計画中の道の駅 大分県 各市町村の対応状況
【2023年度版】大分県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。
(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。
各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、
本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)
記号の説明:
◎ : 建設中
○ : 具体的に計画中
▲ : 検討中
△ : 調査・研究中
- : 否定、又は具体的な検討なし
(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)
市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
宇佐市
1
市北東部の国道10号線と国道213号線が交わる岩崎地区に道の駅「(仮称)うさ」設置を計画中。元々は2023年3月オープンの予定だったが、2023年3月時点では用地買収がやっと完了した状況。オープンは当初の予定より2年遅れの2026年度となった。コンセプトは「神と仏がいざなう 宇佐のカチと出会える駅」。宇佐市名物のどじょう、唐揚げ、麦焼酎などを発信する道の駅を目指す。(2023年6月市議会の議論より)
臼杵市
0
2022年8月に市西部の旧野津高校跡地に複合施設「大分+(プラス)学園」がオープン。事業者が本施設を「道の駅」と称してSNSに発信していたが正式な道の駅ではない。市側は事業者に対して「道の駅」と呼ぶのを止めるように指導している。なお、この施設は2023年2月に突然事業停止をしている。また、2022年3月の市議会で議員より臼杵港湾岸施設(フェリー乗り場)を道の駅として整備する提案あり。市側は沿道の利用客が少なく、費用対効果の点から道の駅にするのは困難と答弁している。
大分市
3
2023年8月登録の道の駅「たのうらら」は2024年5月オープンの予定。場所は市東部の田野浦海岸沿いで国道10号線沿い。周辺に高崎山自然動物園、水族館うみたまご等の観光施設があり、観光施設と連携した道の駅を目指す。
杵築市
0
大分空港道路(国道213号線バイパス)の杵築IC付近に道の駅を計画し、2018年度の国土交通省が主管する官民連携事業支援に採択されていたが、着工の直前の2019年に財政的な理由で道の駅計画は凍結となった。2022年度に開催された杵築市財政状況市民説明会で市長は道の駅計画の今後について「市民の皆さん方の意見を聞きながら協議をしていきたい」と答弁しており、計画が再開される可能性がゼロではないことを示唆している。
玖珠町
2
既存の道の駅「童謡の里くす」のパン工房はスペースの関係上、通路にワゴンを置いて販売しているが保健所から衛生面の問題の指摘を受けた。施設改修を行う予定。2016年7月にオープンした町内2つ目の道の駅「慈恩の滝くす」はwifiも届かない山間の道の駅。開駅当初は町側の担当者は「採算が取れないならすぐに施設を閉鎖するつもり」と答弁していたが、今のところ町議会では経営上の問題点は指摘されていない。
国東市
2
既存の道の駅「くにさき」の再整備を計画中。駐車場の拡張、農作物直売所、物産館、飲食施設のリニューアル、サイクルスタンドの設置、トイレのリニューアル等を行う予定。なお2020年度の利用客は26万1千人。もう一つの道の駅「くにみ」はアウトドアブランドのモンベルと連携してキャンプ、マリンスポーツの拠点として整備を行う予定。なお、2015年6月の市議会で明かされた市南東部の安岐地区に道の駅を設置する構想は消滅した模様。(2022年3月市議会の議論より)
九重町
0
2022年12月の町議会で議員より公設の道の駅設置の提案あり。町長は「道の駅については民間でできることは民間でやっていかないと、行政が何もかもやってしまうのは町づくりの根幹が崩れる」と公設の道の駅設置には否定的な見解を示している。これに対して議員は「民間でできないから九重町は縮小している」と反論。過去の議論からも、町側は民間主体の道の駅設置を目論んでいるが、手を挙げる民間企業が現れない状況と思われる。
佐伯市
3
議員より市北東部の海岸沿い(国道217号線沿い)にある「上浦活性化センターしおさいの里」を道の駅に登録する提案あり。市側は24時間利用可能なトイレの建築費、及び、夜間の騒音問題などの課題があることを挙げつつも、庁内で道の駅化の有効性を議論して国土交通省にも相談しながら検討していく方針を明かしている。また「やるとなれば時間はかけない方が良い」とも答弁しており、急ピッチで道の駅化が進む可能性もある。(2022年3月市議会の議論より)
竹田市
3
2019年2月に大分、熊本両県を結ぶ高規格道路「中九州横断道路」の竹田-阿蘇間のルートが決定。竹田市内には4つのインターチェンジが設置されることになった。市南西部の萩地区に設けられる萩IC周辺には道の駅設置を検討中。2019年3月の施政方針で市長は「荻のインターチェンジ周辺に道の駅を造るなどの具体的な構想を打ち立てて実現を目指す」と発言している。ただ、コロナ禍に入った2020年以降は新しい道の駅設置に関する議論、発言は行われていない。
津久見市
0
津久見港の埋め立て地に新庁舎建設を計画中だが、新庁舎のすぐ横に道の駅設置を計画中。事業費総額は8億1千万円、2027年度オープンを予定している。物販施設と飲食施設を設ける予定で、柑橘類や水産物など津久見ならではの商品、メニューを提供する方針。(2022年3月広域周遊観光客の交流拠点「街なか観光拠点整備」に向けた基本計画より)
中津市
3
既存の道の駅「なかつ」の2022年度利用客数は44万7千人、売上は8億2千万円。コロナ禍のため数字を少し落としているが堅調に推移している。また耶馬渓の観光拠点となる道の駅「耶馬トピア」は駐車場を拡張。今後はトイレの改善を進める方針。(2022年12月市議会の議論より)
日出町
0
町内には道の駅的施設の「シーガーデンひじ」が国道10号線沿いにあるが、今のところ道の駅登録に向けた動きは見られない。
日田市
3
日田市の道の駅では進撃の巨人とコラボした商品を販売。特に道の駅「水辺の郷おおやま」に設置された「進撃の巨人HITA in ミュージアム」は開設以来1年で10万人の来客数で賑わいを見せている。(2022年6月市議会の議論より)
姫島村
0
姫島村に道の駅設置の動きは特にみられない。姫島村の特産品は道の駅「くにみ」で数多く販売されている。
豊後大野市
5
市内には5つの道の駅が存在するが、5駅合算の2021年度の利用客数(レジ通過者数)は63万2千人、売上は7億4千万円。コロナ禍前2018年度の利用客数は73万6千人、売上は8億9千万円であり、近年は利用客、売上共に減少傾向にある。今後は各道の駅の指定管理者や農産物の出荷者協議会等関係者と連携しながら、道の駅への集客や農産物販売額の向上に係る支援等を着実に行い、各道の駅の経営安定化を図っていく方針。なお道の駅「みえ」は2019年度の重点道の駅候補に選定されている。(2022年6月市議会の議論より)
豊後高田市
0
豊後高田市は日本最大級の熊野磨崖仏を初めとして福真磨崖仏など数多くの磨崖仏が存在。市では石造文化を活用した誘客促進を別府大学と共に研究している。別府大学の報告書の中には石造文化の歴史を学ぶ施設として道の駅の機能を有したバーチャル博物館の整備が提唱されている。市側はこの報告書をベースに誘客促進対策を進めていく方針。(2018年3月市議会の議論より)
別府市
0
2015年3月の市議会で議員からの道の駅設置提案に対して、市側は「選択肢をいくつか準備して検討していきたい」と答弁。2021年12月の市議会で議員より検討状況に対する質問があり、市側は「現在、別府国際観光港周辺で県主導の別府港再編計画を策定しており、その計画の一部に賑わい施設の整備が挙げられている。今後、整備する施設形態は、事業内容が具体化していく段階で国の所管省庁に県が確認を行うことになっている」と答弁。道の駅になる可能性があることを明らかにしている。
由布市
1
市北東部の塚原地区より道の駅、または道の駅的施設の設置要望が出されているが、2021年11月に塚原自治区役員と協議を行った。議論の結果、道の駅にするのか、或いは小さな拠点にするのか、まずは住民アンケートで住民の意思を確認し、建設推進協議会や運営委員会を立ち上げる方針とした。また、既存の道の駅「ゆふいん」は2018年度の重点道の駅に選定されている。建物の建て替えを計画中。防災道の駅にも選定されている。(2022年12月市議会の議論より)