AROUND JAPAN

計画中の道の駅 鹿児島県 各市町村の対応状況

【2024年4月改定】鹿児島県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。

(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。 各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、 本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)

記号の説明:
 ◎ : 建設中
 ○ : 具体的に計画中
 ▲ : 検討中
 △ : 調査・研究中
 - : 否定、又は具体的な検討なし

(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
姶良市
0
市南西部の西餅田西之妻地区(国道10号線バイパス沿い)に物産館建設を計画していたが、姶良市の財政が厳しいこと、及び市内にイオンタウンが建設されて買い物難民問題が解消されたことにより、物産館設置計画は中止となった。物産館設置計画が存在した時は、道の駅に登録すべきという議論が行われていたが、物産館設置計画そのものが消滅したことにより、道の駅計画も白紙となった。(2018年12月市議会の議論より)
阿久根市
1
建設が予定されている南九州西回り自動車道の大川IC付近に道の駅「(仮称)サンセット牛之浜景勝地」を建設中。2020年7月に基本計画を策定。オープン時期は未定だが南九州西回り自動車道の開通に合わせることになっている。ただ、既存の道の駅「阿久根」と1kmも離れていない点が難点。2015年より国に対して道の駅認定の陳情を行っているが、「既存の道の駅から10km以上離れていること」という道の駅認定条件(例外あり)から、なかなか国から了承を得られていない。2023年3月の議会でも市長は「国等への要望活動等をさらに積極的に展開する」と答弁しており、今後、本当に国から了承が得られるのか、計画だけが先走っていないか少し不安が残る。2023年6月時点での進捗は約50%。
天城町
0
過去に徳之島の世界遺産登録と共に観光拠点としての道の駅設置が検討されていたが、2018年6月の町議会で「現在、道の駅の計画は無い」と道の駅構想が白紙になったことを表明。しかし、2020年3月の町議会で町長は再び道の駅設置に言及。町西部の浅間地区にある陸上競技場の東側敷地に全天候型多目的施設の設置を検討しているが、町長は「町の単独事業ではとてもできない。奄振事業、道の駅とか色々な補助事業を活用してそれを実現したいと思っている」と答弁している。
奄美市
1
既存の道の駅「奄美大島住用」は2018年度の重点道の駅に選定。マングローブパークの大規模改修計画を検討中。また、2018年2月の町議会で議員より町北西部の知名瀬港を道の駅として活用する提案あり。町側は「知名瀬港のの活用方策の方向性を踏まえた上で検討したい」と前向きな答弁を行っていたが、その後は特に進捗は見られない。ただ、町議会では議員より進捗を尋ねられる場面もあり、白紙撤回では無い模様。
伊佐市
0
2013年度に道の駅設置の検討を行ったが、市内には米以外の野菜、及び加工品の品揃えが手薄で道の駅設置は難しいとの結論に至った。その後も市議会で幾度か議員より道の駅設置の提案が出されているが、市長は「2013年の調査で結論は出ており、現在もそのように考えている」と同じ趣旨の回答を行っている。
出水市
0
○&▲
無料高速道路の南九州西回り自動車道の市内延伸を見据えて、高速道路直結型の道の駅設置を計画中。2023年4月に計画概要を発表。場所は熊本県境に近い市北西部の下鯖地区。上下線どちらからもアクセス可能になる予定。オープン時期は高速道路の市内延伸と同時の2029年度になっている。また、市北西部の下知識地区にある「特産館いずみ」の経営側からも道の駅登録の要望が出されている。高速道路直結の新しい道の駅と距離が近い点が難点と思われたが、県の担当者から「ターゲット層が違うので(2つ申請しても)大丈夫」という回答を得ている。現時点では2つの道の駅のダブル登録を目指している模様。
伊仙町
0
伊仙町からは道の駅設置の情報は発信されていないが、隣町の天城町の議会では伊仙町東部の目手久地区にある徳之島地域文化情報発信施設「徳之島なくさみ館」が道の駅になることに関して議論されている。実際に「徳之島なくさみ館」は国の補助事業を利用して駐車場を整備する等、道の駅登録を目指している感じがしないでも無いが、伊仙町側からの発表が何もないので現状は不明。ただ、2022年に国土交通省が行った奄美群島振興開発審議会現地視察の報告書の中で、徳之島町の「世界自然遺産センター」は「道の駅予定」と記されているのに対して、「徳之島なくさみ館」は道の駅に関する記述がないことから、道の駅に登録されない可能性の方が大きいように感じる。
いちき串木野市
0
市西部の上名地区(国道3号線沿い)に「食彩の里いちき串木野」がある。2019年3月の議会で議員より「食彩の里いちき串木野」を道の駅に登録する提案があったが、現状では道の駅登録要件を満たさないこと、及び道の駅登録要件を満たすには大規模な設備投資が必要なことから、本施設の道の駅登録は当面の間、見送ることになった。2021年6月の市議会でも議員より全く同じ提案があったが、市側も全く同じ理由で当面の間、道の駅登録は見送る方針を示している。
指宿市
2
既存の道の駅「いぶすき」は2020年11月に1階の物販部門、2022年4月に2階のレストランと2回に分けてリニューアル。既存の道の駅「山川港活お海道」の2020年度の利用客は30万9千人。また、2017年3月に策定された唐船峡周辺整備事業基本計画に名物の「そうめん流し」をテーマにした観光施設を建設する計画が記載されているが、この議論の中でこの施設を道の駅にすべきという意見が出ている。
宇検村
0
2016年3月策定の第1次宇検村まち・ひと・しごと総合戦略には「村の中心部に道の駅を整備する」と明記されていたが、道の駅計画は見直しになった模様。2020年3月策定の第1次宇検村まち・ひと・しごと総合戦略には道の駅計画の記載が削除されている。宇検村はコンパクトビレッジ構想を持っており、道の駅を中心に医療、商業を集約する予定になっていた。
大崎町
大崎町
2
鹿児島市
2
既存の道の駅「喜入」のレストランは2019年夏から営業停止中。また、併設の温泉施設の利用者は2015年度が17万2千人に対し2018年度が12万2千人と減少中。川を挟んで対岸にある鹿児島ユナイテッドFCトレーニングセンターから直接行き来が出来る橋を架けて、利用客の増加を図る方針。なお、2014年9月の市議会で議員より市南西部の春山地区にある「都市農村交流センターお茶の里」を道の駅に登録する提案があったが、市側は「地元説明会で駐車場とトイレの夜間利用は行わないことで合意しているので道の駅登録はできない」と答弁している。
鹿屋市
0
2022年12月の市議会で議員より市内への道の駅設置計画に関して質疑あり。市側は「本市にはスーパーなど多くの商業施設がある。その施設内で地産地消コーナー等が設けられ、市内産の農産物販売を増やしていく取組も進められている。このような状況から地産地消の推進は既存施設と連携した取組を進めていくことが重要であり、現時点においては道の駅整備は考えていない」と答弁している。
喜界町
0
喜界町の町議会では道の駅設置に関する議論は行われていない。2022年3月策定の第6次喜界町総合振興計画にも道の駅、及び道の駅的施設設置の計画は記されていない。
肝付町
0
町東部の内之浦地区は民間ロケット打ち上げ場があり、ロケット発射時は多くの観光客を集める地区。2021年12月の町議会で議員よりロケット発射場近くに道の駅的機能を備えた特産品等の販売施設設置の提案あり。町長は「現在、ロケット発射時は臨時の物産販売コーナーを設置して対応している。確かに販売施設があれば利用客に利便性があり、また経済効果にもつながると思うが施設設置の初期費用、設置後の管理運営費をしっかりと検討する必要がある」と現時点での道の駅的施設の設置は否定している。
霧島市
1
2020年策定の霧島市都市計画マスタープラン2020-2039に「道路利用者への安全で快適な道路環境の提供,地域情報発信,広域交流の増大を図るため,道の駅の設置について関係機関等と協議,検討を行う」という文章が記された。これは既存の道の駅「霧島」とは別に市内2つ目の道の駅設置を検討するとというもの。2020年6月の市議会で市側は「道の駅は設置場所など様々な観点から検討を行う必要があり,今後,先進事例に関する情報収集などを含め,幅広く調査・研究していく」と答弁している。議員からは設置場所に関して交通利便性が良い国道10号沿線を提案しているが、市側は「市内全域において設置場所など様々な観点からの検討を行う」と設置場所に関しては明言を避けている。
錦江町
1
既存の道の駅「錦江にしきの里」は小さくて地味な感じがする道の駅だが、年間利用客は意外と多く約40万人。本土最南端の佐多岬を目指すツーリングの方やドライバーの貴重な立ち寄り場所になっている模様。2022年9月の町議会で議員より、本駅の立地条件を生かして飲食施設設置の提案あり。町長は「この地域の観光資源として展開を検討していきたい」と答弁している。
薩摩川内市
1
市比野温泉街の入り口に位置する既存の道の駅「樋脇」の2018年度の利用客は28万人。2019年6月の市議会で市の中心部の国道3号線沿いに市内2つ目の道の駅設置の提案あり。市長は「本市でも各地域から道の駅設置の要望が届いているが、これを市が造るということについてはかなりのリスクを背負わなければならないと考えている」と公設の道の駅設置には否定的。また、阿久根市が計画している道の駅「(仮称)サンセット牛之浜景勝地」に関して薩摩川内市でも協力の立場をとっており、それと競合する道の駅設置は考えていない模様。
さつま町
0
2013年3月策定のさつま町地域高規格道路交差点周辺整備構想には道の駅整備の方針が示されている。ただ、策定から10年が経過した現在、町長は再検討が必要と判断。「町内にある既存の5つの物産館のの今後の在り方や新たな道の駅等の建設の必要性等を総合的に判断した上で方向性を定めていきたい」と答弁している。(2023年3月町議会の議論より)
志布志市
1
2022年12月の市議会で市長は私見と断りを入れた後に「市内に道の駅設置をしていければいいなと思っている。場所は志布志IC(東九州自動車道)から港に向かう通り(県道63号線)あたりがいいなと」と発言。また「単なる物産館ではなく、道の駅がいいと思う」とも発言している。道の駅に関して今後、調査・研究・検討を進める考えを明らかにしている。また、既存の道の駅「松山」はコロナ禍の影響で経営は大変厳しい状況。2022年度はそれなりの手当てをして市側で経営を支えていく方針。

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
瀬戸内町
0
2018年3月策定の「瀬戸内町観光振興計画」の「重点整備エリアの活用方針」の1つに、300年の伝統行事である「網野子アンドンデー」をテーマにした道の駅「(仮称)アンドンデー道の駅」整備の計画が記載されていた。設置予定地は町南部、伊須湾に面した国道58号線沿い。ただ、いつの間にか「(仮称)アンドンデー道の駅」整備の計画は削除されており、道の駅計画は白紙撤回された可能性が高い。最近の町議会では道の駅設置に関する議論は行われていない。
曽於市
3
市内の既存の道の駅の2020年度(4月~12月)の利用客は「すえよし」が20万3千人、「たからべ」は12万人、「おおすみ弥五郎伝説の里」は14万3千人。コロナ禍の影響を受け厳しい経営状況に陥っている。(2021年3月市議会の議論より)
龍郷町
0
2021年3月の町議会で議員より道の駅設置に関する質問あり。町長は「現在、若手職員による検討チームを立ち上げ、職員を先進地研修に派遣した。財源の問題も伴うので民間資金の活用も視野に入れ、専門家派遣制度を利用した職員向けの研修会を開催する等、検討を始めたところ」と答弁。場所については2018年9月の町議会でも議論された町中央部の浦地区にある物産館「島育ち館」をリニューアルして道の駅にする案が有力とみられる。
垂水市
2
2018年春に登録された市内2つ目の道の駅「たるみずはまびら」は同年11月にオープン。場所は市の南部の浜平地区で国道220号線沿い。垂水市は市北部の「道の駅たるみず」、市東部の「森の駅たるみず」、そして市南部の「道の駅たるみずはまびら」と3つの拠点施設が配置されることになった。なお、「たるみずはまびら」は防災道の駅に選定されている。
知名町
知名町
0
徳之島町
1
2024年2月オープンの道の駅「とくのしま」は同年12月オープン予定。場所は町東部の花徳地区。花徳地区に建設される世界遺産センターに付随した道の駅になる。
十島村
十島村
0
中種子町
0
2022年6月の町議会で議員より「市長の頭の中に道の駅的施設の設置の考えはあるか」という質問あり。町長は「ないことは無いが、建設費や20年後の維持改修コスト等を考えなければならない。まずは民間主導でできないかを探るべきではないか」と答弁している。
長島町
2
2023年3月の町議会で町北部の竹島に関して、町長は「将来的には竹島地区に長島大陸食堂や直売所の移転を行い、海の道の駅計画が進展すれば一層の長島観光の発展につながる」と発言している。ただ、文脈的には「海の道の駅」は「海の駅」を意味している可能性が高そう。
西之表市
0
2015年に市西部の西之表港フェリーターミナル近隣地に道の駅登録を視野に入れた「中心拠点設置構想」を策定。ただ、同年8月に実施した市民アンケートでは母数が21件と少ないものの賛成が14%、反対が48%となり市民の同意が得られなかった。それでも市側は中心拠点の設置は必要と考えており、計画を見直し、再度、中心拠点施設の是非を市民に問うことにしている。但し、コロナ禍の影響か、中心拠点構想の見直し案は策定されておらず、2度目となる住民アンケートも行われていない。なお、2021年11月に作成された市北部の古田校区の実行計画書には道の駅設置が3番目の優先度で記されている。(前半部分は2018年6月市議会の議論より)
日置市
0
市の北西部、東シナ海に面した江口浜海浜公園内にある物産館、レストラン等を備えた「江口蓬莱館」(国道270号線沿い)が市内では最も道の駅に近い施設だが、今のところ道の駅登録に向けた動きは見られない。但し、最近になって新たに100台分の駐車場を確保する等、改良を進めている。大規模駐車場の確保は道の駅登録条件の一つであり、水面下で道の駅登録の準備を進めている可能性はあるかも知れない。
東串良町
0
町の北部の池之原地区(国道220号線沿い)に道の駅的施設の「東串良物産館ルピノンの里」があるが、現時点では道の駅登録に向けた動きは見られない。
枕崎市
0
2021年に枕崎商工会議所と市議会の間で意見交換会が行われ、枕崎港にある「枕崎お魚センター」を道の駅にすることに関して意見交換が行われた。住民や漁業関係者の一部に道の駅化を要望する声があるが、農林水産省の補助金で建設した建物を国土交通省所管の道の駅に転用することに市側が困難性を気にかけている模様。今後は市民、及び農業・漁業関係者からの道の駅設置に対する熱意の高まりがあれば、道の駅化に向けた検討を行う方針。
三島村
三島村
0
南大隅町
南大隅町
1
南九州市
1
近年の南九州市の議会では既存の道の駅「川辺やすらぎの郷」、及び道の駅新設に関する議論は特になし。2023年3月策定の第2次南九州市後期総合計画にも道の駅、及び道の駅的施設設置の計画は記されていない。
南さつま市
1
東シナ海沿いを走る国道226線に点在する「とるぱ(撮影ポイントとなる駐車場)」の回遊性を高めるために、その中心に道の駅を設置する「南さつま海道とるぱ226」という素敵な構想が2007年に策定されたが、残念ながら断念となった模様。2018年3月市議会で市長は「常時20台駐車可能な駐車場、24時間利用可能な待合室、無料で使用可能な休憩室など、道の駅に登録するためには高いハードルがある。代替案としてコンビニの誘致を考えている」と答弁している。なお、既存の道の駅「きんぽう木花館」の2018年度の収支は902万円の黒字。
南種子町
0
町の中心部にある物産館「トンミー市場」を道の駅に登録することを検討中。2019年から道の駅登録のための検討を行っているが、道の駅登録要件を満たすためには5000万円程度の整備費用が必要と判明し、補助事業などを用いた財源確保の方法を検討している。2022年度予算に道の駅基本構想策定のための委託費500万円を計上。予算が無駄にならないように国道事務所にも再確認をしている。ただ、町長は「トンミー市場については、いろいろな検討をしていかなければならず、その方向性を今探っている状況」と答弁しており、道の駅登録以外の振興策を講じる可能性もあることを示唆している。(2022年3月町議会の議論より)
屋久島町
0
2021年6月の町議会で議員より屋久島北東海岸沿いにある宮之浦支所庁舎跡地を、人が集まる道の駅的施設にする提案あり。町長は「宮之浦区の住民がどういものにしたいというのが出てくると思うので、それを見守りたい」と答弁。その後、2023年3月に旧支所庁舎跡地利活用計画書が策定されたが、その中に道の駅、及び道の駅的施設の計画は盛り込まれなかった。
大和村
0
村北部の県道79号線沿いにある特産品販売所「大和まほろば館」を拡張して道の駅に登録することを計画し、2019年3月の村議会で村長は「用地確保の目途が付いた」と道の駅設置に前向きな答弁を行っていたが、2020年に入り道の駅計画は延期になった模様。理由は2022年から2023年にかけてアマミノクロウサギ飼育研究展示施設の本体展示工事を行うため。財政規模が小さく、財政基盤が弱い大和村では同時に2つの大きなプロジェクトを進行させるのは不可能であるため道の駅計画は延期となった。それでも村長は2020年12月の議会で「道の駅的拠点施設は観光振興に大きく期待できるものと承知している。必要性を理解する中で、将来的には早急に整備を図りたい」と答弁している。具体的に「アマミノクロウサギ飼育研究展示施設の整備を行った後、道の駅的拠点施設の整備時期を検討する予定にしている」とも答弁している。

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
湧水町
0
湧水町ではJR吉松駅前整備事業を策定中。道の駅的施設も配置される可能性もありそうだが、今のところ道の駅設置に向けた動きは見られない。
与論町
与論町
0
和泊町
和泊町
0