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計画中の道の駅 高知県 各市町村の対応状況

【2024年4月改定】高知県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。

(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。 各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、 本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)

記号の説明:
 ◎ : 建設中
 ○ : 具体的に計画中
 ▲ : 検討中
 △ : 調査・研究中
 - : 否定、又は具体的な検討なし

(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
安芸市
1
建設予定の高規格道路「安芸自動車道」沿いに新しい道の駅「(仮称)あき」の設置を検討中。但し、安芸自動車道の市内への延伸が見通せない状況のため、現時点では具体的な進捗は見られない。候補地は西浜地区にあるJA安芸柚子工場。現状では既存の道の駅「大山」の活性化を目指すことに方針を展開している。道の駅「大山」の2021年度の利用客数は県内では下から2番目の1万8千人。2024年2月にリニューアルオープンした、(前半部分は2019年6月、後半部分は2022年6月市議会の議論より)
いの町
3
町内の3つの道の駅の2021年度来客数は「633美の里」が12万5千人、「木の香」は4万1千人、「土佐和紙工芸村」は3万6千人。
馬路村
0
村内には物産館、レストラン、温泉、宿泊施設を備えた馬路温泉がある。現在、馬路温泉改修に向けた基本構想を策定中。馬路温泉は現時点では村内で最も道の駅に近い存在だが、今のところ道の駅登録に向けた動きは見られない。
大川村
0
村内には物産館とレストランを備えた道の駅的施設「大川村むらの駅」が村の南東部の県道17号線沿いにある。現状では村内で最も道の駅に近い存在だが、今のところ道の駅登録に向けた動きは見られない。
大月町
1
既存の道の駅「大月」は大規模リニューアルを計画し2019年度から事業が開始されていたが、財政逼迫のため凍結となった。今後については建物の耐久年数が経過して建て替えが可能になった時点で公民館や図書館と一体となった複合機能を持つ道の駅にする等を検討する方針。なお道の駅「大月」の2021年度の利用客数は18万3千人。(2022年6月町議会の議論より)
大豊町
1
第7次大豊町総合計画(2015年-2019年)の中には観光振興の施策として「交流拠点の整備を行う」と記載されていた。この交流拠点が道の駅的施設なのか、その他の形態なのかに関しては不明。ただ、2020年4月策定の第8次大豊町総合計画には観光施策そのものが削除されている。なお、既存の道の駅「大杉」の2021年度の利用客数は県内の道の駅では最小の1万8千人。
越知町
0
町内にはミニ道の駅的施設の「かわの駅おち」があるが、今のところ道の駅登録に向けた動きは見られない。
香美市
1
防災機能を兼ねた市内2つ目の道の駅設置を検討中。今後、整備が予定されている国道195号線山田バイパス沿いに整備する方針だが、新設道路は時間が掛かるので既存の道路に設置することに関しても検討する方針。市長は2022年12月の市議会で「道の駅を造ることに関しては進めていきたい」と意欲を示している。なお、既存の道の駅「美良布」の2021年度の利用客数は15万4千人。
北川村
0
2021年9月に開催された北川村文教施設・子育て環境等整備事業基本計画検討委員会の場で学校施設の複合化について検討を行った。その議論の中で道の駅を複合させる案が出ている。類似事例として鹿児島県指宿市の道の駅「いぶすき」を例に挙げており、道の駅設置の研究は進めている模様。
黒潮町
2
高規格道路の国道56号線バイパスの町内延伸が計画されているが、市南部の上川口地区に設置予定の黒潮上川口IC周辺に町内3つ目の道の駅設置を計画中。2022年12月の町議会で町側は「黒潮上川口IC周辺に道の駅整備を行う計画があり、今後解消すべき課題、将来にわたり必要とされる予算の検討について協議を進めていきたい」と答弁している。なお、町内の既存の道の駅の2021年度の利用客は「なぶら土佐佐賀」が35万5千人、「ビオスおおがた」は35万人。県内の道の駅では1位と2位の集客を誇っている。
芸西村
0
芸西村には年間13万人の客を集める地場産品直売所「かっぱ市」がある。一般的に道の駅登録すると県外からの来客が飛躍的に伸び、全体として3倍程度の来客数になると言われているが、仮に3倍の来客数になると県内No.1の来客数の道の駅になる可能性がある。民営企業のため現時点では道の駅登録など村が介入することは出来ないが、対応が必要な場合は村としても一緒に対応する意思を示している。(2022年12月村議会の議論より)
高知市
0
市の南部の景勝地である桂浜公園の隣に道の駅設置を計画していたが、マスタープランの改ざん、決裁文書の偽造など様々な疑念が生じ、最終的には地元住民の過半数を超える反対署名が出され計画は中止となった。市長は2017年の市議会で「道の駅に係る地域振興策の要望が上がった際には検討する」と引き続き道の駅設置に意欲を示しているが、2019年2月に道の駅に関する決裁文書の虚偽作成の疑いで市長を初めとする職員19名が書類送検(不起訴)されており、実質上、道の駅は断念せざる得ない状況のようだ。(2019年3月市議会の議論より)
香南市
1
既存の道の駅「やす」の2021年度の利用客は25万8千人。今後は観光サイクリングの拠点施設としてレンタサイクル施設の設置を行う方針。なお、2017年6月の市議会で議員よりJA土佐香美の改編を前提にした市内に新しい道の駅設置の提案があったが、その後は特に進展は見られない。
佐川町
1
2023年2月登録の道の駅「まきのさんの道の駅・佐川」は同年6月にオープン。場所は町東部の加茂地区(国道33号線沿い)。高知県が進める産廃処分場建設の地域振興策として、住民の声を反映して建設された道の駅である。
四万十市
1
2016年4月オープンの道の駅「よって西土佐」の2021年度の利用客数は16万5千人。今後は展望デッキとBBQスペースを開設する予定。また四万十市では市の将来像として2017年3月に都市計画マスタープランを策定。この中で「四国横断自動車道延伸時に市の玄関口となる四万十IC及び古津賀IC(仮称)間の一般国道沿いを中心に、道の駅の整備を検討する」と記載されている。
四万十町
3
町内の既存の3つの道の駅の2021年度利用客は「あぐり窪川」が23万4千人、「四万十とうわ」は8万5千人、「四万十大正」は3万2千人。四万十町では「あぐり窪川」の後背地にオアシス風観光交流拠点整備事業を策定中。「あぐり窪川」は県内唯一の防災道の駅に選定されており、防災機能の強化を図る予定になっている。(2022年6月町議会の議論より)
宿毛市
1
既存の道の駅「すくも」は9ヵ月間の休業を経て2023年5月にリニューアルオープン。2つのキャンプエリアを設けたアウトドアの拠点となった。リニューアル前の2021年度の利用客は5万1千人だったが、リニューアル後は5月から10月までの6ヶ月間で13万9千人を記録している。また、宿毛市では宿毛・内海間の高規格幹線道路の整備を踏まえて市街地に新たな道の駅設置を検討中。既存の道の駅「すくも」とは違った形で宿毛市の特産品販売を中心とした道の駅を目指す方針。2023年度内に町内に道の駅検討委員会を立ち上げ構想に着手する予定(前半部分は2023年12月、後半部分は2023年9月市議会の議論より)
須崎市
1
既存の道の駅「かわうその里すさき」は2014年度重点道の駅に選定。庁内組織に重点道の駅検討委員会を設置し、道の駅機能強化を図る予定。2021年度の利用客は20万3千人。経営面ではコロナ禍の影響を受け店頭での売上は激減したが、ふるさと納税の返礼品額が増加したため黒字となった模様。
田野町
1
既存の道の駅「田野駅屋」の再整備を計画中。2023年度予算に道の駅再整備計画作成事業として1397万円が計上された。具体的な整備内容は2023年度内に決定されると思われるが、2016年策定の田野町まち・ひと・しごと創生総合戦略には、町内に高速道路を誘致し高速SAを兼ねたハイウェイオアシスにして売上高を現状の1.5倍の4億円にするという構想が記されている。なお、「田野駅屋」の2021年度の利用客数は19万1千人。
津野町
1
既存の道の駅「布施カ坂」の2021年度の利用客は15万6千人。

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
東洋町
1
2024年8月に道の駅「東洋町」が登録された。既存の海の駅「東洋町」を道の駅に登録したものであり、同施設は道の駅と海の駅のW登録となる。
土佐市
0
2002年頃に高知自動車道土佐IC付近、或いは市の南西部の新居地区に道の駅設置を検討したことがあるが、この時は市側は「高速道路が県西部まで延伸されたときに通過交通量などから採算性を見極めてから検討したい」との回答。また、2018年9月の市議会で道の駅を含む直売所設置の提案があったが、市側は「これからの調査、研究課題としたい」と回答。その後は市議会や各種委員会で道の駅設置の議論は行われていない。
土佐清水市
1
既存の道の駅「めじかの里土佐清水」は2023年4月にリニューアルオープン。新施設の延べ床面積は約594平方メートルで従来の施設の約3倍になる。管理指定者も変更となり他に3つの道の駅の管理運営実績のある(株)サクセスになる。リニューアル前の2021年度の利用客は7万2千人。リニューアル後は14万1千人の来客数を目標にしている。(2022年6月市議会の議論より)
土佐町
1
既存の道の駅「土佐さめうら」の2021年度の利用客は6万5千人。新施設として2020年秋に早明浦湖畔に「湖の駅」がオープンしたが、こちらは道の駅には登録されない模様。
中土佐町
1
2017年春に登録された道の駅「なかとさ」は同年7月にグランドオープン。プレオープン日の7月6日から2018年11月までの16ヶ月間に40万人を超える来客(レジ通過者)があったが、2021年度の来客者数は22万人。オープン特需時よりも客数は減らしているものの高いレベルで安定している。町議会では毎回のように道の駅に関して議論されているが、経営面に対する指摘は無く、経営は安定しているものと思われる。
奈半利町
0
2016年3月策定の奈半利町まち・ひと・しごと創生総合戦略には「2019年度までに集落活動センターを観光拠点施設として整備する」と道の駅設置を示唆する文言が記載されていたが、2021年3月策定の第6次奈半利町総合計画には道の駅設置を示唆するような文言は記載されていない。2016年3月の町議会で町長は「国が推し進める地方創生制度を利用し、高知県東部の交通拠点としての機能確立と情報整備による町の活性化を図る」と道の駅設置を匂わす発言をしていたが、その後の町議会では道の駅設置に関する議論は行われていない。
南国市
1
既存の道の駅「南国」は、かつては県内唯一の黒字の道の駅と言われていたが、コロナ禍の影響等により赤字に転落している。経営改善のため2018年度より(株)四万十ドラマとコンサルタント契約を提携。単なる休憩所ではなく、目的地として来てもらえるような道の駅を目指し、魅力向上を図る方針。その第一弾として健康志向の女性をターゲットとした「南国びじんシリーズ(パプリカソース等の健康食品)」を開発・販売中。なお、2021年度の利用客数は21万4千人。(2023年3月市議会の議論より)
仁淀川町
0
2015年9月策定の仁淀川町まち・ひと・しごと創生総合戦略の中に「移動販売車による道の駅事業」という項目あり。具体的には旧吾川中学校グランドに道の駅設置を検討しているが実現には至っていない。2020年に改訂された第2期仁淀川町まち・ひと・しごと創生総合戦略では、この項目は削除されている。町議会においても道の駅設置の議論は行われていない。
日高村
0
日高村は村内への産業廃棄物最終処分場建設の見返りとして、県より「道の駅建設」など振興策13事業の提示を受けていた。その後、何が選択されたのかは不明だが、提示を受けてからかなりの年月が経過しており、「道の駅建設」は選択しなかったものと思われる。また、村内には年間利用客(レジ通過者)17万4千人の「むらの駅ひだか」がある。一時は道の駅にするという検討がされた模様だが、現時点では道の駅登録に向けた具体的な動きは見られない。(前半部分は2018年9月村議会の議論より)
三原村
0
最近の三原村の議会では道の駅設置に関して議論をしていない。2020年3月策定の三原村創生総合戦略には「農泊交流施設の整備」「星ヶ丘公園を核にしたヒメノボタンの里づくり」等の観光施策が記載されているが、これらの施策が道の駅に繋がる可能性は低いと思われる。
室戸市
1
2018年12月に就任した現市長は公約として10年先を見越した市内への新しい道の駅整備を掲げている。長期計画のため現時点では具体的な進展は見られないが、2022年6月の市議会で市長は「道の駅など1期目に実現できなかったものがあるが、今後、全力で取り組みたい」と答弁している。市長は候補地として市東部の佐喜浜地区を挙げている。なお、既存の道の駅「キラメッセ室戸」の2021年度の利用客は20万人。
本山町
0
近年の本山町議会では道の駅、及び道の駅的施設の設置に関する議論は行われていない。また、2020年6月策定の第7次本山町振興計画にも道の駅設置に繋がりそうな施策は記載されていない。
安田町
0
町南部の国道55号線沿いに物産館、レストランを備えた道の駅的施設「輝るぽーと安田」がある。町内では最も道の駅的施設だが、今のところ道の駅登録の動きは見られない。
檮原町
1
既存の道の駅「ゆすはら」の大規模リニューアルを計画中。構内にある老朽化した雲の上ホテルを解体して、新しい木造建築のホテルを建築する予定。元々は2024年度内オープンの予定だったが、近年の建築資材の高騰でスケジュールは見直しの予定。一時は計画凍結も検討されたが、2022年12月の町議会で町長は「太朗川公園(=道の駅)の再生なくして梼原町の再生は無いと思う。新たなホテルと道の駅は建築する」と宣言している。なお、道の駅「ゆすはら」は2014年の重点道の駅に選定されている。2021年度の利用客数は8万2千人。