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計画中の道の駅 長崎県 各市町村の対応状況

【2024年4月改定】長崎県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。

(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。 各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、 本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)

記号の説明:
 ◎ : 建設中
 ○ : 具体的に計画中
 ▲ : 検討中
 △ : 調査・研究中
 - : 否定、又は具体的な検討なし

(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
壱岐市
0
市内には壱岐市の観光産業を支えていたと言っても過言ではない「うに屋のあまごころ壱場」が存在したが、コロナ禍の影響により2020年6月で閉店。市の観光産業に大打撃を与えている。議員より「うに屋のあまごころ壱場」を市で買い取り道の駅にしたらどうかという提案あり。市長は「議員の提案は壱岐市の一大事な案件だが、一法人の財産にかかる件であり現段階では何も協議はしていない。現時点で私の思いだけの軽々な発言は控えたい」と答弁しているが、一連の市長の答弁から見ると施設を買い取り道の駅にしたいという気持ちはあるように見える。(2020年6月市議会の議論より)
諫早市
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市南部の飯盛町地区(国道251号線沿い)に道の駅「(仮称)道の駅251」を建設中。公募により愛称は「いいもりじゃがーロード」に決定した。コンセプトは「毎日に美味しいと笑顔を。~畑の真ん中にある道の駅~」。2025年度オープンを予定している。なお、市長は過去に「諫早市には国道が4本通っている。道の駅は1ヵ所でなければならないということは無い」と答弁。実際に2021年12月の市議会で議員より市北東部の小長井町地区に道の駅設置の提案があり、市側は「小長井地区においても経営する運営主体の候補者が具体化すれば設置の可能性はある」と答弁している。
雲仙市
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市東部の国見町多比良港埋め立て地に道の駅設置を検討していたが、2018年に入り道の駅計画は凍結中。2018年度に開催された地域審議会の場で「地元商工業者との共存共栄できる仕組みの構築が必要」という提言を受けたことにより慎重を期す方針にした模様。2018年度より道の駅に関する予算は計上されていない。その後は市議会や各種委員会で道の駅設置に関する議論は行われていない。
大村市
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2016年3月オープンの道の駅「長崎街道鈴田峠」の2016年度利用客は計画の18万人を上回る24万人。その後も年間23万人前後の利用客数をキープし続けている。近い将来、沿道の国道34号線にバイパスが計画されており、道の駅の沿道は裏道になる見通し。市側はバイパスに道の駅へ誘導する看板を設置したり道の駅の魅力向上を図る等の対策を予定している。なお、2022年6月の市議会で議員より市内2つ目の道の駅の可能性を問われたのに対して、市側は「現在のところ新たな道の駅設置は考えていない」と答弁している。
小値賀町
小値賀町
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川棚町
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2020年策定の第2期川棚町まち・ひと・しごと創生総合戦略には「町南西部の片島にある魚雷発射場跡地を観光資源として活用するため、道路、駐車場、資料館及びイベントスペースなど周辺も含めて整備する」と記載されている。道の駅的施設になる可能性は高そうだが、ただ、正式な道の駅登録を目指すとは記載されていない。
五島市
1
既存の道の駅「遣唐使ふるさと館」に関する利用客数、売上等の詳細な数値は公表されていないが、2022年度は指定管理料2千万円が予算計上されており、道の駅単独では黒字にはなっていない模様。(2021年3月市議会の議論より)
西海市
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2001年に閉園した長崎オランダ村跡地に入場無料の新たな集客施設「ポートホールン長崎」が2016年4月にオープン(2017年11月に旧施設名である長崎オランダ村に改称)した。当初の事業計画書には将来的に道の駅にする計画も記されていたが、2021年5月に経営不振のため休園。現在は運営会社と西海市の間で契約・協定書違反の有無を巡って司法の判断を仰ぐ状態になっている。このような状況のため、市議会では将来的な道の駅登録に関する議論は行われていない。
佐々町
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最近の佐々町の議会では道の駅設置に関する議論は行われていない。ただ、2023年3月議会では町内にある皿山農作物の直売所の観光拠点化に関する議論がされていたり、2021年4月策定の第7次佐々町総合計画の中に記載されている松浦鉄道佐々駅舎をリノベーションして観光物産交流センターにする施策など、道の駅を連想させるような計画が進捗している模様。
佐世保市
1
2016年4月オープンの道の駅「させぼっくす99」の来客者数はコロナ禍前の2019年度は21万8千人。地元客からは農作物販売所が無い点に不満がある模様だが、近隣にある直売所、商店との競合を意識しているため当面は農作物直売所の設置は行わない方針。また2014年6月に市南東部の江上地区から道の駅建設基本構想、及び道の駅に附帯する施設内容や運営のあり方などに関し具体的な検討を始めている。今後。市側と定期的に協議を重ねていくことになっている。(後半部分は2019年9月市議会の議論より)
島原市
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島原半島の東海岸沿いを通る高規格道路の島原道路の建設が着々と進んでいるが、島原道路沿いの休憩施設となる道の駅設置を計画中。長崎県と島原半島を形成する3市、更にJA、島原鉄道、商工観光団体で構成されている島原道路の休憩施設整備に関する検討会議が2021年8月から3回開催されているが、その中で道の駅のコンセプト、施設規模、概算事業費などが検討されている。現在、幾つかの候補地から立地場所を選定中。オープン時期についてはまだ明示されていない。(2022年9月市議会の議論より)
新上五島町
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2015年の町議会では中通島の北部の青方地区(国道384号線沿い)にある直売所「メル・カピィあおかた」を、2016年の町議会では廃校となった崎浦小学校(中通島の東部の友住郷地区)を道の駅にする議論が行われたが、現時点では具体的な道の駅設置の計画は立っていない模様。2017年度以降は道の駅設置に関する議論は町議会で行われていない。
対馬市
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2016年3月に初当選した現市長は最初の所信表明で市内への道の駅設置を宣言。2017年6月の市議会では中間報告として「農協を中心とした産業団体より道の駅的施設の設置の要望があり、県、市、関係団体と検討している」と答弁していた。その後は市議会で道の駅に関する議論は行われていないが、2021年策定の第2次対馬市後期総合計画には「市北東部の峰町佐賀地区にある千先半島の市有地に地域とともにつくる個性豊かな賑わいの場である道の駅を開設する」とはっきりと道の駅計画が記載されている。
時津町
0
2017年9月の町議会で議員から町内へ道の駅設置の提案あり。町長は「道の駅は活力ある地域づくりや地域連携が促進される等の効果が期待できるが、本町には農協や漁協の直売所、民間の直売所やレストラン、物産を製造販売する事業所などがあり、町の活性化の役割を十分に果たしているため、今のところ道の駅設置の考えはない」と道の駅設置を否定。その後は町議会で道の駅設置に関する議論は行われていない。
長崎市
1
2021年10月に市南西部の野母﨑地区(国道499号線沿い)に「長崎のもざき恐竜パーク」がオープン。2020年9月に開催された建設水道委員会の場で市側は「県と国土交通省と協議して道の駅登録を検討したい」と答弁していたが、2021年9月に開催された「ポストコロナ交流人口拡大対策特別委員会の場では市側はこの施設を「まちの駅としてイメージしている」と答弁している。なお、既存の道の駅「夕陽が丘そとめ」の2018年度の利用客は21万4千人。その後は国際情勢やコロナ禍の影響で減少傾向で2021年度の利用客は15万9千人となっている。
長与町
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2015年12月の町議会で議員からJR道ノ尾駅舎に道の駅をという提案あり。町長は「駅構内となるとJRとの協議が必要だが、過去の色々な対応を見ると許可を得るのは難しいと考える。従って道の駅設置は難しいと判断している」と道の駅設置に否定的な考えを示す。その後は町議会において道の駅設置に関する議論は行われていない。
波佐見町
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2017年6月の町議会で町南部の県道222号線沿いにあるライスセンターを道の駅にする提案あり。町長は「JAが積極的にやるのであれば行政も積極的に応援するが、行政主導でやるのは現時点では大変厳しいと思う」と道の駅設置に消極的な姿勢を示している。その後は町議会において道の駅設置に関する議論は行われていない。
東彼杵町
1
既存の道の駅「彼杵の荘」は2015年度の重点道の駅に選定。情報センターの設置と駐車場の拡張が行われた。今後は防災拠点としての整備も行う予定。利用客数の詳細は不明だが、松浦市の市長が「県内の道の駅の中で最もレジ通過者が多いのは東彼杵町の道の駅と聞いている」と発言していることから、松浦市の道の駅の年間来客者数50万人以上を集めていることが推測される。
平戸市
2
建設中の西九州自動車道に平戸ICが供用されることが決定。ただ、平戸ICという名称にはなったものの設置場所は佐世保市内であり、平戸市としてインター周辺整備のコミットメントを取ることが難しくなっている。2021年9月の市議会で平戸IC周辺に道の駅等の休憩施設設置に関する議論が行われているが、市長は「平戸IC周辺の拠点整備ということに思いが至っていないのが現実」と答弁している。
松浦市
2
2015年の市議会で伊万里湾に浮かぶ福島に、既存の海の駅と歴史民俗館を解体して道の駅を建設する計画が示されたが、道の駅ではなく海の駅「とれたて福の島」として2018年4月にオープンした。松浦市議会では今でも議員の一部がこの施設を「福島の道の駅」と呼んでいるが、正式な道の駅ではない。今後、道の駅に登録する予定も無さそう。なお、既存の道の駅「松浦海のふるさと館」の年間利用客は約50万人。
南島原市
1
既存の道の駅「みずなし本陣ふかえ」はコロナ禍の影響による経営難のため2021年11月に営業が終了したが、民間会社の(株)エバーグリーンが施設を買い取り2023年4月に「道の駅ひまわり」と改称して営業を再開した。現在は物販スペースのみの開業だが、今後、飲食店、イベントスペース、テレワーク施設等を設置する予定。また、南島原市では市西部の加津佐浜浜前地区(国道251号線沿い)に道の駅を設置する計画があったが、2021年12月の市議会で市長が「計画は頓挫した」とはっきりと答弁している。