。2018年3月、2020年12月の市議会でも議員からの道の駅設置提案が出されたが、市側は共に「過去の調査結果から現時点では道の駅整備は非常に難しい」と答弁している。
八千代市
1
既存の道の駅「やちよ」は川の両岸にある「八千代ふるさとセンター」と「やちよ農業交流センター」を合わせると年間65万人が訪れる人気の観光スポット。県内では初の防災道の駅に認定されている。2022年度より防災機能の充実と共に、平時の更なる賑わいの拠点化を目指す施設改修を行っている。(2022年11月市議会の議論より)
横芝光町
0
町西部の坂田池公園内に道の駅を設置する計画が存在したが、2017年以降道の駅計画はストップした状態になっている。この理由について町長は「圏央道と銚子連絡道路の延伸や成田空港の機能強化などにより、町を取り巻く社会や経済の環境が大きく変化している。新たな時代を見据えるために道の駅事業は一旦休止させている」と答弁。ただ、同時に「策定した計画は有効利用し横芝光インターチェンジ周辺に複合拠点の形成で活用できるように民間活力を視野に入れながら検討していく」と中止ではないことも説明している。(2021年6月町議会の議論より)
四街道市
0
国道51号線沿いの吉岡地区(市の南部)に道の駅設置を検討していたが、立地予定地が産業廃棄物の関係から土地取得できなかったため計画は断念。以後、道の駅に関する検討は行われていない。(2018年6月市議会の議論より)