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計画中の道の駅 栃木県 各市町村の対応状況

【2023年度版】栃木県の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。

(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。 各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、 本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)

記号の説明:
 ◎ : 建設中
 ○ : 具体的に計画中
 ▲ : 検討中
 △ : 調査・研究中
 - : 否定、又は具体的な検討なし

(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
足利市
0
市南東部、国道50線沿いの瑞穂野町地区に道の駅設置を計画中。2022年3月の第8次足利市前期総合計画には「多機能型駐車施設の整備」という文言が記載されているが、2022年3月の市議会でこれが道の駅計画であることを市長が正式に認めた。足利市は元々は2017年に道の駅を開設する予定だったが、計画は中々進展せず計画断念とみられていた時期もあった。オープン時期はまだ示されていないが候補地が決定したことにより、今回は道の駅設置に至る可能性が高いとみられる。
市貝町
1
既存の道の駅「サシバの里いちかい」は既存の施設の西側にレストランを建設する予定だったが取りやめになった(理由は不明)。2021年度の売上は前年比15%増の3億6千万円。2019年に経営を第3セクターに移して以降、右肩上がりで売上を伸ばしている。(2022年6月町議会の議論より)
宇都宮市
1
既存の道の駅「うつのみやろまんちっく村」は年間140万人の来客者を集める人気の道の駅。道の駅登録は2012年だが建物は1996年に建てられたものであり老朽化が目立つ状況。総合実施計画に計上して計画的にリニューアルを図る方針。また、2018年12月の市議会で平出町地区にあるLRTのトランジットセンターを道の駅的に活用するという市側の方針が示されたが、この場所はアーバンスポーツ施設として供用されることになった。道の駅登録を目指すという動きは特にみられない。(2022年市議会の議論より)
大田原市
1
国道4号線矢板大田原バイパスの建設が計画されているが、市北西部のバイパス建設予定地沿いに道の駅設置の提案が議員から出されている。市長は「国道4号線バイパスは道の駅『しもつけ』から道の駅『安達』まで170kmに渡り道の駅が存在しない。本市石上地区はこの2つの道の駅間の中間点。地域振興にも寄与することから、民間企業の積極的な参加も期待できる」と道の駅設置に前向きな答弁を行っている。(2021年3月市議会の議論より)
小山市
1
市内に人気の道の駅「思川」を有する道の駅。かつては道の駅一つでは市内の農作物を捌き切れないという事で、市東部の結城市との市境付近に道の駅設置を検討した模様だが(結城市の市議会で「小山市側から市境に道の駅を造っても良いか」との打診があったという情報あり)、最近では市議会や各種委員会では2つの目の道の駅に関する議論は行われていない模様。
鹿沼市
0
市の南東部の国道121号線沿いにある「鹿沼花木センター」をリニューアルして道の駅に登録する予定。2025年度内に道の駅登録を目指す。また、市東部の上南摩町に南摩ダムを建設中だが、南摩ダム建設に伴う地域経済および地域住民への影響緩和のため、市では(仮称)ハーベストセンターの設置を計画中。今のところ市側はこの施設を道の駅とは呼んでいないが、公募型プロポーザルの募集条件に「道の駅等の道路休憩施設に関する業務を受注し、完了した実績を有する」とあり、道の駅登録を目指している可能性がある。こちらは2024年度内のオープンを予定している。(花木センター道の駅化整備事業の基本方針等より)
上三川町
0
議2017年9月の町議会で議員からの道の駅設置提案に対して、町側は「必要性については十分認識しているが、設置場所の選定、管理運営方法、更に財源確保など多くの課題があるため、引き続き調査、研究していきたい」と答弁。2022年9月に再び議員より道の駅設置提案があったが、町側は「引き続き調査検討する」という回答。道の駅設置へ向けた検討は殆ど進んでいないものと思われる。
さくら市
1
2017年4月にリニューアルオープンした道の駅「きつれがわ」はリニューアル前と比較して34万人増の年間102万人を来場者数を集め人気の道の駅になっていたが、2022年6月に火災が発生。7ヶ月間の休業を余儀なくされた。復旧工事と共にリニューアルも実施。飲食スペースに畳を配置、温泉にリラックスルームも設置された。
佐野市
1
既存の道の駅「どまんなかたぬま」は連日大勢の客が押し寄せる人気の道の駅。民間経営のため細かな数値は発表されていないが、道の駅とイオンモールの効果により市内への入込観光客数が313万8千人から843万4千人に増加している。また、2017年9月の市議会で議員より提案があった国道50号線沿いの第2の道の駅に関しては、その後進展は見られない。
塩谷町
1
2016年9月の町議会で町長は町南東部にある上平ポケットパーク直売所を町内2つ目の道の駅にする構想を明かしていたが、現状は進展なし。2022年6月の町議会で町長は「土地は町のものだが、建物はJAのもので道の駅化には建物所有者の許可が必要。建物所有者に道の駅という話をしているが、なかなか返事が返ってこない」と進展しない理由を述べている。
下野市
1
既存の道の駅「しもつけ」はコロナ禍にも拘らず好調を維持。2021年度の売上は16億6千万円、来客者数は226万人、利益は2237万円。コロナ禍前の2017年度は売上14億8千万円、来客者数は260万人、利益は2544万円だった。栃木県内トップクラスの実績を保ち続けている。(2022年9月市議会の議論より)
高根沢町
1
2019年6月に登録された道の駅「たかねざわ元気あっぷむら」は2020年4月に道の駅としてリニューアルオープン。町議会では早くも2つ目の道の駅設置について議論されている。場所は町内に延伸が予定されている新国道4号線沿い。これに対し町長は「元気あっぷむらの施設は1997年に建設された建物をベースにしているので今後も修繕が必要。修繕費用が町の財政にどのように影響するか精査することが優先。新しい道の駅設置を検討するのは現時点では時期尚早」と答弁している。(2022年6月町議会の議論より)
栃木市
2
既存の道の駅「にしかた」は全国初となる自動運転サービス実証実験を実施。大臣や政務官を始めとした関係者が大勢来訪する注目の道の駅になっている。
那珂川町
那珂川町
1
那須烏山市
0
2016年に当時の市長は道の駅設置に関して「不退転の決意で臨む」と発言。しかし、翌年に市長が交代となったこともあり道の駅設置の機運はかなり失せてきた感がする。2023年1月に実施した第3次総合計画に関する市民からの意見募集で道の駅設置の提案が挙がったが、市側は「道の駅設置は経済的効果が見込まれるが、安定的に農作物を出荷することは難しく農業生産者の期待は薄い。市民や民間事業者による機運の高まりを注視しながら検討していく」と道の駅設置に消極的な姿勢を示している。
那須塩原市
3
既存の道の駅「明治の森・黒磯」は再整備を計画中。老朽化が目立つ既存の物産館は取り壊し後、建て替えとなる予定。物産館、マルシェ、カフェ、パン工房の他に青木別邸を眺めるテラスも設けられる予定。2023年から工事に入り、2024年度から準備の整った箇所から順次オープンする予定。
那須町
2
既存の道の駅「那須高原友愛の森」は2014年度の重点道の駅に選定。直売所、物産センター、レストラン等の施設の建替えや改修を予定している。(2022年2月那須町ホームページより)
日光市
2
2015年4月オープンの道の駅「日光」は賑わっているものの経営は苦戦。コロナ禍前の数値でも年間平均2千万円の赤字になっている。議員からは「貴重な税金をつぎ込むくらいなら隣接の船村記念館を含めて解体すべき」との提案が出されているが、市長は「道の駅建設にあたって国からの補助が半分くらい入っているので、解体は現実的ではない」と答弁している。(2018年9月市議会の議論より)
野木町
0
野木町では2015年に道の駅検討委員会を立ち上げ、長期に渡り道の駅設置の是非について検討しているが、ほとんど進捗の無い状況。近年では道の駅検討に関する予算の割り当ても無く、活動は年に1度の検討会開催と2年に1度の近隣の先行事例視察のみと低調である。ただ、町長は「道の駅設置は時期を見て判断したい。実現可能な時期を綿密に調査し前向きに検討したい」と町議会で答弁している。(2022年9月町議会にて)
芳賀町
1
既存の道の駅「はが」に関して、芳賀町から発信される経営情報は少ないが、町議会では「苦戦をしている」という発言が随所にみられるため経営は順調ではない様子。町では町内に延伸されたLRTに期待を寄せており、LRTから道の駅に向かう交通手段の確保を検討中。LRT延伸効果で利用客の大幅増加を狙っている。

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
益子町
1
2016年春に登録された道の駅「ましこ」は同年10月にオープン。コロナ禍の中でも経営は順調のようで2020年度の売上はコロナ禍前の2018年度と比較して98%の売上を記録して黒字を計上(指定管理料込み)。入場者数は発表にはなっていないが「当初の目標を上回っている」と町長は発言している。(2021年12月町議会の議論より)
壬生町
1
既存の道の駅「みぶ」はリニューアルを検討中。2023年度の予算に道の駅のリニューアル整備事業に1568万円、活性化推進事業に1151万円を計上している。(2023年3月町議会の議論より)
真岡市
1
既存の道の駅「にのみや」は2020年3月にリニューアル。二宮尊徳翁ゆかりの「桜町陣屋」をモチーフとした形状、日本の伝統工芸である「組子細工」をデザインしたパネルを組み込んだ和モダンな施設に生まれ変わった。
茂木町
1
既存の道の駅「もてぎ」は全国に6ヶ所しかない「全国モデル道の駅」に選定。ただ、施設の老朽化が目立ってきており改装を予定している。2026年度にリニューアルオープンの予定。コロナ禍前(2017年度)の売上は10億5千万円、利益は約1千万円。
矢板市
1
既存の道の駅「やいた」の2021年度の来場者数は136万7千人。毎年売り上げを伸ばし、市への配当金も出資して、市の財政に貢献している。また、2018年に矢板商工会が中心となり国道4号線沿いに市内2つ目の道の駅設置を検討したが、これは断念となった模様。行政主導でも国道4号線沿いに道の駅設置を検討したが、財政的な問題により引き続き慎重に検討を進める方針。(2021年12月市議会の議論より)