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計画中の道の駅 岐阜県 各市町村の対応状況

【2019年度版】

【new】
2023年度版が完成しました。
詳しくはこちらから。
岐阜県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。

(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。 各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、 本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)

記号の説明:
 ◎ : 建設中
 ○ : 具体的に計画中
 ▲ : 前向きに検討中
 △ : 設置の是非を検討中
 × : 設置を否定、又は断念
 - : 設置に関する議論なし

(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)

【2019年度版】

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
安八町
0
H29年の町議会で町側は建設予定(当時)の名神高速道路安八スマートIC付近に道の駅設置を含めた市街地化計画について発言している。その安八スマートICがH30年3月に開通。H30年度予算にスマートインター周辺整備費として3984万円が計上されている。町側の公式発表は今のところ無いが、道の駅を想定した調査費用の可能性が高い。
池田町
1
開業5年目を迎える道の駅「池田温泉」は絶好調。駐車場不足を解消するために駐車場拡張を計画中。
揖斐川町
揖斐川町
3
恵那市
3
H24年市議会で市側より「市の西部の武並地区、瑞浪バイパス(国道19号線バイパス)沿いに道の駅設置を検討中」との答弁、また第2次恵那市総合計画の中で市の北西部の笠岡地区に道の駅設置計画が記載されているが、その後新駅設置に関する進捗は特に見られない。一方、既存の道の駅「上矢作ラフォーレ福寿の里」はリニューアルが計画されている。(H29年市議会にて市長の答弁より)
大垣市
0
国道417号線沿いの青野地区に道の駅を設置するという議員提案に対して、市長は「近隣にコンビニや店舗があり民業圧迫となる道の駅は設置困難」と否定的な見解を示す(H26年市議会にて市長の答弁)。但し、防災機能を備えた道の駅設置に関しては検討するとしており(H24年市議会にて)、全面的に道の駅設置反対の立場ではない。
大野町
1
H29年4月に登録された道の駅「パレットピアおおの」はH30年7月オープンした。場所は東海環状自動車道大野・神戸IC付近。H26年度重点道の駅に選定されている。(市のホームページより)
海津市
2
既存の道の駅「クレール平田」と「月見の里南濃」の近年の利用者は共に減少傾向。特にクレール平田はオープン当時に積み上げた1億円の基金がH29年度末には2千万円を切り経営危機を迎えている。このためクレール平田はH29年11月に2ヶ月間の休業期間を経たのちにリニューアルオープン。しかし、現状ではリニューアル効果が集客、売上には表れていない状況。(H30年市議会の議論より)
各務原市
0
市民や議員の一部から道の駅設置要望はあるものの、現時点では具体的な道の駅設置に向けた動きは見られない。
笠松町
0
笠松競馬場近くの笠松みなと公園に道の駅的施設を建設するという議員提案に対して、町側は「現在はサイクリングコースの中間拠点として整備している。物産館などの施設設置についてはこれから検討する」との回答(H27年町議会にて町長の答弁)。また、道の駅とは別に商工会が主体となる「まちの駅」を建設した。日本各地には道の駅を兼ねたまちの駅も存在するが、本町の施設は道の駅登録は行わない予定。
可児市
可児市
1
川辺町
0
×
H29年6月の議会で町長は「町南東部の比久見地区の工場跡地を買い取り、道の駅、交流センター、ボート関係者の宿泊施設等を建設したい」と発言していたが、H29年12月の議会でこの発言を撤回。「維持コストが高額なものは現時点では大変難しい。工場跡地は年に数回借りる形でイベント等を実施したい」と答弁している。
北方町
0
主要地方道岐阜・関ケ原線沿いに道の駅設置をという議員提案あり。これに対して町側は「当該場所は交通量が多く広域交流拠点に適している。協議会で検討したい」と設置に前向きな姿勢を示す(H27年町議会にて都市環境課技術調整監の答弁)。その後具体的な道の駅設置の計画は進んでいないが、福岡県の「むなかた」、愛知県の「もっくる新城」、静岡県の「伊豆ゲートウェイ函南」等の道の駅の視察を議員団で行っていることから、道の駅設置の意欲は持ち続けている模様。
岐南町
0
議員からの道の駅設置提案に対して、町長は「道の駅は非常に魅力のある施設」としながらも土地の条件から「道の駅に拘らなくても良い」と発言。早期に具現化を行う予定。(H27年町議会より)
岐阜市
1
市の北東部にある岐阜ファミリーパークの更なる活性化を検討中。近くには東海環状自動車道の岐阜三輪ICがあり、高速から退出可能な道の駅施設にすることを検討している(H29年市議会の議論より)。一方、既存の道の駅「柳津」は経営不振で施設維持のために年間1081万円の税金が投入されている。議員より「道の駅柳津は廃止にすべき」との提案に対して、市側は「道の駅柳津は旧柳津町が設置したもの。旧柳津地区の方には思い入れのある施設だが、他地区の住民には不公平と感じられるかもしれない。それぞれの地域の思い入れを認識した上で検討を進めたい」と、廃止の可能性があることを答弁している(H30年市議会にて副市長の答弁より)
郡上市
8
既存の道の駅「白鳥」はH30年6月にリニューアルオープン。リニューアルに伴い駅名が「白山文化の里白滝」に変更になった。既存の道の駅「古今伝授の里やまと」は農作物直売所と加工所を新たに建設中。近くに民業のホテルが建設される予定になっており、道の駅利用者の拡大が期待されている(H30年市議会の議論より)。また、議員より市の西部の高鷲町鮎走地区に市内9つ目の道の駅設置の提案があるが、市長は「道の駅という名前をもらうのには中々大変で、客観的に考えて鮎走に道の駅を造るというのは難度が高いと思っている」と答弁している(H28年市議会の議論より)。
下呂市
3
H28年4月に行われた市長選で現市長は市北部の萩原地区の国道41号線沿いに市内4つ目の道の駅設置を公約に掲げているが、今のところ具体的な計画は立っていない状況。立地予定地が他の道の駅とあまりにも近いこと、及び市有地でないことがネックになっている。市長は市議会で道の駅新設に関して「知恵を絞りながら進めていく」と答弁している。(H30年市議会にて)
神戸町
0
東海環状自動車道のインターチェンジが町内に建設されることから、町長は観光振興を公約の2本柱の一つに掲げている。但し、現時点では具体的な道の駅設置に向けた動きは見られない。
坂祝町
坂祝町
0
白川町
2
既存の道の駅「美濃白川」はH8年をピークに利用者が減少中。経営立て直しの目玉としてH30年4月に地産の農作物や総菜を販売する「よいいち41」がオープンしたが、現時点ではあまり効果が表れていない模様。町長はH30年9月の議会で「よいいち41がオープンして5ヵ月になるが、残念ながら売上は伸び悩んでいる。豪雨災害や猛暑の影響も考えられるが、想定以上に少ない来場者で早急な対策の必要性を感じている」と答弁している。
白川村
2
世界遺産の白川郷合掌造り集落の近くにある道の駅「白川郷」は年間43万人の客を集める県内屈指の人気の道の駅。一方、東海北陸自動車道が開通したため沿道の国道156号線の交通量が激減した道の駅「飛騨白山」の年間利用客は僅かに4万8千人(H29年度)。H30年4月より従業員が確保できず、物産館は土日のみの営業となり、H30年度は更に入込客が減少している。村側は「今後は少しでも早く通常営業が出来るように道の駅運営側に指導したいと考えている」と答弁している。(H30年村議会の議論より)

【2019年度版】

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
関ケ原町
0
関ヶ原古戦場跡地に「岐阜関ケ原古戦場記念館」を建設中。H32年7月オープンを予定している。古戦場への観光誘客の拠点となる道の駅のような存在の施設になる見通しだが、現時点では町議会等で道の駅登録に関する議論は行われていないため、道の駅登録を目指す可能性は低いと思われる。
関市
3
既存の3つの道の駅を民間に売却することが検討されていたが、いよいよ正式に民間に売却されることが決定した模様。民間に売却した場合、道の駅の看板を出し続けられるかに関しても国と協議した模様だが、現時点では議会等で道の駅登録抹消の話は出ておらず、今後も道の駅として残る見通し。(H30年予算特別委員会の議論より)
高山市
8
JR高山本線の高山駅から2km程北側の問屋町地区に市内9つ目の道の駅を検討していたが、実現は難しい状況。市側は駐車場やトイレなどの基本施設は国が整備、直売所等の付帯施設は民間企業が整備する構想だったが、現時点では付帯施設を民間企業が整備する方式はNGという回答が国から示された。道の駅設置に関しては今後継続して検討する方針が示されているが、今のところ目途は立っていない。(H31年市議会の議論より)
多治見市
0
×
木曽路の主要道である国道19号線は南木曽町から名古屋市まで道の駅が一つも存在しないため、多治見市ではH23年より国道19号線沿いへの道の駅設置を検討。立地検討を行ったのは東町などの市内2ヵ所と共同研究した愛知県春日井市の1ヵ所。しかし、H29年に断念することが決定した。以後は新しい候補地が出ない限りは当面、道の駅事業は中断することになっている。(H30年度経済建設常任委員会協議会の議論より)
垂井町
0
H17年に道の駅基本構想が完成。町内に6ヵ所の候補地を選定。しかし、その後市町村合併などがあり計画は遅々として進まず、10年以上経過した現在もH17年から計画は前進せず。H27年の町議会で町側は「道の駅計画は無くなった訳ではない」と答弁したが、その発言を最後に町議会では道の駅に関する議論は行われていない。
土岐市
2
岐阜県内の道の駅は経営に苦戦しているところが多いが、土岐市内の2つの道の駅はいずれも好調。「志野・織部」のH29年度入込客は道の駅としては県内2位の56万9千人、「どんぶり会館」のH29年度入込客は前年度比17万1千人増の47万3千人を集めている。(H29年度岐阜県観光入込客統計調査より)
富加町
1
H21年オープンの道の駅「半布里の郷とみか」のH29年度来客数は10万2千人、売上は「1億円にあと一歩(議員の発言より)」というところ。週末の駐車場不足が問題となっており、駐車場の増設を含めて今後道の駅リニューアルを検討する予定。(H30年町議会の議論より)
中津川市
5
道の駅「(仮称)リニアの見える丘公園」を計画中。現在、庁内に道の駅整備促進協議会を立ち上げ計画の詳細を協議している。候補地はリニア車両基地予定地の千旦林地区(市の西部)。留置線に留まる車両や回送車両の走る姿を見ることが出来る。
羽島市
0
市議会では年に1度の割合で議員より道の駅設置に関する質問が行われている。H28年の議会で東名高速道路の岐阜羽島IC付近に道の駅を設置する提案に対して、市長は「前向きに検討したい」と回答。H29年の議会で市内への道の駅を設置する提案に対して、町側は「具体的な内容について精査の上、慎重に判断したい」と回答している。
東白川村
東白川村
1
飛騨市
3
飛騨市の南側の玄関口に立地している「アルプ飛騨古川」は道の駅としては珍しい民間が経営する施設。元々は普通の道の駅と同様に地産の特産品や郷土料理を提供するレストランで賑わいを見せていたが、突如道の駅としてはあまり相応しくないコンビニに事業転換。H29年7月にはコンビニ事業からも撤退し事実上の閉鎖状態となった。その後、H29年12月末に再オープンしたが、市議会の議論を見る限りでは現在も道の駅に相応しい営業形態にはなっていない模様。また、民間施設であるが故に市側が経営に関与することが出来ず、道の駅を観光の目玉にしたい市側は対応に苦慮している。市長は現状の道の駅に関して「このままでは良くない。良くないが民間が経営するというのはこういうこと」と苦渋に満ちた答弁を行っている。(H30年市議会の議論より)
七宗町
七宗町
1
瑞浪市
0
市の東部の釜戸地区に道の駅を計画中。リニア開通に合わせて連絡道路となる瑞浪恵那道路(国道19号線バイパス)が建設される予定だが、瑞浪恵那道路沿いに道の駅を建設する計画になっている。リニア新幹線が開通する2027年(R9年)にオープンの予定。2019年9月に道の駅基本構想が策定された。
瑞穂市
0
議員より国道21号線沿いに道の駅設置の提案あり。市長は「国道21号線の利用度が近年高まっている。また、国道21号線沿いには市有地もある。但し道の駅の成功例はあまり聞かない。まずは道の駅設置に関して検証を行って考えていきたい。今の時点ではやるともやらないとも言えない。これからの検証次第」と答弁している。(H29年市議会にて)
御嵩町
0
×
議員からの道の駅設置提案に対して、町長は「道の駅は用地の確保、建設資金、経営、運転資金を考えると厳しい状況にある」と答弁。道の駅設置以外の方法で観光政策に取り組むことを表明している。(H29年町議会にて)
美濃加茂市
1
×
H27年市議会で議員より国道248号線坂祝バイパスに道の駅設置の提案があったが、市側は「行政が道の駅を設置する考えは無い」と否定。H29年市議会で再び議員より市の活性化に向けて新たな道の駅設置の提案があったが、市側は「経営面で厳しいと予想されるため市主導の道の駅設置は難しい。また国道管理者、及び県当局からも市内への新たな道の駅設置の打診はない」と答弁している。
美濃市
1
既存の道の駅「美濃にわか茶屋」のH29年度の来客数は岐阜県の道の駅では第4位の50万5千人。更なる集客を目指して道の駅の隣接地にホテル誘致を進めている。(H30年市議会の議論より)
本巣市
3
市内の既存の3つの道の駅は経営改善のため道の駅運営に実績のある民間企業に指定管理者を依頼することを模索中。このうち「織部の里もとす」と「うすずみ桜の里・ねお」に関してはH30年4月より「シダックス大新東ヒューマンサービス(株)が指定管理となった。(H30年町議会の議論より)
八百津町
0
第5次八百津町総合計画の中に物産館の建設が盛り込まれている。この物産館は道の駅的施設になる可能性が高いが、現在のところ道の駅登録に関する情報は特に無い。(H29年町議会の議論より)
山県市
0
H31年度末に市内に東海環状自動車道の高富ICが供用される予定。山県市ではインターチェンジ周辺にバスターミナルを整備し、バスターミナル周辺に賑わいをもたらす施設を設置する計画になっている。H30年7月には先進事例として大野町の道の駅「パレットピアおおの」を視察。H31年2月に発行された議会だよりでは2ページに渡り「パレットピアおおの」の特集が組まれている。現時点ではバスターミナル周辺施設を道の駅にするという発表は行われていないが、道の駅登録を視野に入れている可能性が十分に考えられる。
養老町
0
道の駅「(仮称)養老の郷」設置を計画中。H26年度重点道の駅候補に選定されている。場所は町の中央部にある「養老温泉ゆせんの里」の南側の押越地区が有力。但し、道の駅設置に向けた動きは鈍く、H30年度に入っても具体的な道の駅検討を行う道の駅設置検討委員会は立ち上がっていない状況。H30年3月の町長の施政方針では「道の駅整備について推進していく」と答弁しているが、以後の町議会では道の駅に関する深い議論は一度も行われておらず自然消滅の可能性もありそう。
輪之内町
0
H28年町議会で町側はイオンタウン輪之内の中にある農作物直売所「ホッとステーションわのうち」を道の駅のように活用したいと答弁。H31年現在「ホッとステーションわのうち」は観光拠点として道の駅的に活用されているが、正式な道の駅には登録されていない。また、今後も登録する予定は無い模様。(H30年町議会の議論より)