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計画中の道の駅 広島県 各市町村の対応状況

【2024年4月改定】広島県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。

(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。 各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、 本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)

記号の説明:
 ◎ : 建設中
 ○ : 具体的に計画中
 ▲ : 検討中
 △ : 調査・研究中
 - : 否定、又は具体的な検討なし

(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
安芸太田町
1
既存の道の駅「来夢とごうち」の大規模リニューアルを計画中。2023年4月に再整備基本計画を策定。2027年度にリニューアルオープンの予定になっている。再整備後の道の駅のコンセプトは「みんなで応援したくなる 成長し続ける道の駅」。民間活力を導入して現状の年間利用客30万人、売上1億9千万円を年間利用客100万人、売上高6億円にすることを目標にしている。2018年度の重点道の駅に選定されている。
安芸高田市
2
2020年3月登録の道の駅「三矢の里あきたかた」は同年6月にオープン。国道54号線沿いの「ふれあいたかた産直市」の跡地に立地している。開業した時期がコロナ禍の真っ最中だったが、初年度の来客者数、売上ともに目標値を大きくクリア。開業から1年半経過した2021年12月24日に来場者200万人を記録している。今後は更に利用客を増やすイベントを計画中。2023年度はサッカーJ1のサンフレッチェ広島のパブリックビューイングを実施する予定。
江田島市
0
江田島市では農林水産物を販売する拠点施設の設置を検討中。この施設に関して2018年12月の市議会では市側は「この施設が最終的に道の駅に繋がるかどうかは国交省の管轄にもなるので庁内挙げて検討していきたい」と答弁していたが、2022年9月の市議会では「財政面を考慮して小さく生んで大きく育てたいと考えててる。道の駅のようなものは計画していない」と答弁している。
大崎上島町
0
2015年6月に設置された地方創生調査特別委員会で道の駅「(仮称)大崎上島」設置の提言有り。島内で収穫された農作物、水産物、工芸品を販売する複合施設を整備する予定だったが、2016年以降は町議会で道の駅設置に関する議論は無し。立ち消えになった可能性が高い。
大竹市
0
大竹市では市南部の小方地区を「にぎわい交流ゾーン」と位置付け道の駅をメインとする賑わいの施設の設置を検討中。廃校となった小方小・中学校を道の駅の候補地に挙げている。ただ、道の駅の具体的な検討はなかなか進んでいない様子。2018年12月の市議会では道の駅に関して「手続きの最初の部分、イロハのイを教わっている段階」と答弁。2022年12月の市議会では「情報収集や魅力的な土地活用をするための準備を進めている状況」と答弁している。
尾道市
1
既存の道の駅「クロスロードみつぎ」は2014年度重点道の駅に選定。2022年11月にリニューアルオープンした。2010年から2019年までの10年間の年間平均利用客は15万3千人。
海田町
0
海田町議会では最近、少なくとも十数年は道の駅設置に関する議論は行われていない。2021年3月策定の第5次海田町総合計画にも道の駅や道の駅的施設の設置計画は記されていない。
北広島町
2
中国自動車道の千代田ICのすぐ近くにある道の駅「舞ロードIC千代田」の2019年度の年間売上高は2億3千万円。売上高は年々減少傾向だが、町側は出荷する農家の高齢化による供給不足が原因と分析している。町側は道の駅に出荷してもらえる農家を増やす方策を検討中。(2020年12月町議会の議論より)
熊野町
0
熊野町は熊野筆に代表される筆生産で有名な町。町南西部にある「筆の里工房」を道の駅的に利用する「筆の里工房周辺整備事業」を立案中。ただ、筆の里工房が国道や県道沿いでないため道の駅に登録しても補助金が下りないのが道の駅登録するにはネック。過去に町長が「道の駅とまではいかないが、そのような施設ができればよいと思う」と発言したこともあり、道の駅登録までは視野に入れていない模様。(2022年6月町議会の議論より)
呉市
0
2022年12月から2023年1月にかけて、市西部の天応大浜地区にある呉ポートピアパーク内への道の駅設置可能性についてサウンディング型市場調査を実施。ただ、呉市には目玉となる農作物、水産物が無く、道の駅設置は難しいという意見が大勢を占めた。市議会では防災整備の観点から市内に道の駅は必要という意見は引き続き出されているが、道の駅設置への機運は失せかけている感がする。(2023年3月産業建設委員会の議論より)
坂町
0
町内には西日本最大級の人工ビーチ「ベイサイドビーチ坂」がある。2023年4月にベイサイドビーチ坂の構内に物販施設と飲食施設がオープンした。町側はこの施設を道の駅的な集客施設と位置付けているが、正式な道の駅登録となるとかなりハードルが高そう。一番の問題点は現状、ベイサイドビーチ坂の駐車場が海水浴シーズンは有料となる点。駐車場は県所有の施設であり、坂町の意向だけでは無料化することが出来ない。正式な道の駅登録は行わない可能性が高い。
庄原市
3
2019年3月策定の第2期庄原市観光振興計画では、市内3つの道の駅を観光の玄関口に位置付け、施設の機能強化と魅力向上を図ることにしている。その一つとして開業から30年を迎える道の駅「遊YOUさろん東城」の老朽化対策(特にトイレの改善)を行う予定。なお、町内で最も集客力のある道の駅「たかの」の2017年度の利用客は38万8千人、観光消費額は5億9千万円。その他「遊YOUさろん東城」の2017年度の観光消費額は1億4千万円、「リストアステーション」の2017年度の観光消費額は4千万円。
神石高原町
1
既存の道の駅「さんわ182ステーション」は2020年3月にリニューアルオープン。大規模な農作物直売所とフードコートが新たにオープンした。2021年度の売上は道の駅と油木百彩館(道の駅から14km北の山間部に立地)を合算して5億6千万円、損益は150万円の黒字。年間518万円の赤字を計上していた油木百彩館は2022年9月に閉店。今後は道の駅単体の損益で600万円~700万円程度の黒字を計上できる見通し。(2022年6月町議会の議論より)
世羅町
1
2015年5月にオープンした道の駅「世羅」は計画を上回る来場者と売り上げを記録。2016年度は年間来客者数200万人を達成した。近年の来客者数に関する数値は不明だが、コロナ禍の中でも好調を維持している模様。
竹原市
1
既存の道の駅「たけはら」は駐車場不足が深刻な問題。市議会では何度も議員から駐車場拡大の提案が出されているが、利用できる土地が少ないため対策は難しい状況。長時間駐車への対応、誘導員の配置などの対策を行っているが、根本対策は難しい模様。
廿日市市
1
山間にある既存の道の駅「スパ羅漢」は経営上の問題から廃止が検討された時期もあったが、最近になって利用者、売上ともに回復傾向。コロナ禍前の2019年度の利用客数は10万人、売上は6600万円まで回復している。また市西部の大野支所に道の駅設置を計画していたが用地取得や交通処理上の問題点のため断念。まちの駅構想に切り替わっている。(前半部分は2021年9月環境産業委員会の議論より、後半部分は2014年12月市議会の議論より)
東広島市
2
2022年2月登録の市内2つ目の道の駅「西条のん太の酒蔵」は同年7月にオープン。初年度の7月から10月までは来客数も売上も目標を上回っていたが、11月以降は下降傾向にある。2023年2月末までのレジ通過者は月平均で22,500人。オープン当初の特需を除けば、年間利用客(レジ通過者)は15万~20万人のペース。今後はもう一つの道の駅「湖畔の里福富」をセットにした回遊できる仕掛けづくりに取り組む方針。(2023年3月予算特別委員会市民経済分科会の議論より)
広島市
0
過去の市議会において安芸北区の白木地区、中区の江波地区等に議員からの道の駅設置要望が出たことがあるが、いずれも深い議論には至っていない。今のところ道の駅設置に向けた具体的な動きは見られない。
福山市
1
過去に福山競馬場跡地に道の駅を設置する検討が行われたが、道の駅ではなく体育館と公園を設置することになった。また、2017年9月の市議会で議員より市西部の芦田町地区に道の駅設置の提案があったが、市長は「道の駅新設には相当なコストが掛かる。また周辺の交通量が少ないことを考えると運営上困難が予想される」と否定的な見解を述べている。その後は市議会や各種委員会で道の駅新設に関する議論は行われていない。
府中市
1
2016年10月オープンの道の駅「びんご府中」の2019年度の利用客数(レジ通過者)は14万3千人、売上は1億5千万円。道の駅設立時に立てた目標は利用客数20万人、売上は2億5千万円であり、僅かに目標に達していない状況。市側は産直市の売上は順調だが、レストランとアンテナショップの売上が伸びていないと分析。レストランは2022年6月に経営者を変更。女性などの新たな客層を取り組みを狙う。(2022年3月市議会の議論より)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
府中町
0
府中町議会では今まで道の駅設置に関して一度も議論が行われたことが無い。府中町は「町」を名乗っているが「市」と同様の人口で、かつ面積も小さい。道の駅設置には向かない立地条件かも知れない。
三原市
2
既存の2つの道の駅「みはら神明の里」「よかんず白竜」は共に経営は順調。全国的に黒字の道の駅は少ないと言われているが、市内の両施設は共に黒字を計上している。(2020年12月経済建設委員会の議論より)
三次市
2
既存の道の駅「ゆめランド布野」は2015年度重点道の駅に選定。国道54号線沿いの4つの道の駅が連携して体験型観光イベントなどを実施する予定。