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計画中の道の駅 京都府 各市町村の対応状況

【2024年4月改定】京都府の各市町村の道の駅の設置計画の対応状況です。

(本サイトに掲載している内容は各市町村の議会議事録等、公開されている文書から調査した情報です。 各市町村が非公開で進めている案件、或は中止・中断の情報が非公開の場合など、 本サイトの情報が実情に合致していない場合もあります。あらかじめご了承願います。)

記号の説明:
 ◎ : 建設中
 ○ : 具体的に計画中
 ▲ : 検討中
 △ : 調査・研究中
 - : 否定、又は具体的な検討なし

(市町村名をクリックすると各々の詳細を見ることが出来ます)

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
綾部市
0
市南西部の青野町地区にグンゼ(株)とタイアップした道の駅的施設「あやべグンゼスクエア」がある。過去にこの施設を道の駅登録する検討が行われたが、土地が借用地であること、及び施設名に企業名が入っていることから登録が難しい状況であり断念に至った模様。その他、2016年6月の市議会で議員より舞鶴若狭自動車道の綾部PA内に道の駅を設置するという提案があったが、市側は「綾部市が根幹事業計画等で予定をしている他の事業との優先度からすると、現時点では道の駅設置を事業化することは困難」と道の駅設置を否定している。(前半部分は2019年9月市議会の議論より)
井手町
0
新庁舎内に移転予定の山吹ふれあいセンター内に農作物直売所、軽食堂を設置し将来的に道の駅に登録する予定。公募により施設名は「テオテラスいで」に決定。道の駅登録時も駅名は引き継がれることが決定している。「テオテラスいで」は2023年9月にオープン。国道24号線城陽井手木津川バイパスの開通後に道の駅登録を行う方針。
伊根町
1
既存の道の駅「舟屋の里伊根」の敷地内に観光ホテルの建設を計画中。しかし、「舟屋の景観に高層ホテルは似合わない」等、地元住民の反発により計画は宙に浮いた状態になっている。(2018年9月町議会の議論より)
宇治市
0
2021年8月に「お茶と宇治の町歴史公園」がオープン。2016年3月に開催された予算特別委員会で「お茶と宇治の町歴史公園」の道の駅登録に関して議論が行われたが、この施設は国道や県道に面しておらず、補助金が下りないため市側にとって旨味が無いということで道の駅登録は見送りとなった。その後は他の案件を含めて道の駅設置の議論は行われていない。
宇治田原町
0
国道307号線バイパス宇治田原山手線の開通を見据えて議員より道の駅設置の提案あり。町側は「道の駅は重要な観光等の拠点になると考えている」と答弁する一方、「適地となりそうな場所にはJA農作物直売所や道の駅的施設がある」と競合施設の問題を指摘。まずは2023年度オープンの中央公園においてマルシェなどの催物、イベント等を開催を通して地域の課題やニーズを的確に把握していく予定。(2022年6月町議会の議論より)
大山崎町
0
2014年策定の大山崎町都市計画マスタープランには、JR東海道本線の山崎駅の北側を「観光・交流拠点」と定義している。但し、整備方法に関しては記載されておらず、道の駅設置の可能性に関しても不明。なお。町議会では過去に一度も道の駅設置に関する議論は行われていない。
笠置町
0
町内にはレストランと温泉を備えた道の駅的施設の「笠置いこいの館」がある。今のところ町内では最も道の駅に近い施設だが、今のところ道の駅登録に向けた動きは見られない。なお「笠置いこいの館」は2019年9月から休業中である。
亀岡市
1
既存の道の駅「ガレリアかめおか」は物産施設、飲食施設共に他の道の駅と比較すると貧弱な印象。議員より市の特産品である丹波米、京野菜、亀岡牛等の亀岡ブランドを販売できる道の駅の新設の提案に対して、市側は「ガレリアかめおかに関して市観光協会や市内の農産物直売所などとも連携し、まずはさらなる交流人口の増加につながる機能の充実に努めていきたい」と答弁。道の駅新設に関しては「所管する部署などと連携し研究していきたい」と答弁している。(2019年12月市議会の議論より)
木津川市
0
2022年度の予算に「賑わいの拠点調査委託料」という名目で2000万円が計上された。市議会の一つの会派がバイパス整備に合わせて木津川橋北側ににぎわい拠点として道の駅の開設を中心とした大規模な整備構想の策定を求めているが、議員より「賑わいの拠点調査委託料」と道の駅事業の関連性について質問あり。市側は「我々はまだ道の駅という表現はしていない。賑わいの拠点ということで事業を進めている」と答弁。ただ、防災拠点とする検討も行われており防災道の駅を目指す可能性もある。「まだ発表できる段階ではないが、いろいろの角度から検討はしていきたい」と防災道の駅を目指すことを示唆する発言もしている。(2022年2月市議会の議論より)
京田辺市
0
2021年3月の市議会で2人の議員から2つの道の駅設置提案あり。一つは京奈和自動車道の田辺西インターチェンジ西側にある防災広場を道の駅として活用するもの。これに対して市側は「24時間トイレ、駐車場、運営コストなどハードルが高い」と道の駅設置を否定。もう一つは市やや北部の一休寺周辺の活性化のために道の駅を設置するというもの。これに対しては市側は「周辺住民や農家の方など市民の方に理解をして頂くことが大事だが、今後、研究、検討していきたい」と答弁している。
京丹後市
3
2014年度に「(仮称)久美浜一区まるごと」が重点道の駅候補に選定され、久美浜湾岸にある「豪商 稲葉本家」を中心とする道の駅が2015年度にオープンすることが発表されたがその後計画は延期。2016年6月の予算常任委員会で「地域おこし協力隊が赴任予定で久美浜一区まるごと道の駅事業等の企画運営にあたる」という発言を最後に道の駅「(仮称)久美浜一区まるごと」に関する議論は市議会および委員会では途絶えている。既に市のホームページから久美浜一区の重点道の駅候補選定のニュースは削除されており、計画は断念した可能性が高い。なお、久美浜一区とは別件で、2018年9月の議会で今後市内に建設予定の山陽近畿自動車道に関連して、市側は「インターチェンジ近辺に道の駅等の休憩施設の必要性を感じている」と答弁している。こちらは2021年3月の市議会でも継続審議されており、現在も検討中の模様。
京丹波町
4
既存の道の駅「和」は2020年3月にリニューアルオープン。また「瑞穂の里・さらびき」は大規模リニューアルを検討中。これら2つの道の駅は旧国道沿いにあり、京都縦貫自動車道が全線開通したことによる沿道の交通量の減少が経営に大きな打撃を与えている。町側はリニューアル後の巻き返しに期待を寄せている。一方、京都縦貫自動車道のPA内にオープンした町内4つ目の道の駅「京丹波味夢の里」は好調を維持。2020年10月に道の駅隣接地にホテルがオープンした。
京都市
1
議員より名神高速道路の京都東IC付近(山科区)に道の駅設置の提案あり。市長は「道の駅のような施設の設置は事業主体や用地,採算性の確保など課題も多いが、地域活性化,道路・交通,農業・伝統産業の活性化など様々な効果も期待できる大変魅力的な提案」と評価。「複眼的,中長期的な視点を持って研究していきたい」と答弁している。なお、過去の伏見区基本計画に記載されていた「高速道路のインターチェンジと鉄道駅をつなげる道の駅の整備やパーク&ライドシステムの導入の検討」という項目は2021年度の改訂版(伏見区基本計画2025)からは削除された。伏見区の道の駅計画は頓挫した可能性が高い。(前半部分は2022年5月京都市会の議論より)
久御山町
0
町内には道の駅的施設の「まちの駅クロスピアくみやま」がある。経費抑制のため今のところ道の駅登録申請は行わない予定。
城陽市
0
城陽市では梅の郷青谷づくりの拠点場所として2018年オープンの道の駅構想が存在したが、立地候補地が道路予定地と重なったため場所に関しては白紙撤回。その後も道の駅構想自体は存続していたが、市内にアウトレットモールがオープンする等、道の駅が無くても集客力がある街に変化したことから道の駅構想自体も変化しつつある。市側は「道の駅という看板は非常に集客力がある。しかし、アウトレットモールの開業により集客力は既にかなりのものがあるので、必ずしも道の駅という形態である必要はない」と答弁している。(2020年12月市議会の議論より)
精華町
0
2022年9月の町議会で議員より町内へ道の駅設置の提案あり。町側は「道の駅は道路管理者と市町村で連携して設置するパターン、市町村単独で設置するパターンの2つがある。道路管理者側から道の駅設置の予定は聞いていないし、町単独で道の駅を設置する予定もない」と道の駅設置を否定。過去(2016年6月議会)には「京奈和自動車道路のパーキングエリアの計画があれば防災機能強化と地域振興につなげるべく道の駅設置を要望していきたい」と町側は答弁していたが、こちらに関しても特に進捗は見られない。
長岡京市
0
市の北部エリアに道の駅を計画していたが断念することとなった。2019年度に民間企業24社が参加する道の駅のサウンディング調査が行われたが、提案された内容はスーパーマーケットやフィットネスのような商業的な要素が強い提案であり、市が議論してきた政策目的に合致しなかった。唯一、観光振興や農業振興に合致するような提案をした事業者からは、事業リスクの視点から、公設民営での設置や公共施設と併設した形態でなければ難しいとの意見で、この場合、市の投資が大きく、抱えるリスクも大変大きなものとなり、これまで議会で議論をしてきた民間投資を期待する整備という考え方との整合性をとることが難しいと判断した。これにより1997年から始まった長岡京市の道の駅構想は断念という形で終結した。(2020年2月市議会の議論より)
南丹市
3
議員より市中央部の国道372号線近くの南八田地区にある「あかまつの丘西本梅」を改修して道の駅に登録する提案あり。市長は周辺の交通量が少ない点と財政的負担が大きい点で現時点での道の駅登録には消極的。但し、長期的には「道の駅第3ステージでは防災拠点、子育てサービス、学生のインターンシップなどを実践する場として取り組みを進めていくことを求められている。中期的に展望しながら、課題も検討しながら、前に進んでいく方法を模索していきたい」と将来的な道の駅討論は否定していない。なお、既存の道の駅「美山ふれあい広場」は2016年度の住民サービス部門モデル道の駅に選定。「スプリングひよし」は施設管理を民間に移譲し更なる活性化を図る予定にしている。(前半部分は2021年3月市議会の議論より)
福知山市
1
利用者低迷が続く既存の道の駅「農匠の郷やくの」は再構築を検討中。2021年7月にサウンディング型市場調査を実施した。その結果、屋外敷地を利用したキャンプ事業であれば一定のニーズがあるとの回答。トライアル期間限定とはなるがキャンプ場をオープンさせた。また市南東部の三和地区の活性化事業の一つとして給食センター跡地への道の駅的施設設置が検討されていたが、道の駅ではなく障害児療養施設が建設されることになった。(2021年12月市議会の議論より)
舞鶴市
1
市北部の「赤れんがパーク」に隣接する旧防衛相用地に道の駅機能を含むまちづくり事業(通称:赤れんがパーク事業)を策定中。ただ、2017年までは「道の駅」としていたこの事業だが、2018年以降は「道の駅」という言葉が消えている。まだ水面下で道の駅登録を進めている可能性は残されているが、道の駅登録は見送りにした可能性の方が高そう。

市町村
市町村
既登録数
状況
状況詳細
南山城村
1
2015年秋に登録された「お茶の京都 みなみやのしろ村」は2017年4月にオープン。場所は国道163号線バイパス沿い。2015年度の重点道の駅に選定されている。年間利用客は村の人口の250倍以上となる約70万人。今後は道の駅に立ち寄る利用客を村内の観光施設に誘導する施策を検討していく方針。(2021年3月策定の南山城村観光振興計画より)
宮津市
1
既存の道の駅「海の京都宮津」は観光案内所が中心の小さな道の駅だが、現在、食の魅力向上を計画中。2022年度の予算に「食のTABLE事業」として54万6千円の予算が計上された。観光案内所の利用客は2020年度が3万9千人。物産施設は民間施設のため利用客数は発表されていないが、売上(2019年度)は1億4千万円となっている。(2021年~2022年市議会の議論より)
向日市
0
JR向日町駅の北側の土地300坪を町が購入。その場所に道の駅的施設「まちてらすMUKO」が2020年11月にオープンした。この施設に関して2017年12月市議会で市長は「道の駅にしない」と発言。2018年3月市議会では一転して「道の駅整備事業の一環とする」と発言。最終的には道の駅には登録されずにオープンした。
八幡市
0
市東部の上津屋地区にJA農作物直売所が入る交流施設「やわた流れ橋交流プラザ四季彩館」がある。元々は道の駅に登録するプランが存在したが、道の駅の制度上、登録が難しく(何が難しかったのかに関しては不明)道の駅登録は断念した。その後は市議会で道の駅設置に関する議論は行われていない。(2019年6月市議会の議論より)
与謝野町
1
既存の道の駅「シルクのまち かや」は2014年度の重点道の駅候補に選定されているが、経営不振のため2017年4月より閉鎖。2017年6月より「野菜の駅」として農作物直売所のみ再開した。2023年度より指定管理者制度を導入して道の駅再生を図る予定だったが、野菜の駅を経営する滝・金屋農業振興会は応募しなかった模様。指定管理者制度を通して観光面の一層の充実を図っていく計画だったが、先行きは不透明な状況。(2022年12月町議会の議論より)
和束町
0
かつて京都府最初の道の駅「茶処和束」が存在したが2004年3月に登録抹消。2013年に兵庫県の道の駅「山崎」が登録抹消になるまでは、全国で唯一登録抹消となった道の駅だった。現在、ミニ道の駅的施設の茶源郷和束・縁側カフェがあるが、道の駅に登録されることは無さそう。