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計画中の道の駅 宮崎県 各市町村の対応状況

【2024年4月改定】宮崎県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。

(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。 各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、 本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)

記号の説明:
 ◎ : 建設中
 ○ : 具体的に計画中
 ▲ : 検討中
 △ : 調査・研究中
 - : 否定、又は具体的な検討なし

(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
綾町
0
綾町は財政再建の真っ最中。財政再建のため町営施設のふれあい館を閉鎖した。このような状況下では道の駅設置は難しいと思われる。綾町の議会では道の駅設置に関する議論は無し。公営直売所の「綾てづくりほんものセンター」が現状、町内では最も道の駅に近い施設だが、道の駅登録に向けた動きは特にみられない。
えびの市
1
2013年4月にオープンした道の駅「えびの」の2016年度の利用客は62万3千人、売上は6億1千万円と好調。その後、2019年度まで順調に伸ばし、2019年の来客者数は73万2千人、コロナ禍の2021年度の来客数は52万1千人と数字を落としたが県内の道の駅では来客者数No.1をキープしている。
門川町
0
議員より国道10号線沿いにある海浜公園に道の駅機能を追加して道の駅登録する提案あり。町長は「海浜公園は都市公園であり、そういう施設に観光施設としての投資をするべきではないと思う」と道の駅化に否定的な見解を示している。(2021年12月町議会の議論より)
川南町
0
東九州自動車道(有料区間)の川南PA内に道の駅的施設「かわみなみplatz(プラッツ)」が2021年4月にオープン。一般道からの出入りも可能だが、高速道路内の施設であるため道の駅登録はされない模様。全国各地には高速道路PA内施設でも幾つかが道の駅登録されているが、現時点では道の駅登録に向けた動きは特にみられない。
木城町
0
町内には温泉付きの農作物直売所「菜っ葉屋」、そば打ち体験施設「郷の駅石碁河内」という2つの道の駅的施設があるが、今のところ道の駅登録に向けた動きは見られない。
串間市
1
2020年7月登録のの道の駅「くしま」は2021年4月にオープン。ただ、運悪くコロナ禍の中のオープンとなり非常に厳しい船出となってしまった。2021年度の利用客は28万4千人。収支は明かされていないが、実質的に道の駅経営支援となる指定管理料2330万円が予算計上されている。それでもコロナ禍収束と共に利用客は増加傾向で2022年度の利用客は1月末までの数値で対前年比20%増。市側は2023年度以降の巻き返しに意欲を見せている。(2023年3月市議会の議論より)
国富町
0
2021年3月策定の国富町立地適正化計画の中に「東九州自動車道国富IC周辺の道の駅設置の整備検討」と記載されている。ただ、2021年12月の町議会で議員より国富IC周辺の道の駅設置に関する質問に対して、町長は「国富SAと道の駅が一体となった施設も考えられるが、NEXCO西日本に聞いたところ宮崎PAに近いことから国富SAの設置は難しいと聞いている」と道の駅設置に否定的な答弁を行っている。過去には道の駅設置は将来構想と位置付けられて、町の担当者が国土交通省宮崎河川国道事務所を訪れ勉強会を行っていたが、町内への道の駅設置は厳しい状況の模様。
小林市
1
2015年12月の市議会で西小林地区における道の駅早期設置の請願が提出されたが、議会から趣旨が不明瞭との指摘があり、請願者と意見交換をしたのちに2016年3月の市議会で請願は取り下げられた。また、2019年6月の市議会で議員より市街地への市内2つ目の道の駅設置の提案が出されたが、市側は「既存の道の駅と距離が近いため厳しいと思う」と回答。その、既存の道の駅「ゆーぱるのじり」は2023年3月にリニューアルオープン。小林市産の食材を使った多彩なメニューが話題になっている。
五ヶ瀬町
0
2017年に道の駅構想に関するプロジェクトチームが立ち上げられ、具体的な検討が進められていた五ヶ瀬町だが、国交省との協議の中で難しいとの判断が下され、2022年3月の町議会の場で町長は計画の凍結を表明した。ただ、既に道の駅設置用に「特産センターごかせ」に隣接する山林の用地取得と山林伐採を行っており、「特産センターごかせ」を将来の道の駅に繋がる施設として機能充実を図っていく方針。2021年9月の町議会では町長が道の駅構想に関して「基礎調査をやっていない上で、突発的な構想には無理があった」と述べている。
西都市
0
道の駅「(仮称)西都 食の拠点」の設置を計画していたが、2016年4月の熊本・大分地震を受け「安全・安心のまちづくり」の施策を優先させることになり、道の駅計画は当面の間凍結されることになった。最近の市議会では道の駅用に購入した土地の利用方法について議論されている。
椎葉村
0
2020年7月に村の観光拠点となる椎葉村交流拠点施設「katerie(カテリエ)」がオープン。国道265号線沿いにある施設だが、道の駅登録に向けた動きは特にみられない。
新富町
0
町東部の三納代地区にサッカー競技場、航空資料館、温泉、物産館、レストランを備えた地域活性化拠点施設の建設を建設中。町側は道の駅として整備したい考えで、2022年3月の町議会では「県、及び国と交渉中」と答弁。2022年6月の町議会では「道の駅としての整備を視野に入れている」と答弁。日増しに道の駅として登録される可能性が高まっている感じがする。なお、活性化拠点施設は2024年オープンを予定しており、県と国の交渉が纏まれば近い将来に道の駅登録される可能性もある。
高千穂町
1
既存の道の駅「高千穂」の2020年度の売上はコロナ禍の直撃を受けて前年比35%減の約1億円。経営の危機を迎えていたが、2022年7月にリニューアルし。その後は収益性が大幅に向上している。
高鍋町
0
2017年12月に町北部の持田俵橋地区(国道10号線沿い)に農作物直売所、レストランを備えた民間施設「デイリーマーム」がオープン。町長は2017年9月の町議会で「殆ど道の駅と言っても良いくらいのものを民間の会社が作っていただいた。本当に稀に見る事例なので応援していかなければならない」と感謝の意を示している。近年は民営の施設も道の駅登録できるようになっているが、今のところ正式な道の駅に登録する動きは見られない。
高原町
0
前町長の時代には道の駅構想があり町民を二分する論争が行われていたが、2017年10月に道の駅反対の立場を取る現町長が初当選。2017年12月の町議会で道の駅計画の白紙撤回を宣言した。4年が経過した2022年3月の町議会でも改めて道の駅は造らないと答弁している。
都農町
1
2013年7月オープンの道の駅「つの」の2018年度の利用客は68万3千人。コロナ禍に見舞われた2021年度は32万9千人まで数字を落としたが、それでも県内の観光地では第9位、道の駅に限れば第3位の利用客を集めている。道の駅オープン前は実質公債費比率が20%を超えて財政面では県内では最も厳しい状況だったが、道の駅開設後の2020年度には9.3%まで改善。道の駅設置には町民、議員の間で反対を唱える人が多かったが、今のところ道の駅設置は大成功と言えそうだ。(2022年3月町議会の議論より)
西米良村
0
村内にはミニ道の駅存在の「湖の駅」や「川の駅 百菜屋」(いずれも国道219号線沿い)が存在するが、今のところ道の駅登録に向けた動きは見られない。
日南市
3
2023年2月登録の道の駅「北郷」は2023年秋にオープン予定。場所は北郷町役場跡地と北郷農村環境改善センター敷地の約16,000平方メートル。県道26号線沿いにありJR日南本線の北郷駅にも近い。物産館と飲食施設を備えたシンプルな道の駅になる予定。既存の道の駅「なんごう」の年間利用客は約10万人、もう一つの道の駅「酒谷」の利用客数は不明。
延岡市
3
既存の道の駅「北川はゆま」は2015年度の重点道の駅に選定された。今後は中山間地域へのサービス提供、コミュニティバスの乗り入れ、高速バスの乗り継ぎ、防災拠点化、観光情報等の発信、高校生の雇用促進等を行っていく予定。コロナ禍前(2018年度)の「北川はゆま」の利用客数は44万8千人、コロナ禍の2021年度の利用客数は27万4千人。なお、「北川はゆま」を含む3駅合計の2021年度の利用客数は55万8千人。2016年6月の市議会では議員より市南部に市内4つ目の道の駅設置の提案あり、こちらは長期的に検討することになっている。
日之影町
1
既存の道の駅「青雲橋」は2019年4月にリニューアルオープン。新築された2階建ての建物の中に物産館、農作物直売所、レストラン、観光案内所が備わっている。施設のコンセプトは「ここでしか体験できない、日之影のすべてを知ることが出来る場所」。リニューアル後は大幅に客足を伸ばしており、2021年度の利用客数は28万5千人。コロナ禍の中でありながら、コロナ禍前の2018年度の22万8千人から大幅に数字を伸ばしている。

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
日向市
2
既存の道の駅「とうごう」の2021年度の利用客数は32万1千人。もう一つの道の駅「日向」の温泉施設は2020年9月をもって休館。地元市民から再開の要望が強く、再開に向けて管理者を募集する予定。
美郷町
0
2021年9月の町議会で板ヶ原オートキャンプ場(国道388号線沿い)に関して、道の駅的な利用方法に関する議論が少しだけ行われたが、深い議論には至っていない。2022年3月策定の第2次美里町後期総合計画にも道の駅、及び道の駅的施設の設置計画は記されていない。
三股町
0
2012年に住民より町北部の長田峡(県道33号線沿い)に道の駅設置の要望、2017年12月には議員より町北西部の池地区(国道269号線沿い)に道の駅設置の提案が出されているが、整備に多額の費用が掛かること、及び交通量から採算を取ることが困難という理由から、いずれも町側は道の駅設置を否定している。2023年6月の町議会でも議員より国道269号線沿いに道の駅設置の提案が出されたが、町側は「現在はそのような計画は無い」と否定している。
都城市
2
既存の道の駅「都城」は2023年4月に大規模リニューアルオープン。「日本一の肉と焼酎のふるさと」をコンセプトに整備を行っている。導入されている施設はレストラン、肉小屋、フードコート、直売所、キッチンスタジオ、情報発信施設と多彩。防災道の駅にも選定されている。
宮崎市
3
既存の道の駅「高岡」の2021年度の利用客は県内の観光地では第6位、道の駅に限れば第2位の41万4千人。道の駅「フェニックス」の2021年度の利用客は県内の観光地では第16位の26万4千人。「フェニックス」はコロナ禍の影響が大きくコロナ禍前の2018年度は県内観光地の中では第8位の50万4千人を集めている。もう一つの道の駅「田野」の利用客数は不明だが、指定管理料ゼロの独立採算で黒字を出しており、3駅とも経営は順調な模様。
諸塚村
0
村の南部、村役場近くの国道327号線沿いに特産品販売所「もろっこはうす」がある。村内では最も道の駅に近い施設であるが、今のところ道の駅登録に向けた動きは見られない。