計画中の道の駅 神奈川県 各市町村の対応状況
【2024年4月改定】神奈川県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。
(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。
各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、
本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)
記号の説明:
◎ : 建設中
○ : 具体的に計画中
▲ : 検討中
△ : 調査・研究中
- : 否定、又は具体的な検討なし
(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)
市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
愛川町
0
2016年3月の町議会で町長は町西部の半原地区にある横須賀市水源跡地に道の駅のような機能を持った施設の調査・検討を行うと答弁。ただ、コロナ禍や混沌とする国際情勢の影響で計画遅延。2022年6月の町議会で町長は「今後もそうした状況をしっかりと見据えながら、慎重に粛々と前に進めていきたい」と答弁している。
厚木市
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2020年12月に七沢観光協会から「道の駅七沢」設置の要望書が提出された。ただ、その件に関しては議会、委員会等では議論されていない。過去には国道129号線沿いに防災機能付きの道の駅設置の提案も行われたが、その時は市長は「一番の問題は運営をどうするか。この辺も含めて道の駅のあり方そのものも頭の中にあるという段階」と答弁している。(2016年12月市議会の議論より)
綾瀬市
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東名高速道路の綾瀬スマートICに近い早川地区(市役所の南側の県道42号線沿い)に道の駅設置を計画中。元々は綾瀬スマートICのすぐ近くの早川城山地区を予定していたが、当該場所に汚染土壌があることが判明。2023年1月に上記の代替地に設置することを発表した。2027年度オープン予定。
伊勢原市
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第6次総合計画を策定するにあたり、議員より道の駅整備の提案あり。市側は「財源の問題、公共性と収益性の両立等、多くの課題があり、現時点では道の駅設置の計画は無い」と答弁している。(2022年12月市議会の議論より)
海老名市
0
市議会における道の駅設置の議論は2016年12月が最後。この時は市長は「市内にはJAスーパーがあり、道の駅設置は既存施設との差別化が必要」と慎重な姿勢を見せた。その後、市議会では道の駅設置の議論は行われていないものの、市長は将来の学校の統廃合問題に関して「地方に行けば学校を道の駅にしたところがある」等、道の駅設置を匂わす発言を行っている。
大磯町
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大磯湾近くの国道134号線にみなとオアシス大磯(大磯コネクト)が2021年4月にオープン。当初は道の駅に登録することが検討されたが駐車場を有料化することが決定したため、道の駅登録要件に合致せず登録は断念した。
大井町
0
2003年策定の大井町第4次総合計画に「いこいの里相和」整備構想があり、その中に道の駅設置構想が明記されていたが、2010年度にいこいの里相和計画は中止。2019年12月の町議会で議員からの道の駅設置提案に対して、町長は「新たな施設整備は考えていない」と答弁している。
小田原市
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2021年9月の市議会で議員より道の駅設置の提案あり。市側は「本市には2019年度に開業した漁港の駅TOTOCO小田原がある。道の駅の効果は認識しているが、まずは既存施設の魅力向上と情報発信の強化に取り組みたい」と答弁している。
開成町
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隣市の南足柄市に道の駅がオープン。町議会では連日賑わっている南足柄市の道の駅の客をどうやって町内の観光に向かわせるかに関して議論が行われている。開成町は神奈川県内の自治体では最小の面積のため、町内に道の駅設置の考えは無い模様。
鎌倉市
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議員より市南西部の坂ノ下地区にある鎌倉海浜公園周辺に道の駅設置の提案あり。市側は「該当の場所は土地境界の未確定、市営プールの継続期間、民有崖地の安全対策、津波対策、既存施設の移転、右折レーンなどの確保、財源確保などの課題があり、課題が解決されるまでは暫定的な有効活用について検討する」と答弁。道の駅設置は当面の間、行われない模様。(2019年9月市議会の議論より)
川崎市
0
2014年度に「道の駅案内標識」に関する市条例を追加。道の駅設置のための規則は作られたが、現時点では道の駅設置の具体的な案は無い模様。(2014年まちづくり委員会の議論より)
清川村
1
2015年11月に道の駅登録された「清川」の2021年度の売上高は1億8千万円、レジ通過者は14万5千人。道の駅登録の翌年の2016年の売上は8300万円であり、5年間で倍以上売上を伸ばしたことになる。当初は食事処が存在しなかったが、2018年4月に施設の2階に軽食堂がオープンした。(2022年6月村議会の議論より)
相模原市
0
2018年12月の市議会で圏央道の相模原愛川IC近くに道の駅の活用を含めた新拠点の構築を検討すると答弁。2022年3月の市議会で議員より道の駅検討の進捗状況に関する質問があったが、市側は「引き続き本市にふさわしい農産物等を活用した個性豊かな取組方策などについて検討していく」と答弁。検討はあまり進んでいない模様。
寒川町
0
町内には観光名所の寒川神社があり、寒川町を訪れる観光客は年200万人といわれている。町では「寒川神社を核とした新たな観光拠点の創出調査」を実施。道の駅的な商業施設設置も視野に入れていた模様だが、既存施設の競合や実施主体をどこにするかなどの課題があり、計画を進めるのが難しい状況と判断している模様。(2022年3月町議会の議論より)
座間市
0
議員より座間市西部の相模川沿いの耕作放棄地を道の駅にする提案あり。市側は「耕作放棄地を出来る限り減少させ、農地を維持、保全していくことが肝要と考えているので耕作放棄地に道の駅を設置する考えはない」と答弁している。(2021年3月市議会の議論より)
逗子市
0
逗子市では遠くない将来に老朽化した浄水管理センターの建て替えが必要と認識。浄水管理センターがある場所は逗子湾に面しており江の島越えの富士山を臨むロケーションであり、単に建て替えるのではなく、道の駅などの観光施設を併設する案が出ている。ただ、まだ一つのアイデアという状態で、具体的な検討は始まっていない模様。(2022年9月市議会の議論より)
茅ヶ崎市
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市西部の柳島向河原地区に道の駅を建設中。公募により駅名は「湘南ちがさき」に決定した。元々は2019年7月にオープンの予定だったが、土地買収に手間取り2022年3月に延期。その後、2025年7月オープンに再延期されている。なお、2018年度の重点道の駅候補に選定されている。(市のホームページより)
中井町
0
町役場の北側にある中井町農村環境改善センターを建て替え生涯学習施設を建設し、周辺に道の駅を設置する計画が存在したが、中期財政展望により生涯学習施設の設置は中止となった。これにより道の駅計画も中止になった模様。(2018年6月町議会の議論より)
二宮町
0
旧国立小児病院跡地に道の駅を設置する構想が存在したが、方針を変更して保育機能を備えた施設整備を行うことになった(2013年度施策方針より)。その後は道の駅設置に向けた動きは特に見られない。
箱根町
1
既存の道の駅「箱根峠」は敷地面積が狭く特産品販売が十分にできないという課題がある。議員より新たな道の駅を設けて地域の活性化を図るという提案に対して、町側は「箱根は既に観光地として成立しており(町興しのための)道の駅が必要な地域ではない。また山岳地帯が多く一定規模の敷地を確保することは困難」と新たな道の駅設置を否定している。(2021年3月町議会の議論より)
市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
秦野市
0
現市長は2018年1月31日の選挙により誕生したが、選挙期間中の公開討論会で「新東名高速道路の秦野SAに道の駅を併設し、丹沢拠点の新しい拠点にしたい」と発言している。しかし、市長就任後は道の駅設置に関してはトーンダウン。2021年9月の市議会で議員からの道の駅設置提案に対して、市側は「市内には既に農作物直売所があり、農作物の供給量には限りがある。直売所を増やすのは供給面に課題がある」と道の駅設置には消極施設に転じている。
葉山町
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町の北部の南郷地区に道の駅的設置「ショッピングプラザHAYAMA STATION」が2016年9月にオープン。過去の町議会ではこの施設を「道の駅的施設」と呼んで議論していたが、今のところ正式な道の駅登録に関する議論は行われていない模様。
平塚市
0
過去に湘南海岸公園に道の駅を設置する計画があったが、夜間の騒音問題など住民の反対によって2016年5月の定例市長会見で湘南海岸公園への道の駅断念を表明した。道の駅予定地だった湘南海岸公園は海辺の総合公園として再整備の予定。もちろん道の駅登録は行わない方針。
藤沢市
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湘南バイパスの起点である藤沢IC付近に議員より道の駅設置の提案あり。市側は「該当の場所は農振農用地。本市では農業の振興を図ることが必要であると認められる地域としており、農用地等として利用すべき土地に指定している。数名の地権者から農用地の指定除外の要望があったが、除外できないと説明済み」と道の駅設置は不可能であることを答弁している。(2022年12月市議会の議論より)
松田町
0
松田町では小田急線新松田駅を中心とした賑わいの創出(新松田駅周辺整備構想)を策定している。道の駅的な商業施設設置も構想に入っているが、今のところ道の駅登録に関する動きは見られない。また、2015年の町議会で「県道710号線沿いにある旧田中邸に道の駅を含めた商業施設を考えていきたい」という町側の発言があったが、その後は特に計画の進捗は見られない。
真鶴町
0
2010年策定の「真鶴町未来を築くビジョン実施計画」の中に真鶴駅周辺の整備と道の駅設置計画の記述あり。しかし、その後10年は道の駅設置に関しては殆ど動きは無し。2019年策定の総合計画「真鶴町グランドデザイン」には再び「駅周辺に道の駅等の誘致」が記述された。しかし、その後、道の駅に関する具体的な動きも無く、町議会における道の駅設置に関する議論も行われていない。
三浦市
0
三浦半島の先端部には「海の駅うらり」がある。道の駅的施設ではあるが今のところ道の駅登録に向けた動きは見られない。また2019年12月の市議会で議員より三浦縦貫道路の出入り口付近に道の駅設置の提案あり。市側は「道の駅等の土地利用は議員のおっしゃる通り。しかし、その周辺は優良な農地が広がり土地利用に制限がある」と答弁。道の駅を造りたくても作る場所が無いとの見解を示している。
南足柄市
1
2020年3月登録の道の駅「足柄・金太郎のふる里」は同年6月にオープン。2022年11月(開業から2年5カ月)の時点で来客者数165万人を突破している。2021年度の市への納入金は1867万円になっている。また2018年度の重点道の駅候補にも選定されている。(2022年9月、12月市議会の議論より)
山北町
1
新東名高速道路の山北スマートICが2027年度内に供用される予定だが、山北町では「山北スマートIC周辺土地利用計画」を策定中。その目玉事業としてスマートインターから車で2分の場所にある既存の道の駅「山北」、及び周辺の河内川ふれあいビレッジ、オアシス公園を一体整備して観光、防災、広域な地域振興の拠点にする計画がある。長期計画となる見通しだが、スマートIC供用の時期までに道の駅のトイレの改修を行う方針。(2022年12月町議会の議論より)
大和市
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議員より大和市の文化や観光資源や特産物を知ってもらう施設として道の駅的な施設を設置する提案に対して、市長は「本市のイベントや観光に関する情報発信は年間300万人の来場者がある大和市文化創造拠点(シリウス)が担っている」と答弁。道の駅設置には消極的な姿勢を示している。(2019年12月市議会の議論より)
湯河原町
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町の南東部、相模湾近くにある川端公園に道の駅「(仮称)ゆがわら」を設置することを計画していたが断念することとなった。2021年5月の「広報ゆがわら」で正式に道の駅計画の中止がアナウンスされた。中止となった最大の要因は駐車場不足の問題。近隣の民有地を借用する方策など土地の確保に努めたが、道の駅要件を満たすだけの駐車場スペースの確保には至らなかった。改めて都市部への道の駅設置がいかに困難かを示した形となってしまった。
横須賀市
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2018年に道の駅に関する基礎調査を実施。調査内容は「横須賀市内に2030年度オープンの道の駅を設置した場合、収益はどうなるか」というものだが、収益はマイナスになるという結果となった。この結果を受けて、市内への道の駅設置の推進はストップし、今後、交通量が増えれば道の駅設置を再検討することになった。但し、2030年度の交通量予測だけ道の駅成否を結論付けるのは危険という意見もあり、経済面等についても検討を行う方針。(2018年6月市議会にて交通計画課長の答弁より)
横浜市
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市西部のアメリカに接収されていた上瀬谷通信施設が市に返還された。その跡地利用として道の駅的施設の設置が第一候補に挙がっている。市側は跡地利用の計画に関して「計画の原案には直売という言い方で、道の駅という言い方では無いが、そのような機能も考えている」と答弁している。また、市南部の栄区にも道の駅設置の検討が行われている模様。場所は市内への延伸が予定されている圏央道の(仮称)栄IC付近。栄区が中心になって道の駅の勉強会を実施している模様。(前半部分は2020年2月基地対策特別委員会の議論より、後半部分は2017年3月市議会の議論より)