計画中の道の駅 新潟県 各市町村の対応状況
【2024年4月改定】新潟県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。
(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。
各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、
本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)
記号の説明:
◎ : 建設中
○ : 具体的に計画中
▲ : 検討中
△ : 調査・研究中
- : 否定、又は具体的な検討なし
(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)
市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
阿賀野市
1
2022年2月登録の道の駅「あがの」は同年10月にグランドオープン。場所は国道49号線阿賀野バイパス沿い。オープンから1ヶ月間の集計では来客数は1日平均2500人。単純計算だと年間91万人のペースになる。(2022年12月市議会の議論より)
阿賀町
2
既存の道の駅「阿賀の里」は阿賀野川の舟下りが名物の人気駅。しかし、経営的には4億5千万円の負債を抱えて、どうにも動けない状況にある。過去の町議会では廃止などの議論が行われていたが、現在は再生を図る方向に転換している。具体的には決まっていないが、町長は「今の時代から取り残された感のある道の駅阿賀の里については、人が集いにぎわう道の駅へリニューアルを進めていきたい」とリニューアルの方針を述べている。(2022年12月市議会の議論より)
粟島浦村
粟島浦村
0
出雲崎町
1
既存の道の駅「出雲崎 天領の里」は老朽化による施設のひび割れ等が目立つ状況。ただ、現状では大規模なリニューアル計画は無く、修理で対応する方針。なお、コロナ禍前の2017年度の来客者数は11万2千人。売上高は1億3千万円。(2022年12月、および2018年9月町議会の議論より)
糸魚川市
3
既存の道の駅「能生」は2018年度の重点道の駅に選定。2022年度内に周辺整備計画を策定する予定。既存の道の駅「親不知ピアパーク」と「越後市振の関」に関して、市長は「今のところリニューアルの計画は無い」と答弁している。また、議員よりフォッサマグナパークとして知られる根知地区に市内4つ目の道の駅設置の提案があったが、市長は「現時点では考えていない」と答弁している。(2022年6月市議会の議論より)
魚沼市
2
既存の道の駅「いりひろせ」が重点道の駅候補に選定。雪中貯蔵施設(雪室)や農作物加工品の高付加化を検討する予定。また、市は現在「食の拠点作り構想」を持っており、道の駅的施設の設置を検討中。市内の総合ビジターセンター「かたっくり」、或いは「小出市場」を道の駅にする議論も行われている模様。(2016年6月市議会の議論より)
小千谷市
1
既存の道の駅「ちぢみの里おじや」はコロナ禍の影響を受け、非常に厳しい状況。市側は3ヵ月分の納入金の免除、来館キャンペーンの援助、施設改修リニューアル等を行い、来館者の増加につながる支援を行う方針。(2021年6月市議会の議論より)
柏崎市
3
既存の道の駅「風の丘米山」は2015年3月に休止。休止中の道の駅とは国道8号線を挟んで向かい側(海側)にある日本海フィーシャーマンズケープをリニューアルして道の駅の中心施設に据える方針を正式決定した。ただ、再開に向けたロードマップは現状では示すことが出来ない状況。休止期間はまだまだ伸びることになりそう。(2022年12月市議会の議論より)
加茂市
0
新潟県と福島県を繋ぐ八十里越(国道289号線)が2025年度内に開通の見込みだが、市議会では国道289号線に流入する国道290号線沿いの七谷地区に道の駅設置に関して議論が行われている。市長は「八十里越の開通時期が具体的に示されて福島県からの交流人口の流入が現実的なものとなってきている今、この動きを捉える準備が必要。七谷温泉加茂美人の湯や七谷コミュニティセンターを道の駅にできるよう検討を続ける」と答弁している。(2022年9月市議会の議論より)
刈羽村
0
村西部の砂丘地域の振興策として道の駅設置を検討。2018年に道の駅可能性調査を実施した。調査の結果、商圏人口が少ない、供給可能な商品が少ない、村内事業者の意欲不足、外部企業の投資意欲の低さのため、近い将来における道の駅設置に関しては断念することとなった。長期的には立地場所を交通量の多い場所に設定し、供給可能な商品を増やすことにより道の駅設置を目指すことになっている。
五泉市
0
市北東部の赤海地区(県道41号線沿い)に五泉市交流拠点複合施設「ラポルテ五泉」が2021年10月にオープン。年間45万人が訪れる人気の施設になっている。市長はラポルテ五泉に関して「将来的な道の駅化を見据えて国土交通省、新潟県等関係機関と検討を進めていく」と答弁している。(2022年12月市議会の議論より)
佐渡市
1
1999年登録の道の駅「芸能とトキの里」は2020年5月に移転して「あいぽーと佐渡」に名称を変更。ただ、「あいぽーと佐渡」は物産施設、飲食施設共に存在しない。市側は「あいぽーと佐渡」の今後について「庁内では議論を進めている。ただ、庁内だけでは方向性を出すのが難しい。民間の御意見も頂いて来年度には方向性を出したい」と答弁している。(2022年12月市議会の議論より)
三条市
3
既存の道の駅「庭園の郷 保内」は2019年度の重点道の駅に選定。地域の特性を活かした子育て世代応援事業及びインバウンド観光強化を行う予定。
新発田市
1
既存の道の駅「加治川」は2022年4月にリニューアル。これまでの飲食や農畜産物の販売などに加え、観光客が立ち寄る新発田の観光物産館とするべく、土産販売などにも力を入れている。リニューアル前の2016年度の入込客数は22万人、売上は3026万円。リニューアル後の数字はまだ入っていないが、どれくらい上積みされるか注目である。
上越市
3
既存の道の駅「うみてらす名立」と「よしかわ杜氏の郷」は温泉/温浴施設付きの道の駅でポテンシャルは高いが、それを生かし切れていない印象。議員からは建て替えを含む大規模リニューアルの提案があるが、市側は「検討する」という答弁で具体的な計画は無い模様。また2017年度の建設企業常任委員会で国道18号線バイパスの寺IC付近に道の駅等の拠点施設を設置する提案があったが、2018年9月の市議会の場で「既に3つの道の駅を有する本市では、新たな(道の駅のような)施設を整備する必要性は低い」と回答している。
聖籠町
0
2020年の聖篭町第2次マスタープラン策定時に住民から弁天潟風致公園内に道の駅設置を望むあり。その際は町側は「総合的な利用を検討する」との道の駅設置を否定も肯定もしない答弁を行っていたが、その後は特に道の駅設置の動きは見られない
関川村
1
既存の道の駅「関川」の周辺地域のリニューアル中。具体的には芝生公園に大型遊具を設置する。2022年11月に完成予定。(関川村ホームページより)
胎内市
1
過去に国道113号線沿いの村松浜農林漁業者トレーニングセンター跡地、国道7号線沿いの羽黒追分地区に道の駅設置の検討が行われたが、検討の結果、道の駅を新設するよりも既存の道の駅「胎内」の活用と充実を図るべきとの結論に至った。(2017年3月市議会の議論より)
田上町
1
2020年3月登録の道の駅「たがみ」は同年10月にオープン。2015年度の重点道の駅に選定されている。2021年度の入込客数は県内の道の駅では第5位の34万7千人を記録している。
津南町
0
国道117号線沿いの赤沢地区に津南観光物産館がある。農作物直売所、物産館、レストランを備えた町内では最も道の駅に近い施設だが、今のところ道の駅登録の動きは見られない。
市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
燕市
1
既存の道の駅「国上」は2022年7月にリニューアル。新たにデイキャンプ場、BBQエリア、フードコンテナが施設に加わった。更にRVパーク設置などのリニューアル第2弾を計画中。また過去には市東部にある産業史料館をリニューアルして道の駅を併設する計画が存在し市議会で何度も議論されていたが、2016年以降はこの件に関して市議会で議論が行われなくなった。道の駅登録は断念した可能性が高い。
十日町市
3
市では建設が予定されている上沼道の十日町IC周辺の土地利用計画を策定中。地元のインター推進協議会の中では道の駅設置を求める声が大きい。市長は市議会で「そういった提案があったので孫子の代に間違いなく手渡せるようにしっかり検討していきたい」と道の駅設置に含みを持たせている。(2017年12月市議会の議論より)
長岡市
4
2020年3月登録の道の駅「ながおか花火館」は同年9月にオープン。市内4つ目の道の駅になる。2022年度の来客者数は県内の道の駅では第3位の108万5千人。
新潟市
3
2021年6月の市議会で議員より防災機能付きの道の駅に関する質問あり。市側は「既存の市内の3つの道の駅は防災道の駅に選定されなかった。現在、市内に新たな道の駅を設置する計画は無いが、今後、具体的な整備計画が生じた場合は防災機能を考える」と答弁している。また、2017年6月に開催された文教経済常任委員会で中央区にある食育・花育センター(いくとぴあ食花)の活性化策について議論あり。一部会派より「道の駅にしてはどうか」という提案が出されたが、今のところ道の駅登録に向けた動きは見られない。なお、既存の道の駅「新潟ふるさと村」の2022年度の年間利用客は県内の道の駅第2位の139万7千人を記録している。
見附市
1
既存の道の駅「パティオにいがた」の2022年度の来客者数は県内の道の駅では第3位の94万4千人。コロナ禍の影響が無かった年はコンスタントに100万人以上の客を集め、1千万円以上の黒字を計上している。「パティオにいがた」は市西部の長岡市との市境にあるが、元々は市の中心部にある「文化ホール・アルカディア」も道の駅登録を視野に入れていた模様。但し、近年は道の駅登録の動きは見られない。
南魚沼市
1
既存の道の駅「南魚沼」の2022年度の来客数は県内の道の駅では第7位の33万人。建設前の見積もりの15万人は大幅に上回っているが、ピーク時の2017年度の44万人からは頭打ちの状態。市長は道の駅の現状と今後の展望に関して「常に手を加えていく、常に新しいことを狙っていくということが、不断の努力が大事だと思う」とハード面だけではなくソフト面の充実を図っていく方針を掲げている。(2021年12月市議会の議論より)
妙高市
1
既存の道の駅「あらい」の国道18号線を跨いで向かい側(東側)に「第二道の駅」と呼ばれるエリアが2020年7月にオープン。しかし、コロナ禍の影響を受け第二道の駅エリアの運営会社が2023年3月に早くも撤退。今のところ道の駅拡張が完全に裏目に出た形になっている。それでも2022年度の来客者数は県内の道の駅では第1位の193万6千人を記録している。なお、市南部の拠点として国道292号線沿いの猿橋地区に直売所「みずほ市」が2018年7月にオープン。市側は2020年9月の市議会の場でこの拠点施設を「道の駅整備に向けた構想」と答弁している。
村上市
3
既存の道の駅「朝日」のリニューアルを計画中。日本海東北自動車道(日沿道)の市内延伸に伴い、日沿道から直接アクセス可能なようにアクセス道路の改良を行う。同時に現状では点在している各施設を集結させて利便性を図る予定。2027年度リニューアルオープンを予定。一方、既存の道の駅「笹川流れ」は管理者が市と交わした協定を守っていないということで、市が指定管理者を提訴する前代未聞の事態となった。但し、市側が経営を引き継いでいるため、現状は提訴前と同じ状態で営業を継続している。(前半部分は2022年12月市議会の議論より、後半部分は2018年9月市議会の議論より)
弥彦村
0
弥彦駅前の旧弥彦観光ホテル跡地に直売所を備えた「おもてなし広場」が2017年3月にオープン。村側は将来的にこの施設を道の駅に登録したい考え、地方創生大臣に「将来的には道の駅に」という要請もしていた。しかし、その後は道の駅登録に向けた動きは無し。2020年3月の村会議で、村長が当該の場所を「昔、道の駅にしようとしていた場所」と過去形で話しており、道の駅計画は頓挫した可能性が高いと思われる。
湯沢町
1
2015年9月の市議会で議員より「JR側からJR上越線の越後湯沢駅東口に道の駅を、という提案がきている」との発言があったが、その後、市議会ではこの件に関する議論は無し。水面下で進んでいる可能性もあるが、立ち消えになった可能性の方が高そう。