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計画中の道の駅 滋賀県 各市町村の対応状況

【2024年4月改定】滋賀県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。

(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。 各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、 本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)

記号の説明:
 ◎ : 建設中
 ○ : 具体的に計画中
 ▲ : 検討中
 △ : 調査・研究中
 - : 否定、又は具体的な検討なし

(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
愛荘町
0
過去に名神高速道路の湖東三山スマートIC出口にある既存施設の「湖東三山あいしょう」を道の駅に登録することが検討されたが実現せず。「湖東三山あいしょう」は2023年度より(株)三和サービスに業務委託され、ドッグラン、RVパーク、フードコート等を新設する予定。ますます道の駅的施設になる予定だが、改めて道の駅登録を目指すという動きは見られない。(2022年12月町議会の議論より)
近江八幡市
0
2016年9月の市議会で市長は「県道2号線バイパスの延伸に合わせて道の駅を整備していくことを考えている」と発言していたが、県道2号線バイパスの延伸が長期化することが明らかになった2018年度に計画は凍結されている。県道2号線バイパスの延伸の協議が大詰めになった2022年度に再び議員より道の駅設置の提案あり。市長は「現時点で道の駅設置の計画は無いが、道の駅は本市全体の地域振興への寄与が期待できると考えおり、バイパス工事の進捗を見ながら検討していきたい」と答弁している。(2022年6月市議会の議論より)
大津市
2
市内の2つの道の駅の2021年度の来客者数は「妹子の郷」が55万3千人、「びわ湖大橋米プラザ」が41万8千人。
草津市
1
名神高速道路の草津パーキングエリアをハイウェイオアシス化して、一般道からアクセス可能にして道の駅にすることを検討中。2018度より予算に道の駅関連の調査費用が計上されている。2021年11月市議会で市側は「現在関連機関と研究を進めている草津パーキングエリアと連携したびわこ文化公園都市周辺エリアの活性化構想において道の駅も選択肢の一つになっている」と答弁している。また、既存の道の駅「草津」は大規模リニューアルを実施。道の駅と隣接するロックベイガーデンとの棲み分けの明確化、多目的広場ゾーンへの民間活力導入などを行った。(2021年11月市議会の議論より)
甲賀市
1
既存の道の駅「あいの土山」は大規模リニューアルを計画中。道の駅の隣接地に0.3ヘクタールの土地を造成し、新たな建物を建設する予定になっている。土山地区は茶の産地として有名であり、「お茶の道の駅」として再生を図る方針。また、甲賀市では市北部の貴生川駅周辺特区構想を策定中だが、この構想が道の駅事業に相応しい事業か検証中。また、過去に市南部の香南町地区に甲南忍者に関する道の駅設置が議論されていたが、最近の市議会では議論されていない。(前半部分は2023年産業建設常任委員会の議論より、後半部分は2021年12月市議会の議論より)
甲良町
1
既存の道の駅「せせらぎの里こうら」は2015年4月に経営を民間に移譲してリニューアル。2021年度の来客数は県内の観光地では12位、道の駅に限れば6位の43万3千人を集める人気の道の駅に変貌した。
湖南市
0
市東部にある魅力発信拠点施設「HAT(The Hopeful Architecture & Treat)」を道の駅に申請する予定になっていたが、現状では道の駅登録するには駐車場のスペース不足のため登録申請が出来ない状況。市側は「道の駅の登録に向けた駐車場拡張の申入れを行っていくことも可能と考えているが、一方ではその必要性についても慎重に検討しながら進めていきたい」と答弁。2020年11月に就任した新市長は「道の駅構想って何やなと思っている。私がHATの経営者ならしんどいなと思う」と本音を語っている。市長の発言から長らく続いていた湖南市道の駅構想は断念となる可能性が高いと考えられる。(2022年9月市議会の議論より)
高島市
4
市内の道の駅の2021年度の利用客数は「藤樹の里あどがわ」は73万4千人、「くつき新本陣」が26万8千人。
多賀町
0
2022年3月の町議会で議員からの直売所の設置提案に対して、町側は「安定的に商品を揃えることが出来る環境が必要。今はそのような環境は揃っていないと認識しているが、これから農業を核として整備に向けての可能性についての検討していきたい」と答弁。道の駅設置に対する討論では無いが、道の駅に関しても同様の考えと思われる。
豊郷町
0
最近の豊郷町の議会では道の駅設置に関する議論は無し。関連する議論としては国の国土強靱化緊急対策に基づく豊郷町の対応に関して議員より質問あり。町側は支援金が下りる対象事業の一つとして防災道の駅があると説明したうえで、「本町では橋や歩道橋の耐震化、老朽化対策、補修、補強を挙げている」と答弁。この議論より少なくとも防災道の駅の設置は検討していない模様。(2021年3月町議会の議論より)
長浜市
3
既存の道の駅「塩津海道あぢかまの里」の2021年度の来客者数は県内の観光地では第15位の39万6千人。重点道の駅指定にむけた取り組みも視野に入れている。なお、同じく市内の道の駅「浅井三姉妹の郷」は2015年度の重点道の駅に選定。起業や商品開発をサポートする「チャレンジショップ」の設置した地産地消型産業振興の拠点施設にする方針。
東近江市
2
市内の2つの既存の道の駅の2021年度来客者数は「あいとうマーガレットステーション」が県内観光地で第7位の66万6千人、「奥永源寺渓流の里」が県内観光地で第21位の34万5千人。「あいとうマーガレットステーション」は2019年度の重点道の駅に選定されており、農業体験や、農業と観光と地域資源が連動したガーデンビレッジの機能強化を行う方針。
彦根市
0
2022年6月の市議会で議員より道の駅設置の提案あり。市側は道の駅設置による活性化の効果は認めるものの、現時点では道の駅設置の計画が無いことを答弁している。理由として市内にはコンビニやショッピングセンターがいくつか存在しており、これらの施設がすでに道の駅的な役割を果たしていることを挙げている。ただ、2022年6月の市議会以外でも、多くの議員が道の駅設置の提案を行っており、今後の市側の対応は注目に値する。
日野町
0
日野町では2010年代前半に国道307号線沿いに道の駅設置の計画が立てられたが、2013年に国庫補助負担金の廃止縮減など、いわゆる三位一体改革があり、国庫補助を受けるのが難しくなったことで道の駅計画は頓挫となった。2022年6月の町議会で改めて議員より道の駅設置の提案があり、町側は「現時点では町が主体となった道の駅の整備を検討する状況ではない」とするものの、「民間企業が取り組むのであれば、支援制度の活用や様々な手続等に積極的に関わらせて頂く」と民間主導の道の駅設置には意欲を見せている。
米原市
2
2013年に就任した現市長は琵琶湖湖岸の入江地区の干拓地に道の駅を設置することを選挙公約としている。ただ、道の駅設置計画はあまり進捗していない模様。2021年3月の市議会で市長は「現時点では決め手となる明確な整備方針を見出すことが難しい状況にある。事業は停滞をしているが、引き続き、整備の実現に向けて、国・県との協議を重ね、粘り強く要望を継続していきたい」と答弁している。なお、既存の道の駅「伊吹の里」は好調で2021年度の来客者数は県内の観光地では14位の41万5千人を集めている。
守山市
0
市西部の「みさき自然公園」を含む琵琶湖湖岸エリアにサイクリング拠点を併設した道の駅設置を計画中。コロナ禍の影響で一時凍結された本計画だが、2022年度に入り再び本格的な検討が進められている。2023年度には道の駅及び周辺施設の全体構想を策定する方針。民間主導の商業施設やグランビング施設を併設する方針で、県内屈指の規模の道の駅になる可能性が高い。2023年7月から8月にかけてパブリックコメントを募集。反対の意見も挙がったが、市側は道の駅のコンセプト、意義を丁寧に説明し、市民に理解を求めていく方針。
野洲市
0
2つの国道が通り琵琶湖にも面していて道の駅設置に適しているように見える野洲市だが、不思議なことに野洲市議会では道の駅設置の議論は一度も行われたことが無い。滋賀県内に相次いで道の駅が登録された2000年代前半に観光協会の会長をされた方は「まだ本市が野洲町だった頃、道の駅ブームが起こり、近隣の栗東市や竜王町に相次いで道の駅が登録されたが、市内には適地が無く先を越されてしまった」と当時を回想している。(2020年9月市議会の議論より)
栗東市
2
既存の道の駅「アグリの郷栗東」の2021年度の利用客は県内の観光地では18位の35万9千人。もう一つの道の駅「こんぜの里栗東」の2018年度の利用客は3万4千人。「こんぜの里栗東」の利用客は少ないが、市議会で経営に関する議論は少なく大きな問題にはなっていない模様。但し、市側から「現状は維持管理に苦慮している」との発言はある。
竜王町
2
町内の2つの道の駅の2021年度の利用客は共に好調で「アグリパーク竜王」は県内観光地では第8位の55万3千人、「竜王かがみの里」が県内観光地では第10位の52万2千人。「竜王かがみの里」に関しては近隣地にレクリエーション施設の設置が計画されている。2つの道の駅は2015年度の重点道の駅に選定されてされている。